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第1話:「姿勢づくり」

道東/帯広のアスレティックトレーナーです。
今回より、本格的に投稿を初めていきます。

※これから書く内容は、あくまでも私の考え方です。
「こんなこと考えているんだ!」「少し役立った」など感じて頂ければ幸いです。
同業者の方は、是非意見交換させて頂ければと思います。

第1話は「姿勢づくり」と題し、私が通常どのように姿勢づくりを指導しているかまとめていきたいと思います。



○なぜ、姿勢にこだわるのか?

結論から述べると、「綺麗な姿勢✨って、かっこよくないですか?!

芸能人の歩き方、アスリートの立ち方など、
トッププロの方々の姿勢って、どこか自信に満ち溢れていて、圧倒されませんか?
姿勢が綺麗な人がいたら、つい見てしまいますよね?(僕だけか)

本心はこんな所です。トレーナーぽく説明すると、
姿勢が変われば、パフォーマンスが変わる❗️」と考えています。

もう少し詳しく話すと、
「姿勢が変わる」→「体の使い方が変わる」→「結果、パフォーマンスが変わる」
と考えています。

ここで言う、パフォーマンスは、
アスリートの場合は、スポーツのパフォーマンス。
一般人(膝痛や腰痛など)の場合は、疼痛改善=パフォーマンス と考えて頂ければと思います。

1.一般の方々の姿勢

よくあること
●膝が痛い → 膝が曲がったままの姿勢
●首が痛い → 頭が前に出た姿勢
●腰が痛い → 背骨が反りすぎる姿勢 など

いわゆる「不良姿勢」から疼痛を生んでいることは多々あります。
もちろん患部をチェックしますが、「ず〜っと同じ不良姿勢でいることで、疼痛を増悪している」とも考えています。

一般の方々の理想姿勢

①耳垂 (耳たぶ)
②肩峰 (肩の側面でとんがっている所)
③大転子 (大腿骨で一番とんがっている所)
④膝蓋骨後面 (膝のお皿の後)
⑤外果の2〜3cm前面 (外くるぶしの2〜3cm前)

以上、「耳ー肩ー股関節ー膝ー足首」が一直線上にあると良い姿勢だと考えています。

また真っ直ぐな棒が立つように、「骨」で立つイメージで指導しています。
骨で立てると、筋肉を省エネ状態にできるので、疼痛の改善にも繋がると考えています。

2.子供の姿勢

子供に対する姿勢

スポーツをしている子供に対して指導することが多いので、まとめたいと思います。
まず子供は、もともと大人よりも「不安定な立位姿勢」であると考えています。
子供は大人よりも、身長に対して頭が重く/大きいため、重心位置が高くなり、バランスが不安定になりやすいです。

そのため、安定した立位姿勢を取れるよう以下のことを指導しています。
①まず、踵同士をふっつけて直角(90度)になるようにします。
 (つま先をそれぞれ45度ずつ外に向ける)
➡︎股関節を外旋させることで、外旋6筋=お尻の筋肉を意識させる。
 またお尻を締めることで、下腹部(下部腹横筋)も意識させています!
※私のトレーニング指導の中では、お尻と下部体幹はとても重要な筋肉になります!

②締めたお尻と下腹部の筋肉を緩めることなく、肩幅(自然な幅)に足を開きます。

③「頭ーお尻ー足首前方」が一本の串刺し状態をキープします。

このようにスポーツをしている子供には、動くために重要な「お尻」と「下部体幹」を意識させ、頭から串刺しのようなイメージでまっすぐ立つ姿勢を指導しています。

3.アスリートの姿勢

アスリートも基礎は同じで、まずは「両足でまっすぐ立つ」ことを意識してもらいます。その中で、動くために重要な「お尻」と「下部体幹」はもちろん、『骨盤の位置』や『荷重感覚(足底感覚)』などは、特に重要視して指導しています。

なにせ、アスリートにとって重要なことは「競技力=パフォーマンス」です!
パフォーマンスを高めて、良い成績/結果を出さなければいけません。
そのため、力が伝わりやすい/動きやすい など良いパフォーマンスに繋がる姿勢作りが大切だと考えています。

その一つに、「構え」という姿勢があります。
例えば)
 ○野球   → バッティングの構え など
 ○サッカー → PKを蹴る際の構え など

両足で立った状態「静から動」への構えの際には、以下のようなことを指導しています。

アスリートに対する姿勢

人それぞれで力の入りやすい姿勢というのは、違います。「両足で立った」基礎に加えて、それぞれの力の入りやすい姿勢を見つけています。
①荷重(前方荷重or後方荷重)
②股関節(外旋位or内旋位)
③胸椎(屈曲or伸展)   

私の場合は、①荷重:前方荷重+②股関節:内旋位+③胸椎:伸展 の姿勢が力の入りやすい姿勢です。
私もこの考え方に出会い、草野球のバッティングの構いに取り入れてみたら、スイングの力強さや打球が全然違い、現役時代に取り入れたかった…


以上、第1話「姿勢づくり」 になります。

是非、両足で立つ姿勢を見直してみてください!

ご質問やご意見もお待ちしています!
第2話以降も是非、お読みいただけると嬉しいです!




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