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マンガ「僕の妻は発達障害」を読んで、自分自身とも向き合っている話 【夏の読書感想文#22】


ほっこりして、泣けて、でもすごく、リアル。
「大人の発達障害」の身内と、周りの人たちの日常がここにあります。

「僕の妻は発達障害」
ナナトエリ・亀山聡

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以前1・2巻を読んでいた本作の最新3巻が発売されていたので読みました。

3巻は、発達障害のある妻・知花の周囲……親、職場の人との関係性についてが中心。
特に、まだ「発達障害」というものの認知度が低かった時代の幼少期の知花と母との関係性は、見ていて胸が締め付けられました。

職業柄、傾向のある子、診断がついている子、診断を受けるように専門機関と繋げる子……とも関わることも多いから余計です。

周囲の人も大変でしょうが、一番大変なのは本人なんですよね。

また、私自身、診断はついていませんが、ADHD傾向がある、と自分で思っていて、自分なりに対策を立てて生活しています。「僕の妻は発達障害」と出会ったきっかけも、大人の発達障害の本を読み漁っていたときでした。

私も今、知花がやっていた「持ち物は貴重品など最小限」「ボディバッグに入れて肌身離さず持つ」「出かける前に指差し確認」を取り入れてみています。

(貴重品をなくしたり忘れたりを繰り返していましたが、いい加減、子供もいる身でアレコレ失くしまくるのは流石にまずいと思い……色々試しているところです😇)

知花について、細かい診断名も説明されていないし、解説などもついていません(あと書きに書かれていますが、これは「わざと」だそうです)
でも、ほんっと、細かく書き込まれていて、読むたびに「ああ、これはこの対策なんだな」とか「こういう傾向があるから、こういう言動してるんだな」とか、発見が沢山あります。

診断がつかなくても、「こういうところ自分もあるな」という凸凹は、多くの人が当てはまるところだと思います。
発達障害のある人や、その周囲の人が見える世界を、本当にリアルに描いているマンガ。

1巻はKindle Unlimitedで無料で読むことができます!興味ある!読んでみたい!という方は是非!🥺


---☕️🕊---

猪狩はな 💙@hana_so14
https://twitter.com/hana_so14

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