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新卒で85,000フォロワーいる企業SNSの担当者になってぶっちゃけ大変だけど、フォロワーさんと一緒にSNSを作っている感じがサイコーに楽しいって話。

はじめまして、2021年に新卒でHamee(ハミィ)株式会社に入社した、西尾美咲と申します。

入社して半年。WEBマーケティング部に所属しており、約8万フォロワーのInstagramと、約4,000フォロワーのTwitterの担当者です。自分のアカウントのフォロワー300人ですよ。わけわかんないですよね(笑)

つい半年前まで「起きたらテスト時間終わってた。草すぎて除草剤まきたい。」とつぶやいていた、ただの大学生だった私が、万垢の企業アカウントの中の人になった経緯や日々感じていること、目標などをお話できたらイイなと思っております。

Instagram、Twitterのフォローよろしくお願いいたします。

Instagramのアカウント

Twitterのアカウント

そもそもなんでSNS担当になったのか

高校のときに「マーケティング」というものに興味を持ち始めてから、マーケターにあこがれて大学進学・就職活動を行いました。

就職活動をする中で、自己分析だの将来の夢だのいろいろやるわけです。

そんな色々を通して行きついたのは「とりあえず、世界一周はしたいな。百聞は一見にしかずとかいうしな。世の中には色々と素晴らしいもの・ことがあるはずやしな。自分がいいなって思ったものをみんなに紹介してそれで価値ができて、みんなも行きたい!とか欲しい!とかなったら最高ちゃう??」という壮大な夢でした。

この「『自分がいいな』と思ったものを世に伝えたい」を就活であらゆる企業に熱弁していたら、Hameeとマッチングし、あれよあれよという間にSNS担当になりました。

SNSは自分でもツールの1つとして勉強していこうと思っていたもののひとつでした。

というのも、趣味でイラストを書き、それでお金をいただいていたりする中で「どうみてもあの人の絵は自分のより下手やのに、なんで私の絵より高値で売れるんだろう?」「SNSのフォロワー数なのか?」「自分から発信することが大事なんだろうか?」「発信を工夫することで価値が上がるものなのか……!?」と思うようになり、人に何かを伝えるにはSNSが必須である、そしてSNSにより、価値が付随してくることを体験しました。

半分は自分の努力、半分は天命(会社の人事)によって、「良いものを人に伝えたい」×「SNS大事!!!発信大事!!!」という自分のやりたいことを1年目からできるようになったわけです。

新卒でSNS担当になって実際どうよ

結論から言うと、思ったより大変です!(笑) 
SNS担当だからってSNS更新だけポチポチ~~ってやっておけばいいわけではなく……。

個人のSNSを更新するのとは、全く違うわけです。
朝起きてふと、「めっちゃ天気ええやん。」って呟くのとわけが違う。

言葉遣いや表現の仕方、内容、キャラクターデザインの使用のお伺い等々、1つ投稿するだけでも思ったより時間も手間もかかる。企業の公式SNSアカウントで情報を発信するということはこういうことか!と思うことがしばしば。

Instagramはすでに先輩方の努力により7.5万人ものフォロワーがいたので、それまでのノウハウはある程度あります。こういうの投稿したら伸びる傾向があるとか、こういうルールがあるとか、いろいろ優しく教えていただけたので、とりあえず補助輪をつけて走行開始はできました。

しかし!!なんといっても問題はTwitter。王道のルートもなけりゃ、ルールもほぼなし。4,000人のフォロワーがいるのにツイートしても、「いいね」は「3」。いや、私の300人のアカウントと変わらんやん(笑)

「まず何から手を付ければいいんだ?」
「やばいフォロワーが減っていく!」
「毎日投稿してもダメなの?!」
「みんな何が面白いって思うの??!!」と試行錯誤の毎日。

よく「若者はSNS慣れしているから大丈夫、いけるいける~~」って言われますが、企業アカウントと個人アカウントでは、全く違います!!(全く違います!大声)

会社の名前を背負って一言を発することは、自分が想像していたよりも重いんだってことを痛感する日々です。良かれと思って投稿したことが、これっていいんだっけ?と議論になったり。とどのつまり、新卒で企業のSNSを運用していくのは大変だってことです。

苦労話を延々と言いましたが、SNS担当を辞めたいな…と伝えたいわけではなく、そんなこんなを楽しんでいることを伝えたいんです!

