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【知らないと危険!】赤ちゃんの便秘体験談

 2021年、我が家に娘が生まれました。現在は1歳半を過ぎ幸い便秘を解消することができましたが、生後2ヶ月頃からは酷い便秘に悩まされ、病院を受診した経験があります。「多少の便秘でも、いつかは出るでしょう!」と気楽に考えていましたが、便が出ないと身体にとてもよくないということを知りました。今回は、赤ちゃんの便秘の危険性や、便秘になってしまったときの対処方法を、体験談を交えて書きたいと思います。

<このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です>

赤ちゃんの便秘の原因は?

 赤ちゃんは腸などの消化器官が未熟なため、便秘になりやすいと言われています。その他にも、便秘になってしまう原因がありますのでご紹介します。

・母乳ではなく粉ミルクを飲んでいる
 母乳と比べ粉ミルクには乳糖が不足しているため、便秘になりやすいようです。とはいえ粉ミルクが必須のご家庭もありますので仕方がないといえます。後にこちらについての対処方法もご紹介いたします!

・赤ちゃんの体質
 その子によって便秘になりやすい・なりにくいという体質があります。保育園に勤務をしている際に、「他の子よりも腸が長いため便秘なんです」と教えてくださったお母さんがいて、腸の長さにも個人差があることにとても驚いた記憶があります。このような例の他、排便をするときの腹筋力であったり、運動量などでも便秘になりやすいことがあります。

・水分が不足している
 母乳やミルクの量が足りないと便秘になりやすくなることがあります。とはいえ昔のように白湯を飲ませたり、離乳食前に果汁を飲ませることは今は行っていません。離乳食が始まる前までは、母乳・ミルクで大丈夫と考えられています。
また、離乳食がはじまったあとに摂取する水分量が減り、水分不足による便秘になってしまうことがあります。

便秘対処方法

 それでは、赤ちゃんが便秘かも…と思ったときにはどのような対処をしたらいいのでしょうか。

粉ミルクのメーカーを替えてみる。
 粉ミルクはメーカーによって成分が異なっています。赤ちゃんの体質に合う・合わないがあり、このミルクは便秘になりやすい、このミルクは便秘にならないといったことがあります。
これは、『このメーカーが良い』『このメーカーが便秘になる』というわけではなく、赤ちゃんの体質との相性になりますので、試供品をもらったり、少ない容量の物を購入して試してみるしかありません。とはいえ、生後早い段階で便秘になってしまい、特に完全ミルクで育児をしている場合には試してみるのもおすすめです。

・ベビーマッサージ
 赤ちゃんとのスキンシップを兼ねてベビーマッサージをしながらお腹周りのマッサージをすることで血行がよくなり、排便に繋がることがあります。
うちの場合は体温が低めの私よりも、手の温かい夫が撫でた方が排便に繋がっていました。赤ちゃんとの絆を深められるメリットもありますので、ぜひやってみてくださいね。

・綿棒浣腸
 綿棒(大人用)にベビーオイルやワセリンを塗り、赤ちゃんの肛門内に挿入、ゆっくりと刺激をすることで排泄を促します。
勢いよく出ることがあるので、周りには新聞紙やペットシーツを敷き、オムツはお尻の下に敷いたまま受け止められるようにしましょう。ビニール手袋もすることをおすすめします。

・受診をする
 便秘が続く場合、何か病気が隠れていることがあります。安心のためにも受診をし、お医者さんに対処方法を聞いてみましょう。必要に応じて検査をしてくれ、下剤を処方してくれることがあります。

【体験談】3日間ウンチが出ない…!

受診の目安ってどのくらい?

