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コロナ禍での生活、練習、そして試合

3月末に3年日記を買って書き始めたからでしょうか。SNSでの投稿頻度がすっかり低くなって、本当に久しぶりのノート記載になります。
その間にコロナ禍で世の中は大きく変わってしまいました。
今回はこの半年であったことをまとめてみました。

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コロナ禍の影響で、2020年のトラックシーズンは7月4日のホクレン・ディスタンスチャレンジ士別大会が幕開けとなりました。
GMOインターネットグループ(GMOアスリーツ)は怪我や体調不良もなく13名全員がいずれかのレースに出場(7/4士別、7/8深川、7/15網走、7/18千歳)。ホクレンシリーズを終えて自己新記録11、組トップ4(日本人トップ含む)という成績でした。他チームでも日本新記録や大幅な記録更新があったので、単純に比較はできませんが、コロナ禍で4、5月と2ヶ月間も自主練習期間があったにも関わらず、誰一人欠けることなく試合に出れたことはチームとして大きな収穫だったと感じています。

自粛期間中は、週1回のペースでZoomによる面談は行なっていましたが、週ごとの練習スケジュールは基本的には選手たちに任せていました。感染予防を考えると、免疫を落とさないことが大切だったので、日々の体調をそれぞれで管理しながら自主練習を行う形にしていたのですが、それが良い意味で己を知る機会となったようです。
緊急事態宣言が明けて、感染予防を徹底したうえでのチーム活動が再開すると、選手たちは水を得た魚のように生き生きと練習に取り組んでいました。

コロナ禍以前、全体で集団で行っていた練習は、少人数や個別で行う形にしたり、給水も個別にボトルを用意して各自で取ってもらったり…スタッフも選手も手間は増えたけれど、チームとして活動できることの喜びや、サポートしてくれたり、切磋琢磨したりする仲間がいることがどれだけ素晴らしいことかをみんな再認識したようです。
私個人としては、自粛期間中にこれまでになく家族と一緒に過ごして、その大切さ、ありがたさが身にしみました。
私は早大競走部に入った18歳から、32歳で現役を引退して指導者となり49歳になった今も、競技を中心とした生活をしているので、合宿や試合で家を留守にしがちです。特に実業団チームの監督となってからは、年の3分の1は遠征先のホテルや旅館に泊まっています。『旅好きな自分には最適』と思っていましたが、自粛期間中、家族と毎日毎食顔を合わせる生活をしてみると、もちろん時には妻や子どもたちと派手なケンカもしましたが、それはそれでとても幸せなことだなと感じました。
またZoomを利用して、これまでゆっくり会えなかった友人と話したり、資格習得に挑戦してみたりしたことで、自分を見つめ直し磨く時間を持つこともできました。

感染予防のうえでは、スポーツビジネスも非常に厳しい状況にありますが、会社のサポートのおかげで私たちは日々やるべきことに取り組める環境にあります。今はそのことへの感謝の気持ちを忘れず、そして一刻も早く事態が収束することを祈るばかりです。