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【体験談】自分の生理がおかしかったと気づいた話

 女性は早い子で小学校頃に初潮を迎え、生理との長い付き合いが始まることになります。将来妊娠を希望するにあたって大切になる生理ですが、みなさんは自分の生理が正常かどうか知っていますか?
今回は、私が自分の身体に向き合うきっかけとなったエピソードをお話したいと思います。現在妊活中の方はもちろん、将来に向けてお役に立てれば幸いです。

<このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です>

19歳頃まで生理に関心がなかった

生理が来ているから正常だと思っていた

 小学校5年生の頃に初潮を迎えた私は、生理というものに特に関心がなく、面倒だなぁ、蒸れて痒くなるから嫌だなぁという認識くらいしかありませんでした。将来結婚して、お母さんになることに憧れてはいましたが、生理が来ているのだから正常だろうという考えでした。
 周りの友だちの中には寝込んでしまうほど重い子もいましたし、学校に来られなくなってしまう子もいました。でも私は、お腹が痛くなって鎮痛剤を飲むことはあっても、寝込んでしまうこともなかったので、軽いほうなのかな?とすら思っていたくらいです。

遅れることもあったが、そういうものだと思っていた

 初潮後数年は、生理の周期が安定しないことはよくあるそうなので、生理が遅れることがあるのはそういうものだと思っていました。
記録をするアプリもなかった当時、前回の生理がいつだとか特に気にすることなく専門学校生まで過ごしました。今思えば、毎日忙しくて気にしていなかっただけで、1か月以上遅れることもあったような気がします。
 他には、経血の量が多いような気はしていましたが、身長が高いため人より多いのかな?程度に考えていました。

受診をして始めて正常ではなかったと気づいた

 19歳のときに、生理がしばらく来ていないことに気が付きました。当時彼氏がいたため、直接的な心当たりは薄かったものの念のため妊娠検査薬を使用しましたがもちろん陰性。その後2週間経っても来なかったため産婦人科を受診しました。
 受診をした際、前回・前々回の生理日を聞かれましたが記録をしていなかったために答えることができず、基礎体温も測っていなかったため、はじめて自分の身体について無関心だったことに気づいたのです。

また、問診をしているうちに、経血の量が人より多いということや、多分生理不順であることを教えていただきました。
更に、エコーで見ると多嚢胞性卵巣症候群の可能性があり、正常に排卵をしていない可能性があるとのことでした。

 無知なことを恥ずかしく思っている私に、先生は優しくアドバイスをしてくれました。

・今は妊娠するつもりがなく、関係ないと思っているかもしれないけれど、自分の身体を知ることはとても大切だということ。
・毎月生理日を記録することはとても大事だということ。
・できれば、基礎体温を測るとより良いということ。

今思えば基本的なことなのかもしれませんが、私にとってはすごく大きな出来事でした。

自分の身体を見つめ直して気づいたこと


 それから、生理日を記録し、基礎体温を測るようにしました。
他にもインターネットや本などで、女性の身体についての情報を集め、勉強するようにしました。すると、今まで知らなかったたくさんのことに気づくことになりました。

正常な生理はあまり遅れない

 まず驚いたことは、正常な生理は遅れないということです。
大体25日~35日周期が正常で、平均28日のサイクルで繰り返されることが一般的だという知識はありました。
しかし、25日で来ることもあれば、35日のとき、40日のときなど様々であっても、大体25~35日くらいで来ていれば正常なんだなと思っていました。

 しかし、記録をしてみてわかったことは、ストレス等遅れる原因がないときには『きっかり決まった日数で来る』ということでした。
こんなにピッタリなの!?と驚いてしまうほど、生理日予測通りに生理が来ていました。

 一方で、睡眠不足であったり、ストレスであったり少しのことでズレることもわかりました。予測通りに来るとき、ズレるときどちらも基礎体温でもわかるということもとても驚き、女性の身体は神秘的だなと思いました。

精神的な面でも自分を見直すことができるようになった

 記録や基礎体温から生理を予測することで、生理前に頭が痛くなることや、イライラしてしまうことなど、事前に心の準備ができるようになりました。
そうすることで、感情がコントロールできるようになったり、無理はしないで休息をとったりするなど、精神的な面でも自分を見直すことができるようになりました。

妊娠時にも役に立った

 妊娠をした際にも、前回の生理・前々回の生理がわかること、そして基礎体温をしっかりとつけていたことから、妊娠したことに早い段階で気づくことができました。もちろん、排卵日も予測できたので、妊娠を希望していないときには注意し、妊娠を希望しているときには意識するようにしました。
 妊娠後に受診した際、最初に受診したところと別の産婦人科でしたが、しっかりと基礎体温をつけていたことで、診察しやすいと褒めていただきました。

実は自分の身体のことを知らない人も多い

 私は偶然、生理が遅れたことによる受診で異常に気付くことができましたが、受診をしなければきっと将来妊活をするまで自分の生理は普通だと思い、自分の身体に無関心のままだったかもしれません。

 知人でお子さんが3人いるにも関わらず『排卵日』というものを知らない方がいました。旦那さんと仲良くしていると自然に妊娠すると…。基礎体温のことも知らず、生理日の記録もしていないから、毎回赤ちゃんの大きさから予定日を推測するそうです。
 他にも、3ヶ月以上生理が来ないけれど、いつものことだから気にしていない!という方もいました。
妊娠していることに気づかず腹痛が来て、救急車を呼んだら陣痛で、受け入れ先が見つからず大変な思いをし、なんとか出産できたが母子手帳も赤ちゃん用品の準備もない…という方も実際に身近にいらっしゃいました。

 そんな色々な話を聞いて、“実は自分の身体のことを知らない人も多いのではないか”と感じて、今回の記事を書きました。
人それぞれなので、それがいけない、自分の身体を知っていることが正しいというわけでは決してありません。
しかし、妊娠に気づかなかった方は母子ともに命の危険にさらされましたし、いつか妊娠・出産を希望しているのであれば予め自分の生理・身体のことを知っておくことは大切なのではないかと感じます。

最後に…


 いかがでしたでしょうか?今回は、私の体験談をご紹介しました。
もし同じように、「生理遅れることもあるなぁ」「本当に正常な生理なのだろうか?」と少しでも疑問に思っている方がいたり、「排卵日っていつなんだろう?」と思う方がいたら、これをきっかけに興味を持ってもらえたらうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!


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