 生後すぐの頃は母乳・ミルクの度に排便をしていた娘。その後、1日2~3回の便に落ち着いていました。
しかし生後2か月を過ぎたあるとき、丸一日便が出なかったのです。心配に思いましたが、元気で機嫌もよかったためそのまま様子見をすることに。
 更に次の日も出なかったため、インターネットで赤ちゃんの便秘について検索。すると、あるサイトには受診の目安は『3日~5日以上』と書かれていました。その時には、「そんなに出なくても大丈夫なのか…」と思いましたが…。

その子によって受診の目安は異なる

 夕方の沐浴時、服を脱がすと明らかにまん丸でポンポンに張ったお腹になっていました。その後、夜にかけて機嫌が悪く、普段よく寝ていた娘が珍しく夜泣き…
もしかしたら便が出ていないのが原因?と思い、翌日受診をすることにしました。

受診をすると、綿棒浣腸のため看護師さんに別室へ連れていかれる娘…。
そして、便を出してもらった後、自宅用に液体の下剤を出していただきました。
そして先生には、このように教えていただきました。

・受診の目安はその子によって違う
・インターネットに書いてあったような3~5日以上というのはあくまでも機嫌がよく、食欲があり、元気なとき。異常があるようだったら1日出ないだけでも受診してほしい。

このお話を聞き、今の娘にとっては2日出なかっただけでとても苦しかったのだと気づきました。

 同時に綿棒浣腸を教えていただき、自宅でも簡単に行うことができる、行って良いということを知りました。

ドキドキ…綿棒浣腸

 それからは、処方された液体の下剤と綿棒浣腸を併用するようになりました。しかし、下剤に関してはあまり効果を感じません。1滴から始め、多くても4滴までと言われましたが、4滴飲んでも出ないのです…。(これも体質によるようです)

なので、ウンチがしばらく出ていなく、お腹が張ってきていると感じたときには教えていただいた綿棒浣腸をするようにしました。
機嫌が悪かった娘も綿棒浣腸で排便をすることができれば、スッキリするのか機嫌がよくなっていました。

しかし、しばらくするとあることに気づきました。
綿棒浣腸でしか排便をしていないのです。
『このまま自力で排便できなくなってしまったらどうしよう』と心配になりました。ちょうど3ヶ月検診があったので先生に聞いてみたところ、このように教えていただきました。

綿棒浣腸はどんどん使って大丈夫。癖になることはないので、毎日でも。
理由として、赤ちゃんが排便を嫌がるようになる方が問題
溜まっていて苦しかったり、便をするときに痛い思いをしてしまうと、排便自体を嫌いになってしまい、排便をしようとしなくなってしまうことがある。
そうならないためにも定期的に綿棒浣腸で出してあげる方がいい。

癖になることはないと聞いて、本当に安心しました。

娘に効果があった便秘解消方法

 結局娘は、離乳食が始まる前のミルク期間では便秘を解消することができず、綿棒浣腸での排便ばかりでした。その後、離乳食が始まってしばらくすると便秘が解消されました。そこで、離乳食開始後からになってしまいますが、便秘解消に効果があったものをご紹介いたします。

1、オリゴ糖

 オリゴ糖は便秘に効果があるとされています。離乳食に少量混ぜて与えることで、排便を促すことができました。注意点としては、原材料にハチミツが含まれているものがあるということ。1歳未満の赤ちゃんにはハチミツは厳禁ですので、原材料をよく見て購入するようにしましょう。

2、バナナ

 比較的早い段階から食べることができ、赤ちゃんも好んで食べるバナナ。娘も大好きでしたが、食べた日にはスムーズに排便することができていました。注意点としては、甘くておいしいため、あげすぎると赤ちゃんがバナナを気に入りすぎてしまい他のものを食べなくなってしまうということがありますので気を付けましょう。

3、納豆

 我が家では、一番納豆が効果があったように感じます。今でもウンチが固めだったり、出にくい様子があると納豆を食べるようにすると、数時間後にはスルリと排便に繋がっているように思います。

赤ちゃんによって合う、合わないがあるかと思いますが、参考になれば幸いです。

最後に…

 今回は赤ちゃんの便秘について書きましたが、いかがでしたでしょうか?
便秘が続くと食欲がなくなってしまったり、嘔吐や発熱をしてしまう場合があります。
赤ちゃん自身も苦しい思いをしてしまって可哀想ですので、早めに気づき、対処をしてあげられるといいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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