こうやったら、みんな分かりやすいかな~って思いながら撮影したり、商品を開発してくれた担当者の想いが伝わるよう、ここポイントなんだよ!と思いを込めて投稿したことを分かってもらえたり。

「お~~!ちゃんと良さが世の中に伝わってる~~!!」って。自分のやりたいことが少しでも体現できた気がして、とても嬉しく思うことも多いです。

羅針盤のない世界を右往左往しながらフォロワーさんからの宝物をいただき地図を作っていくSNS作業。大変だけど、楽しい仕事です。

マーケティングチームで取り組んでいるファンベースをSNSでどう体現していくのか

Hameeでは現在、ファンづくりに力を入れています。マーケティングチームに入ってよく聞く言葉は「ファンベース」。新規顧客に直接アプローチするのではなく、ファンの意図を汲み取り喜んでくれるファンのための施策を繰り出すことで、ファンがファンを呼んでくるサイクルのことです。(私はこう解釈してます。)

SNSでどれだけ伝えようと、一番強いのは友達からの口コミなんです。「友達がめっちゃiFaceよかったよ!これ買いなよ~」っていう一言は、私たちが時間をかけて作った何十の投稿よりも強いわけです。

なのでお客様がまず自分たちの商品のファンであることに自信をもってくれるような発信をする、お客様が「これよいよ!」と言いやすい環境をつくる、それを拡散して公式も認めてくれてる、と思わせることがSNSでできることなんじゃないかなと思います。

いま現在進行形でのファンベース的施策は、「毎日のコメント返信」「インスタライブ」「リポスト」になります。

「毎日のコメント返信」でみんなの意見見てるよ、受け取ってるよと伝えることでアカウントを信頼してもらえ、「インスタライブ」で中の人を見せることで、親近感を持っていただき、さらにそのライブのコメントで「それ買ったよ!」とみんなで「いいね」を共有できる場をつくり、「リポスト」でお客様の「これよかったよ」の拡散のお手伝いをしています。

これらを通して、良い口コミを溢れさせたいと思いはありますが、公式に取り上げてもらえたということでお客様に喜んでいただけていることが何より一番ファンベースなのだと自分は思っています。

なので、お客様から頂くコメントは多い日には100件近くに上ることもありますが、1つ1つ目を通して自分たちの手で返信しています。

SNS担当はよりファンに近い視点で業務をしていると思っているので、誰よりもファンベースの施策をファンの皆さんと共に築き上げていけたらいいなと考えています。

これからどんなSNSにしていきたいのか

まず、新卒としての強味をしっかりSNSで発揮していきたいと思っています。新卒は誰よりも一番知らないことが多いから、新鮮な着眼点で物事を考えられ、誰よりもユーザー目線で物事を伝えることができると思っています。それを自分が染まりきる前にできる限り行いたいです。

あとは、コミュニケーションが活発なSNSにしていきたいなと思っています。学校の休み時間みたいに「あんたの言うてたこれ買ったよ、思ったより良かったから友達にもおススメしてもうた!」というような会話をSNS上で繰り広げていければいいな。

そして、ファンベースの取り組みをしていく中でファンと企業の距離間を縮めていき、ファンの声をよりもっと生音で社内に響かせれるような仕組みができたらステキだなと思っています。

Instagramで意見を集めて、マネージャー陣が渋る中「これが8万人の世論なんですよぉ!」と、企画書をいつか叩きつけてみたいですね(笑)今度の1on1でどんな顔しよう……。

そしてフォロワーの皆さんと、「8万人のフォロワーのみなさんと作った○○です!商品化できたね!」って喜び合えたらいいなぁと思っています。そんなSNSを見て、フォロワーが楽しいのはもちろん、社内の仲間たちが見ても楽しいと思ってもらえたら一番ですね。

それに加えて、誰がSNS担当になっても、後輩の新卒が急にSNS担当になっても、楽しく運営できる体制も整えていきたいなと考えています。

最後になりますが、SNSは担当者のみでは画像もない、ネタもなく回せない状態になります。皆さんの沢山の協力のもと成り立っていることを日々ひしひしと感じます。

ファンだけでなく、社内の仲間たちがみても楽しいと思えるようなSNSづくりにむけてこれからも見守っていただく...…だけでは全然物足りないので、一緒にいろいろと取り組んでいただければとても嬉しいです!
これからもよろしくお願いいたします!

◆この記事を書いた人

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PROFILE:西尾 美咲(にしお・みさき)
新卒でHameeの約8.5万人フォロワーいるアカウントのSNS担当者。
仲の良い友達には「うるさい・どポジティブ・関西人」って紹介される。
要約すると、「一緒にいて楽しくて飽きない、とても明るくて良い子」ってことです!はい!