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宇宙と僕の思い出   JAXA H3ロケット打ち上げ成功

こんにちは。

2024年2月17日 H3ロケットの打ち上げが成功しました。
僕は昼から仕事でしたので、午前中はパソコンに張り付き成功を祈っていました。一昨年ほどに発射されたH3ロケットの初号機は、第二段エンジンに着火できず、司令破壊を行いました。その時も日程が合い、ライブ中継を見ていました。
それから約一年。

今回は見事大成功です!!! おめでとう御座います。数えきれない勇気と希望を齎したと思います。僕も数日経った今でも、ふとした時に多幸感が込み上げてきます。

JAXAホームページから抜粋します。

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターから2024年2月17日9時22分55秒(日本標準時)に、H3ロケット試験機2号機を打ち上げました。
ロケットは計画どおり飛行し、第2段機体を所定の軌道に投入するとともに、打上げから約16分43秒後にCE-SAT-IEを分離したことを確認しました。
 また、第2段機体の地球周回後のデータにより、TIRSATへの分離信号送出、第2段機体の制御再突入の実施、ロケット性能確認用ペイロード(VEP-4)の分離を確認しました。

https://www.jaxa.jp/press/2024/02/20240217-1_j.html

映像然りですが、活字で結果を見ると嬉しさが一入ですね〜。

ロケットには色々な思い出があります。
小学生の頃に「少年の家」に出かけ、他の小学校の仲間と一生にペットボトルロケットを作成して飛ばした記憶。
朝ドラの「満天」にハマり、宇宙飛行士に憧憬した記憶。
他にも色々ありますが、そんな中でも自宅の庭から見上げ記憶が鮮明に残っていますので、記事を綴りたいと思います。

おそらく中学生の頃でした。母より目線が高くなった頃ですので、おそらく間違いないと思います。
早朝、母から庭先に呼ばれます。僕は朝は強かったので、起きていました。
庭先にでると、薄暗いなかに、空を真っ二つに切り裂く雲が目の前にありました。雲は朝日を浴びて赤く色づき、風に揺られて変形したのか、昇り龍のように見えます。美しくありますが、世界の終わりを告げるような悪魔的な色でもあります。
母と「なんだろうね?」と顔を見合わせました。
現代ならインターネットやSNSですぐに情報を得ることができるでしょうが、当時僕の家にあった情報源はテレビと新聞と人伝いで聞ける情報のみ。瞬時に回答に導くことはできません。
しばらく、揺曳する雲を眺め、雲の先端の切れ具合から、ロケットだろう、と結論付けました。
導いた結論の正をどこで確認したのかは覚えていません。まあ、結論はどうでもよいのです。暁闇に母と見上げたロケット打ち上げの記憶が重要であり、僕の生涯に影響を与えた瞬間だったことは間違いありません。


さてさて、思春期に抱いた宇宙への憧憬はどこへやら・・・、宇宙とは無縁の仕事をしているなあ・・・と、思っていたのですが、改めて考えてみますと、記事を書いている僕も、花子出版の記事を読んでくださる方も、色々な職場も、食べるものも着るものも、全て宇宙の一部であり、この哲学や思想すら宇宙の一部であります。
ですので、開闢的な大きな括りで宇宙産業の一つと言えば、すべてが宇宙産業の一つと言えるのではないでしょうか。かなり強引な理論ではありますが。
僕の宇宙への夢は夢として心の中で生き続けるでしょうし、日々の営みは宇宙の端くれの戯言であるので、宇宙産業に関わっていると誇りに思い、有意義な日々を送っていきたいと思います。


お読みいただきありがとうございます。
またお会いできれば幸いです。


花子出版    地球支社   倉岡剛


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