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「知らない」ことを「知った」20代女子はソクラテスになれるのか
わたしはここ最近、無名人インタビューのグッズ開発というものを始めたわけだけど、かっこよく言うと商品開発しちゃってるんですよ。
具体的には、今、こんな感じで進めております。
一緒に商品開発に奮闘している、ソラちゃんことソラリスさんが記事にしてくれました。(人任せ)
商品開発と私
私は普段の仕事では公的機関の方を相手にしていて、商品開発なんてしたことがない。
さらに言えば、公的機関は税金で運営されているので、こういうことしたら面白そう、売れそう、みたいな思考回路で説得できるようなお客さんは基本的にいない。
(自分が納めた税金について「おもしろそうだからこの事業に税金1500万円投入します」とか言われたら嫌な気持ちになる人の方が多いんじゃないだろうか。)
つまり、無名人インタビューグッズ開発と普段の仕事では、エビデンスとして求められているもの・決断の基準になるものがまるっきり違っている。
まったくやったことがない方面に頭を使い始めて私は気付いた。
私、こんなに何も知らないんだ、って。
しかし一方で、分からないことが増えれば増えるほど、
南アルプスの水源のように湧き出る疑問と引き換えに、
分からないという事実が積みあがっていく感覚が確かにある。
逆説的だけど、分からないと思うことを出発点として分かる、というか。
分かると分からないでゲシュタルト崩壊しそう…
つまり、何が言いたいかというと、知らないということを知る、って、大事なんだと。
何を知らないかって、本当に何にも知らないとき、あるいは、知ろうとしないときには把握できていないものだから。
無知の知
そしてもう一つ気付いた。
これこそが、かの有名な、「無知の知」なのではないかと。
古代ギリシャの哲学者ソクラテスは、対話を通して「無知」であることを自覚させていたということだ。
ソクラテスが生きていたのは紀元前400年前後とされている。
約2420年の時を経てもなお、「無知の知」は人間にとっての重要な学びであるようだ。
20代女子、ソクラテスの言葉の意味を、なんと自力で実感した(のでは?)。
ソクラテスの言ってることはどうやらすごいらしいぞ、と実感した私も、ソクラテスにはなれないだろう。
きっとまだまだ分からないことが出てくるから、せめて、「分からない」のプロになるつもりでやっていくしかないんだろうなあ…
できないなあって思いながらできないことに向き合っていくのって本当に大変なこと。始めた当初は何が分からないかも分からなかったから不安とかそういう気持ちすらなかったけど、いろいろ不安になってきちゃいました。
さて、無名人インタビューのグッズは、本当に完成するのでしょうか。
今後に乞うご期待ということで…
アンケートにご協力いただいたいたみなさん、ありがとうございました!
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