見出し画像

Can you speak Japanese?

広島旅行一日目、

私達は市街地の端にあるお好み焼き屋さんに入った。割と一見さんお断りっぽい雰囲気たったが、19時ということもあり店内は空いていて、広島焼きや広島のレモンを使ったレモンサワーやレモンハイボールを頂いた。


一時間程度経つと、白人の男女二人組が入店した。

すると店主が


Can you speak Japanese?

Japanese menu only!!


と入店を断るようなきつい口調で発した。


私の考えでは

やはり原爆を投下したアメリカなどの国に対する不信感はまだなお消えていないのか。


と考え深いものがあった。


そして二日目、私達は7時に起床し早々と朝食を済ませると、

原爆ドーム、資料館へ足を運んだ。

資料館では「日本人観光客」「日本人修学旅行性」「外国人観光客」が1:1:1くらいの比率でいた。


外国人観光客もパネルや文書を凝視していて、

中には涙ぐむ方やディスカッションする英語の声が聞こえた。


その後、落ち着いて考えてみると、

外国の方が数ある日本の観光地で広島を選び降り立つということは戦争のことを学ぶ覚悟をしていることが予想される。

私自身、韓国で韓国の歴史館に伺うのは、周りの韓国人の視点や日本人としての罪悪感から躊躇を伴う。


そのような訪日観光客に対して、

Can you speak Japanese?

Japanese menu only!!

と現地の人が発するのは正しいのか?

と考えた。


また、今回の旅行を通して、

原爆について知識が深く、被害者としての教育を受けてきた広島県民。

原爆のある程度の知識を持ち、広島訪問を機に原爆のより深い知識を深めた日本人観光客。

加害者側の立場を理解して原爆ドームの資料館に足を運ぶ外国人。


三者三様の視点と当たり前を持つように感じた。

個人の視点は全て正しいわけではなく、当たり前ではないかもしれないと意識しないといけないと強く感じた。


理解した上で、どうアクションをとることがベストなのか、考えさせられる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?