「伝える」と「伝わる」

本質はいつもシンプルです。

先日、第二子出産があったので大阪へ行っていました。奥様は退院後もしばらく実家で過ごすことになっています。なので帰り際に、お義母さんに「まだもう少しお世話になります。よろしくお願いします。」と帰り際に伝えました。

でも、本人は何も聞いていないと言っていたようで、奥様から「そういうのちゃんとせいよ!」と突っ込まれてしまいました。お義母さんへの対応でよく奥様から叱られます。

なので、今回も突っ込まれるポイントだろうと思って、きちんと御礼と依頼を(僕としては)しました。

でも結局、お義母さんには伝わっておらず、「ボソボソ喋ってたんちゃうんか!?」と奥様から突っ込まれる始末。。

「大事なことをきちんと話さない」と、よく奥様から叱られます。人に伝わるように話すのって難しいなと感じました。

マーケティングで重要なポイント

ネスレ日本社長の高岡さんがこう語っていました。”マーケティングで重要なポイントは、まず『新しい現実は何か』と考えることです。現実としてどのような現象が起こり、今までは起こらなかったようなどのような問題が生まれるのか。それを読み解かないと、次の一手は出せません。”

状況は常に変わっていくものです。その中で過去の経験にとらわれず、今を起点としてそこに足りていないものを探していくという姿勢が大切ということです。

とてもわかり易いですよね。聞いてる側が具体的に考ええやすい説明のされ方です。


高岡さんは以前に、イノベーションとリノベーションの違いについてもわかりやすく説明してくれていました。

イノベーションはうちわ→扇風機→エアコンの変化のこと、リノベーションは扇風機の首振り機能やエアコンの温度調節機能などのこと。

今までなかった新しい解決法がイノベーションで、今あるものをより便利なものにする変化がリノベーションということです。


なので、リノベーションのためには顧客の意見が重要になります。使い勝手が悪いところはないか?どんな機能がついていれば便利課か?など。

でも、イノベーションのためには顧客の声は必要ありません。なぜなら、扇風機のない時代に扇風機があったらなー、とは誰も思わないからです。

この概念を、うちわ→扇風機→エアコンという身近なものを引き合いに出して説明してくれたからとても理解が進みました。

マーケティング担当者の方の育成支援をしている身としては、常にわかりやすい言葉で伝えるようにしています。その言葉を研ぎ澄ますために、普段から大学生向けに説明をしたりして、知識の無い人でも理解しやすい伝え方への改良を日々行っています。

「伝える」と「伝わる」の違いは、相手の立場で話ができているかどうかだと思っています。これからもより「伝わる」仕事をしていければと思います。

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