見出し画像

カムバック「ゲーム熱」

私は「ゲーム」が好きだ。
幼い頃のゲームボーイから始まり、
現在もNintendo Switchを所有しており、
さながら「ゲームボーイ」であった。

元ゲームボーイとして最近気づいた事がある。 
それは大人になってから「ゲーム熱」があきらかに
過熱しづらい。湿気っている。
 
何故か昔のように燃え上がるほどハマらないのだ。
この理由に関して三点ほど思い当たることがある。
 今回はそれに関して書いていきたいと思う。

①ゲーム以外のコンテンツに時間を割いている

Netflix、Amazon prime、YouTube等、時間を潰そうと思えば無限に潰せる昨今。
ゲームだけに割く時間が減るのは当たり前だ。
ながらでやるゲームはジャンルによってはあるものの、
RPGやストーリー性の高いアクションゲームは
没入感が薄れ、まるで仕事のタスクをこなしているような義務感に襲われ、たちまちやる気が削がれてしまう。

「こんな事なら初めっからやらなきゃ良かった」と
思ってしまうのが目に見えているため、結局手を出さない事が多くなった気がする。

②お金の自由はソフトを増やすだけ。

昔やっていたゲームや、友達が持っていて借りて
プレイしていたゲーム。所謂既にレトロゲームと化した
DSやゲームボーイアドバンスのソフトは安かったり、
高かったり価値がまちまちだ。
しかし、社会人になるとお金が自由なので、
財布と相談すればほとんど買えてしまう。

ここで思い出して欲しい。
私がゲームボーイだった時は、なけなしのお小遣いや
親への泣き落としで何とかソフト一つを買ってもらう
というのが普通であり、その一つのソフトを
しゃぶりつくように繰り返しプレイしていた。

もう私にはあの頃の健気さは無いのだ。  


 
③ストレスのキャパシティ

ゲームとは適度なストレスをテンポよく解消することで
快感を得て楽しむものだと思う。

その繰り返しがゲームの醍醐味であるのだが、
日々の暮らしで溜まるストレスが多すぎて、
家に帰ってからわざわざ快感を得るためのストレスを
受けたくなくなっていると気づいた。

これ以上ストレスを食らいたくない。正直。 

以上の三点がおそらく私のゲーム熱を冷ましている。
この前ロックマンエグゼの移植のソフトを買ったが
まだ何一つクリアしていない。
ゼルダの新作も買ってない。自慢じゃないけど。

この熱がいつか再燃する日は来るのだろうか。 
今はそれよりレコードが欲しいのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?