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インド20日目 インドのスラム

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今日はお昼から初めてスラムに行った。
リキシャのおっちゃんに変な場所で降ろされて、仕方なく歩いて向かった。大きな道路の横に急にテントが沢山ある場所が現れて、そこがスラムとなって、たくさんの人が住んでいるらしい。

NGOの活動の一環としてスラムに住む子供たちに教育を受けさせようという取り組みをしている方の活動に参加させてもらった。今はここではこのスラムに野外教室的なものを作り、教育を受ける環境を整えようとしている段階。団体の代表さんは何度かすでに訪れたことがあるらしく、少しずつスラムの人に覚えてもらっているらしい。

スラムの様子。元気な子供達
しっかりスマホ持ってた。

私は完全にニューカマーで、ついた時からすごい囲まれてた。私たちが移動すると全員一緒に移動するから、大名行列みたいになっててすごい異様な光景だった。そこで代表さんの活動を見ていたら、色んな人に握手を求められて、I need powerって言って呟きながら色んな人が手を伸ばしてきた。なんだろう、すごい心が痛む。


そのあとの子供達に囲まれてmoney, goldってせがまれて、私はお金をあげることが彼らにとっていいことなのかわからなかったからずっと何もしなかったんだけど、そうすうるとどんどんみんな寄ってきて小さい赤ちゃんの手を使いながら私のことを叩いてくるようになって、なんだかよくわからないけどとても複雑な気持ちになった。

小学生くらいの子供が赤ちゃん抱いてmoney って言っている姿は私にはだいぶインパクトがあった。結局私は何もあげなかったけど、インドにはこんな面もあるんだよなって再確認させられた。


それから子供たちが地面に座るためのマットを買いにマーケットへ向かった。その最中には親子で大道芸的なものをやっている人がいた。渋滞中で進まない車を相手に太鼓を叩いたり、側転をしてパフォーマンスをして、お金をもらうという商売らしい。先ほどのスラムといい今日はなんだか心が苦しくなる日だな。

マーケットは細い路地に店がびっしり入っていて、theインドといった感じの通り。地面は雨が降ったせいでぬかるんで泥だらけだった。お店について採寸してもらって、マットを購入し、今回の活動は終わった。

ぬかるんでる道
マット屋さん

こういう活動は進捗がとてもゆっくりらしく、関係性をしっかり築いてからではないと、うまく進まなくなってしまうらしい。この状況をどうにかしたいという思いはあるのに、それに対してなかなか思うようにことが進まず、かなりもどかしいように感じた。初めて参加させてもらったが、このような活動をされている方は本当にすごいと改めて感じた。私はたった2時間ほどしか活動を見ていないが、それでもなんだかとても疲れたし、これを続けている彼らの思いがとてもかっこいいと思った。


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