英語リスニングが疲れる、意外な理由

2023年11月7日 21:47

「リスニングの後、へとへと」なあなたへ。
もしかしたら、ちょっとした心の持ちようで、驚くほどラクに聞けるようになるかもしれません。

今日の記事は、TOEIC800点以上くらいのレベルで、次のようなことが当てはまる方に向けた記事です。

結論

では、具体的にみていきましょう！

あなたはリスニングの最中、頭の中に完璧な日本語訳を作れてしまう！ことはありませんか？
そのとき「いつになく自然に聞き取れた」「難しい単語があったけど日本語訳知ってた、ラッキー！」と思ったりすることはありませんか？
そして、あなたはそのリスニングに大満足ですか？

あなたにとって、その日のリスニングの調子の良し悪しのモノサシは何でしょうか。どれだけ瞬時に正しい日本語訳が作れたか、日本語での理解が進んだか、で決まっているでしょうか？

そのリスニングは既に失敗しています。
これが私のリスニングに対する理解です。

読解力、語彙力を向上させることが目的なら、それでも良いでしょう。しかし、リスニング力、英会話力を高めたいなら、根本から見直しが必要です。

あなたは家族や友達との日本語の会話では、何語で考えていますか？
いうまでもなく日本語でしょう。

では、日本語の聴き取りに、どれくらい頭を回転させているでしょうか？
日常のおしゃべりや、ちょっとした意見交換ならば、ほとんど脳のリソースを使わず、疲れることなく会話できてしまうと思います。

では、日本語の会話で、僕たちはまったく脳を働かせずに済んでいるでしょうか？

そんなことはありません。
母国語といえど、ある程度脳のリソースを使って聞いています。

✔初めて聞く文章だから
✔ 馴染みのない分野の話で、周辺知識をもっていないから
✔ 相手の声のトーンや目線も気になるから
✔ 自分も会話にあった表情を作らなければならないから

母国語ですら、脳のリソースを使って聞いている。
では、母国語でない英語のリスニングにおいて、日本語訳のことを同時に考えることを要求されたら、僕たちの脳の中はどうなるでしょうか。

キャパオーバーです。

日本人のあなたにとって、より脳に余裕がある状態で臨まなければならないのは、次の２つのうち、どちらだと思いますか？

①日本語で会話するとき
②英語で会話するとき

そうです、②英語で会話するときです。

より楽に英語リスニングしたければ、英語以外のことを脳の中に持ちこまないのが正解です。

既に英語の基礎ができ、ボキャブラリーもそれなりに構築できているあなたであれば、頭の中で日本語訳なんて行わず、能力の全部を英語を英語で理解することに集中投下できるはずです。

そして、一度英語を英語のままで聴く、という感覚を掴めたら、驚くほど英語リスニングの疲れから解放されるでしょう。

一刻も早く、英語を英語のまま理解する楽さ、心地よさを実感してください。

英語を聴いて、日本語で理解できたら間違い。
日本語で理解することを諦める。
英語リスニングの最中、日本語のことを考えるのをやめる。

「えっ、そんなことして大丈夫なの？」

と普通は思うでしょうね。
しかし、ぜひあなたの脳をもっと信頼してください。

日本語訳ができるということは、既に英語の意味も理解できているということです。

人間の脳は優秀なコンピューターです。あなたの脳が、あなたが思うよりはるかに優秀なことを一番分かっていないのは、あなた自身なのです。

あなたの優秀な脳は、英語を日本語に訳してから理解する、という偉業をこなすことに最適化しているだけです。
それを、ちょっとだけいじって、英語を英語のまま理解するフローに変えるだけです。

手順と慣れだけの問題であることを理解しましょう。

僕たちは、学校教育によって、「英語は日本語から訳して理解するもの」という呪いにかかってしまっています。

英語学習人生の一刻も早い時期に、この呪縛から解放されることが重要です。

もし、あなたが留学や移住、また英語ネイティブの恋人を持つような機会に恵まれるのであればラッキーです。
考える暇もなく、否応なく怒涛の英語コミュニケーションの毎日の中で、気が付いたら日本語訳の呪縛から解放されることでしょう。

しかし、僕たち全員がそのようなチャンスに巡り合うわけではありません。日本にいながらにして、動画やオンライン英会話を駆使して、より効率的に、より賢く、できる範囲で英会話力を身につけていけば良いのです。

そして、そのためには、本稿のようなちょっとした気づき、コツが成長を後押しする大きなヒントになります！

一緒に英語学習を楽しんでいきましょう！

最後までお読み頂きありがとうございました！

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