ノック 終末の訪問者 嫌いなシャマランのほう

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ある日、唐突に現れた4人の男女に3人家族のうち1人を殺さないと世界が滅ぶと告げられる。
ゲイカップルと養女の家族の家に正気とは思えない訪問者。
マイノリティに対する嫌がらせかと思いきや、世界中が終末の空気に包まれだす。
期限は4日。一日経つごとに4人の1人が生贄のように処刑される。
まるで神に捧げられる生贄のように……

聖書を読んだことをある人には、4人の男女が黙示録の4騎士であることが
わかると思う。
彼等が言っていることが本当なのか、嘘なのか。
刻一刻と世界は滅びはじめる。
家族は究極の決断を迫られる。


これ、シャマラン監督なのですが、少々露悪的かなと思った。
シャマラン監督はシチュエーションホラー的な「もしも」という展開に登場人物をぶち込んで究極の選択を迫ることが多い。
それ自体は良いし、好きなのだが、毎回思うのは尺が映画にあってないんですよね。
世にも奇妙な物語ぐらいの尺だと、ちょうどいい感じで長編だと食傷気味になる。
また、今回は聖書を題材にしているが、クリスチャンではない俺でさえ「キリスト教を信じている人をバカにしているのでは?」と感じた。
救い用意しているが、監督の逃げ道的なものを感じて、おそらくシャマラン監督作品の中では一番嫌いな映画になってしまった。
映像や俳優さんの演技は良いし、最後まで飽きさせない面白い映画であることは保証する。
ま、合うか合わないかですな。

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