「人生の雨の日」の乗り越え方
*結婚式の特別感や幸福感を、結婚式じゃなくて”毎日”、花嫁・花婿じゃない人にも感じてほしい!
このnoteではウエディングプランナー × キャリアコンサルタントが「日常を特別にする方法」や、婚活女子・結婚準備中の方々に「本当に必要な結婚準備」をお届けします✎𓂃ᐝ
進学や就職、異動、結婚などで環境が変わる時
転職や新しいチャレンジで自ら環境を変える時
わくわくする前向きな気持ちとともに、緊張や不安を少しでも感じることありませんか?
または何かが変わり新しい状況に身を置いた時
前は良かったなあ…と過去を懐かしむと同時に、損失感や空虚感に襲われたり。
私も、ウエディングプランナーからマネージャー職に昇格した時、会社に認められて嬉しい気持ちが一番だったものの「もう最前線でお客様と結婚式を創っていくフェーズが終わったんだ」と寂しい気持ちになりました。
誰しもこの経験をしたり、これからするかもしれません。
このもやもやと晴れない気持ちで過ごす「人生の雨の日」の乗り越え方を「キャリア理論」で解説します。
人生の転機とは
就学、就職、転職、転勤、昇進、結婚、出産・子育て…
人の生涯には様々な節目がありますが、どれもが「転機」です。
「マリッジブルー」「マタニティブルー」なんて言葉もありますが、プライベートや仕事において、変化や新しい役割を前向きに受け入れて飛躍できるか、それとも以前の自分を引きずったまま変われないのかはこの転機の過ごし方が重要になります。
心理学者のウィリアム・ブリッジズはこの「転機」を
「内面の再方向付けや自分自身の再構築をすること」
と定義し、3つのステップにわけました。
ブリッジズの転機の理論
1.何かが終わるとき
「転機」は、何かとの繋がりが終わることから始まるという考えです。
新しい仕事に就く時、それまでの仕事を手放す
新しい職場に勤める時、それまでの職場から去る
ライフステージが変わる時、それまでの土俵から次の土俵に行く
こんな体験は、誰もが1度はあるのではないでしょうか。
ブリッジズは、この「終わりを受け入れる」ことは、
しばしば心理的な不安をきたすと述べています。
安定した環境を手放すことや、
早く抜け出したい!と思っていた環境だったとしても
慣れているものを手放すことには不安も感じますよね。
大切なのは、これまでの自分は一旦リセットされたのだと受け入れ、次のステージを見据えることです。
変化はここから始まります。
2. ニュートラルゾーン
「ニュートラル:中立」という意味の通り
新しい環境や役割にまだ完全に馴染めていない段階です。
試行錯誤したり、混乱したり、周囲から指導されることもあります。
ブリッジズはこの段階にいる人が抱く心理について、次のように解説しています。
ニュートラルゾーンで過ごす時間の必要性を認めなければ、その状況から得ることはできないということです。
新しい状況を手探りで進むことには不安やストレスを感じますが、新しい自分を始めるために、必須の時期です。
ニュートラルゾーンの意味を見出すための方法として
静かな場所でひとりになれる時間をできるだけ確保し、日々の出来事を言語化して記録したり、休息したりすることを心がけるのが良いとされています。
これまでの人生を振り返り、自分自身と徹底的に向き合う時間をつくることで、これまで気づかなかったり、忘れていたりした「本当の自分」が見えてきます。
3. 新たな何かが始まる時
終わりを受け入れ、ニュートラルゾーンでの体験が十分に達した後、初めて生まれ変わり、新たな出発をすることができます。
だからといって、「古い自分」がすぐにいなくなることはありません。
人生の新しい局面は明確になるのではなく、過去と現在を行きつ戻りつしているうちに、少しずつ「古い自分」と「新しい自分」が融合し、新しい立場に相応しい行動を取ることができるようになります。
終わりが統合されていたものを崩す段階である一方、始まりは新しい自分を再統合していく段階です。
大切なのはニュートラルゾーンでの過ごし方
空虚感に襲われたら「自分が今ニュートラルゾーンにいる」ということにまず気づくこと。
寂しさや不安があっても、この気持ちが新しい自分になるために必要な感情だと受け入れ、元の場所に戻ろうとしないこと。
このもやもやとした晴れない「人生の雨の日」を乗り越えたら、新しい自分が始まります。
このnoteでは、ウエディングプランナー×キャリアコンサルタントが「日常を特別にする方法」や、婚活女子に「本当に必要な結婚準備」をお届けします。
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