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「1人でラーメンを食べに行く」をやってみた。

「よし!ラーメン食べに行こう!!」

仕事帰りに、ふと思い立って行くことにした。


いつか、やりたかったこと。
いつか、できるようになりたかったこと。



そう、
生まれて初めて 

「1人でラーメンを食べに行く」

をやってみた。




ラーメンなんて1人で食べに行ったらいいじゃん!
なんて声が聞こえてきそうだが、18歳から旦那さんと付き合ってきている私は、「1人でどこかに食べに行く」機会が圧倒的になかった。

コンビニで買うのはok。
誰かと食べに行って店員さんを呼ぶのもok。
注文するのもok。

でも1人で頼んで1人で食べるのは無理だった。
「見られる」ことへの抵抗が半端ない。

そう思って行けなかった。



1人で行くのは初めてのお店だけれど、よく家族で行く中華屋さん。中国人の奥さんがいつもニコニコ迎えてくれて、片言の上手な日本語で注文を聞いてくれる。
とても居心地のいい中華屋さんに、今日は初めて1人で行ってみた。



駐車場に車を停め、堂々とお店に入る。

最近、前髪を伸ばし始めて「可愛さ」よりも「大人さ」を極め始めた私は、今、ちょっと無敵状態である。

前髪がなくなり、視界が広がると、世の中がよく見える。世界が明るい。



「イラッシャイマセ~」
いつものように笑顔で迎えてくれる店員さん。

「こんばんは~」とにこやかに挨拶を交わす。
無敵だ。ふはは。

「何名様デスカ~?」
と聞かれたので、

「あ、1人です。」
とニヤッと笑う。


「ア、スミマセン。オ好キナ席、ドゾ~」
と案内してくれた。



1人でラーメンを食べに行く挑戦には相応しく、他のお客さんは誰もいない。
平日とは言え、19時に誰もいないお店。

ありがたいが、ちょっと経営が心配にもなった。




テーブル席に座り、メニューを眺める。
が、もうすでに頼むものは決まっている。

お水を持ってきてくれた店員さん。
まだこれから選ぶだろうと席を離れようとする店員さんに、「あ!中華そばの醤油お願いします!」と、メニューに指をさしながら伝える。


ここの醤油は自家製醤油。添加物を一切使わないというこだわりっぷりのラーメンはスープまで美味しい。むしろスープが美味しい。スープだけでもいいくらいだ。


私のためだけに店員さんが歩いて注文を聞きにきてくれて、私のためだけに厨房に注文がオーダーされる。


そして、私のためだけに作られるラーメン。


なんとも感慨深い。。



主婦の方ならわかると思うけれど、いつも作るのは自分。片付けもテーブルに持っていくのもほぼ自分。そんな私が、ただ座って待っているだけでラーメンが運ばれるのだから、なんとも感慨深い。

誰もいなくて、私のためだけに…。
なんとも嬉しい…


そんな感動を噛み締めること数分間。



じゃーーん!!!


私のためだけに作られたラーメンが運ばれてきた。

なんか、めっちゃ嬉しい。
心の中では、「わぁーー!きゃーー!!」である。


「ドウゾ~」
と運んでくれた店員さんに

「ありがとうございます」
と応え、

割り箸を割り、手を合わせる。


「いただきます。」



まずはスープから。


あぁ…
いつも通り安定の美味しさ…。

ここのスープ本当に美味しい。

カツオか?カツオなのか?
この和風の味がめちゃくちゃ美味しくて好き。
味がやさしい。

自家製チャーシューも美味しい。
甘くて好き。


そして、、、
周りの目など気にせず、一気に食べる。


スープ→麺→チャーシュー→水→スープ→麺→スープ→たまご→麺→水→チャーシュー→スープ…

美味しい!!!

周りの目なんて気にならないっ!!
(そう、誰もいない)



美味しくって、嬉しくって、
一気に食べた。


完食~!!!



いやぁ~、美味しかった…!!!!!
満たされた!!!

レジで会計を済ませ、
「ご馳走様でした~」と伝え、お店を出た。






いやぁ~、やりました!!
初!!「1人でラーメン」!!!

やればできたっ!!
やったー!! \(^o^)/
嬉しい~!

達・成・感!!!✨


今回深く感じたことは、「店員さんの愛情」。
個人経営している店員さんにとっては、お客様が来てくれることは喜びであり、それが1人であろうと家族であろうと嬉しいものだろうなぁと思った。

「ご馳走様でした」と伝えた時の店員さんの嬉しそうな顔。これ、また他のお店でも味わいたいなぁ~と思いました。


そしてチェーン店などバイトさんが対応してくれる場合なら、きっと家族だろうが1人だろうが気にしないだろうから私も気にしなくていいわけか、と思えた。



つまり、私自身が「1人で楽しむ」ことに集中さえすれば、他の人の視線など気にする必要なかったのだと思えた。

というより、今までは、それほど「1人で楽しむこと」に没頭できてなかったんだなぁ~とも思った。


「家族と楽しむ」のも楽しいけれど、「1人」は1人で楽しい。私の五感全てでいろんなものを感じ取れる。

味、匂い、温度、噛みごたえ、店員さんの温度、お店の空気感など、いろんなことに集中できて楽しめた。


これ、ラーメンじゃなく定食だったらもっと楽しかっただろうな~とか思えたし、夜の居酒屋さんとかカフェとか、創作料理とかも楽しめそうだと思えた。

バーに1人で行ける女になりたい。笑


そして、

「そういやぁ、私、昔こんな感じだったな」と思い出した。



高校生の頃、早く自立したかった私は妙に大人びてた。

県立の高校。高1の時に県外に引越したため、大阪から奈良の田舎の高校に電車で2時間かけて通う自分はカッコイイと思ってた。お寿司屋さんのアルバイトで月16万円稼ぐ自分もカッコイイと思っていたし、1人で都会の電車に乗れるし、1人で飛行機にも乗れるし、1人でタクシーにも乗れる高校生だったし、何でも1人でできる自分を堂々としていてカッコイイと思ってた時期があった。

その後、旦那と出会ってからは価値観など大きく変わってしまったのだけれど、そうなる前の「自分の生き方に何の疑いもない堂々とした自分だった頃」を思い出して、なんだか感覚が懐かしかった。


ほんと、いつから「可愛い大人しい子」になってしまっていたんだろうか。

嫌われないように、相手に不快を与えないように、出しゃばらないように、あまり積極的に人と接しないように、、、を頑張っていたように思う。


この土地の人は警戒心が強く、大阪みたいにペラペラ積極的に話しかけたら、「え…」と思われる瞬間がよくある。そのギャップからもきっと、見知らぬ人と話すことに抵抗を感じるようになってしまっていたのかもしれない。

キツくてもいい、何と思われてもいい、堂々としていていいし、話したいことは話していいし、自分から声をかけてもいい。

接客モード全開で人と接してもいい。


なんだか、昔の自分を解放させることが出来てきたように思う。


まだまだ未知数だな。
「自分が自分らしくいられる瞬間」なんて、自分1人にならないとわからなかったりするんだな。

結婚して子供が出来て、1人で過ごす時間が減ってきている今だからこそ、「1人で五感MAXで楽しむ時間」を大切にしたいと思えた。



また、1人ででかけるのが楽しみだ。




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改めまして、「最強のパートナー はな」です。
ライフコーチやカウンセラー、ビジネスマネジメントをしています。
浮き沈み激しくても生きていける方法や、本来の自分を仕事にしていく方法などを主に発信しています。

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