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ひさびさの旅に想うこと

つい昨日まで2泊3日で沖縄に行っていた。
ちょこちょこ近場には行っていたけれど、人に会うためだったり、何かをしたくてどこかに行きたくて、そのホテルに泊まりたくてそんな目的のあるような『旅』とはちがう『旅行』だった。最近は家族や友人と一緒に旅することも多かったのでひさびさの一人旅。

家族や友達と行くのも楽しい。でも私は自分で自分が本当はマイペースでわがままだと自覚している。ふだんこれでもかと気を遣い、空気を読む分、とくに仲が深まったり、距離が近くなったらこうしたいああしたいと自分のペースに合わせてほしいと思ってしまう。けれど、いくら近しくてもお腹の空き具合や行きたいところ、時間配分やペースなどぴったりと合うことはないので自分のペースでなんにも気を遣わず食べたいものを食べ、行動したいようにできる一人旅は自分にとって唯一の日常からの開放なんだと思う。

そんなふうに一人になりたくて旅したのはコロナ前が最後だったと思うけれど、今回もきれいなエメラルドカラーと透き通るようなブルーが混じった海が見たくなってマイルをかなりよい条件で往復のチケットに変えることができたので、3年前からずっと行きたいと行っていた沖縄に行くことにした。沖縄・石垣・宮古・但馬どこにあたるかわからない運試しのような旅。
本当は、宮古島か石垣島に行きたかったけれど、一人で島は車と潤沢な資金がないと厳しいので沖縄が当たってまぁよかったなと思っていた。

が、那覇はリゾートというより明らかにシティで、もちろん私の好みの問題だけれど、ヨーロッパのようにただ街並みやお店を見ているだけでわくわくする場所でもないのでとくに行きたいところもなく、欲しいものもない。ホテルも那覇から離れないとプール付のゆったりしたリゾートホテルがない、といっていつもホテルステイばかりで、前回も国際通りにもいかず、DFSで散財して那覇観光も全然していないから今回はと重い腰をあげて調べ始めるもなかなか行きたい場所が決まらない。たまたまラッキーなことにすでに予約していた日程と全国旅行支援の開始が重なり、ありがたかったのだけど、陰性証明のことでやきもきしたりなんだか行く前から楽しみな感覚があまりなく自分の感覚が以前と変わってしまったように思えた。

なんというか、いろんな意味で一人で行きたくない。普段ならあまり思わないのにそう感じている自分にいちばんびっくりした。

とくに最近家族と旅をしていたからか、行きたいところや目的が定まらないからなのか、かといって一人でリゾート地にこもるのもさみしいような複雑な気分(お金の面で余力もないのもあるかもしれないけれど)。

そして今回那覇に行きたかった理由があった。4年前一人で沖縄を旅したときにホテルの方に教えてもらったおばぁのやってる沖縄料理のお店の味とやさしさに感動してもう一度行きたかったのだ。予約の段階でうすうす感じていたけれど、やっぱり行ってみると代替わりしていてあの雰囲気もクーブイリチーの味もなんだか違ったものになっていた。そうか、もう4年だもんなぁ〜と思いながらきいてみるとおばぁは足を悪くされて、ちょうど前にいったすぐ後くらいに引退されたそう。大変良くしてもらったことと会いたかったことを伝えてお店を後にしたのだった。

なんだかわからないけど、今回とくにすごく沖縄は一人で行っててもつまらないなぁ、さみしいなぁという感覚だった。それはひとりだからこそ見えてくる、きれいな海のすぐそばを通る飛行機の爆音だったり、基地の光景だったり、不発弾処理車が走っていたり、グアムやタイにも通じるピカピカなリゾートホテルに行くまでに垣間見える色褪せたグレーの建物だったり。いろんな沖縄のリアルが見えてきて、誰かの快適さのために他の誰かが引き受けている不都合をもろに感じてしまって雨まじりの曇天のせいもあるだろうけどなんだか心から楽しめず、悲しく苦しい気持ちになるのだ。

以前、Sallyさんにセッションしてもらったときに、私にとって旅ってすごく重要なターニングポイントのようなものだといわれた。


【人生を通しての趣味(趣味的な生き方)】

継続的な趣味をもつのであれば”自分探しのための海外旅行”
not レジャー、文化を知る・異文化・教養の根底にあるのは
本当のじぶんを探しにいくための旅
→視野が広がる・オシャレ感・自分にとって美しいもの

旅 = 一時的に住む場所

豊かさ・ラグジュアリーを感じる場所がよい
5ハウス・カスプ 射手座 『一時の遊びの場所』
→住む感覚を一瞬でも味わった方が良い(観光<定住)
 映画にでてくるようなちょっとよいアパートメントに
 2週間以上滞在して”ふつうの暮らし(日常)”をして
 日本では味わえないような豊かなふつうの日常生活を
 送って生活の豊かさを味わいお金のブロックを外す
 そこに(一瞬でも)住む→財運あがる

ヨーロッパのなかでも豊かさ・ラグジュアリーさを
感じられる場所に行く
貧困な場所にいくとそのイメージが自分のお金に対する
イメージに影響を与えやすいのでお金持ちの多い場所に
ふりきっていく

たとえばみんながそこに休暇で行くような場所
モナコ・ニース・サントリーニなど
スペイン・ポルトガルなどは国自体が貧しいので一部
に限られる
自分がそこに住んだらラグジュアリーな気分になるか


もともと周りの影響を受けやすいことも自覚していたから、アジアもほとんど行かず前回の沖縄もリゾートホテルステイのきれいなところだけをみる旅を自然と選んでいたのだと思う。

でも仕事を辞めてから、今まで10年以上貯めたお金が1/5に減るぐらい贅沢や色々な経験をして、いま改めて心と体は楽だけどなかなか以前のようにお金が貯まらない状況のなかで周りにはこれがやりたいと目標を持ってがんばっている人がいる中、(もちろん意識や感覚は変わったけれど)ただお金のために働いている状況に戻っている自分、これでいいのだろうかという不安と焦りもないわけではなかった。

ラグジュアリーホテルやDFSでブランド品を見ても、使ったり買えるぐらいのお金は多少あるけど、自分のなかで収入も貯金額も買う水準に達してないという自分の心持ちが虚しさを呼び起こし、大好きなキラキラとした美しいものを見てもいままでのようなワクワクした気持ちを半減させているのかもしれない。(もちろんこんな円安の輸入品の物価が高騰してるときに買うのもアホらしいと思っているが。)

迷ったら欲しいし買っちゃえと気軽に買える余裕があるのに欲しくないから買わないのと、買えないから見ても虚しくなるだけというのはやっぱり違うのだ。初めて社会人で働いたとき、自分で自分の欲しいものややりたいことを我慢しないために働くと決めていた。そして欲しいものを買う度にそれを自分の力で買える自分に自信が湧いた。

そして働かない期間や楽な働き方を経験して、一周回ってまた失った自信を取り戻すかのように稼げる自分でありたい、お金を気にせず使える自分でありたいと思っている。

自分にとって改めて大切なことがわかった旅だったけれど、やっぱり次はむずかしいことや悲しいことを考えず、頭のなかをからっぽにしてきれいな海でぷかぷか浮かんでいる旅がしたいなと思う。

そんなわけで近いうちにリベンジするためにもどうにか今より稼げる手段を考えてしばらくしっかりと労働に勤しもうと思う。

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