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ミルフィーユ…bitter。

目の前に。
断層が見える。


剥き出しのそれは、
荒廃も退廃も、
哀も悔いも、


全部重ねて、
聳え立つ。




目を凝らせば、
あの日呑み込んだ想いが。
冷たい涙が。


化石となって、
こちらを覗く。


燎原のごとく広がる情熱も。
それを窘める冷徹さも。


昔々から、
人知れず暴れまわり、
飼い慣らし方がわからないワタシを、
どうにもできなくて、
身体中の水分を集めて、
重たくなる瞼。


ほんとはこんなふうに、
堆積させたかったんじゃない。













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片付ける時が来た。


前に進みたいの。


そこにあると、


邪魔なのよ。





大きくなりすぎたから、
導火線に火をつけて、
ダイナマイトを放り込む。




愛おしき、
人間らしい可笑しさよ。




どうせ破壊するなら、
どうにでもなれ。




粉々になった、欠片を拾う。


苦いのはわかってるから、
チョコレートでもかけて。


化石になった。
あのときの想いを、
もう一度迎え撃つ。


今のわたしなら、大丈夫。




迎えに来たよ。




もう一度、わたしの中へ。



そして、今度こそ。
分離などせずに。



一緒に、生きていく。



ブラックだって、
ビターにできるくらいの魔法なら、
身につけた。



こんな大人になったワタシは。



ここから、
破壊と創造を繰り返す。



笑いながら、



こんな浮世を眺め、



翔ぶ。



flag *** hana


今日もありがとうございます♡




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