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ずっと幸せに生きるために必要な“たった一つ”の条件。


人は未知のものに
恐怖を感じてしまう。


以前アップした動画の中で、「人は未経験や未知のものに不安と恐怖を感じる」とお話させていただきました。


これは、未体験の対象になるものが幸福に関連するものでも同じで、幸せの基準がない人ほど、慣れ親しんだ環境に身を置いてしまうということなんです。

たとえそれが、周りから見て不幸な環境や劣悪な状態だったとしても、幸せな体験がほとんどない人は、不幸せの現状維持に走ってしまうんですね。


これは実際に聞いた話なんですが、シュウマイとご飯ばかり食べる子どもがいたそうなんです。

学校での給食はほとんど食べないし、どれだけ周りの子どもが「これ美味しいよ」と言っておやつを差し出しても、食べることがあまりないのだとか。

なぜ、この子がシュウマイしか食べられないのかと言うと、コンビニのシュウマイばかりが食卓に出てきて、ほかの食べ物の味をほとんど知らないからなんです。

母親は水商売をしていて、ご飯を炊いてシュウマイを食卓に置いてから、出勤するそうです。

「何か食べたいものある?」と母親が聞いても、この子自身もシュウマイ以外の食べ物を答えられないから、それがシュウマイばかりが食卓に並ぶという結果になったのだとか。


ほかにもこの家族の話を聞いていると、明らかにネグレクトであることが分かりました。

この子は、シュウマイが好きだから食べているのではないのです。

シュウマイ以外の味をほとんど知らない上に、慣れ親しんだ味から抜け出すのが怖いし、せっかく食べたものが不味かったらどうしようという不安があるんですよ。

たとえテレビで美味しそうな食べ物を見たのだとしても、自分には縁がない世界のことだと思うし、どうせ食べられる機会なんてないと思って、最初から諦めるんですよね。

この子のような子どもが大人になったとき、どのように成長するのかと言うと、同じものしか食べられなかった反動でグルメ家になることはあります。

しかしそういったケースになるには、周囲の協力が必要です。


友達や恋人が根気よくいろんな美味しいものがあることを教えて、口に合わないものがあってもそれは当たり前のことで、人それぞれ好き嫌いは違うという事実を伝えていけば、偏食癖は少しずつ改善されていきます。

ですが、周りにそういうことを教えてくれる存在がいなければ、偏食癖がついたまま大人になることの方が圧倒的に多いんですよね。

そもそも反動というのは、「もう嫌だ」「耐えられない」という感情が爆発して起こるものです。

そこに不平不満を感じていない、もしくは感じていても麻痺していたら、反発はしないからです。

つまり、幸福度が高い人生を送るためには、「良い基準」を持つことが必要だということ。

そしてその良い基準は、アップデートを繰り返す必要があるというわけです。

幸福度もアップデート
していく必要がある。

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