長濱シルクプロジェクト

「長濱シルクプロジェクト」は、滋賀県長浜市を舞台に、長浜を代表する伝統産業「浜ちりめん…

長濱シルクプロジェクト

「長濱シルクプロジェクト」は、滋賀県長浜市を舞台に、長浜を代表する伝統産業「浜ちりめん」と「輪奈ビロード」を題材として、絹織物の機屋さん、機屋さんとタッグを組むパートナー専門家、事務局を担う長浜商工会議所などが協働して実施するプロジェクトです。

最近の記事

「これまで」を「これから」に繋げる:長濱シルク2019年度の総括

琵琶湖の北東、長浜市を代表する伝統産業「浜ちりめん」と「輪奈ビロード」を題材として、絹織物の機屋さん、タッグを組むパートナー専門家、事務局を担う長浜商工会議所などが協働して行ってきた本プロジェクト。 一つのゴールであったギフトショー出展を終え、今年度の振返りを行いました。 (今回の記事はプロジェクトマネージャーの中山が書いています。プロジェクト参加メンバーの紹介はこちらから。) ギフトショー当日の様子はこちらの記事をご覧ください。 委員会のスタイル 委員会お決まりのスタ

    • 長濱シルクの未来に向かって

      いよいよSOZAI展(東京インターナショナルギフトショーLIFE&DESIGN)へ! 「“技術と素材”を提案し、新たな流通へとつなげる見本市」に「THE 白生地産地 長濱シルク」として出展。 白生地の技と品質をさまざまな業界へアピールする機会として、プロジェクトメンバーがワンチームとして臨みました。 THE 白生地産地 長濱シルクのブースはこちら! (吉正織物工場×福川登紀子チームによる、白生地ブルゾン) (南久ちりめん×滋賀県東北部工業技術センター岡田倫子チームによる

      • 湖のそばで

        「浜縮緬工業協同組合」、通称「浜工」。 今回のプロジェクトに関わる3事業者や長浜市内の白生地製造業者、全12社でつくる組織で、白生地製造の最終工程である精練、そして検品を担います。 これまでにもたびたび登場してきた“精練“、その現場を訪ねました。 精練は本来繊維の不純物を取り除くことを指しますが、シルクの場合はセリシンという表面の膠質を取り除くことが目的。 シルク本来の光沢としなやかさ、そしてシボが表れ、「ちりめん」生地になるのです。 浜工は、ちりめん生地に特化した精練工場

        • ギフトショーに向けて

          吉正織物工場×福川登紀子=ユニセックスブルゾン(広幅化) 南久ちりめん×岡田倫子=デニム生地(交織化) タケツネ×仕立屋=ベビーアイテム 3つのチームがそれぞれに取り組む製品開発。 そのひとつの目安として設定したのが2月のギフトショー出展。ここでの反応や評価を、各取り組みに生かすのがねらいです。 出展するのは、第89回東京インターナショナルギフトショー。日本最大規模のパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市で、東京ビックサイトを会場に約3000社が出展。 カテゴリやテーマごと

        「これまで」を「これから」に繋げる:長濱シルク2019年度の総括

          タケツネ×仕立屋と職人の歩み その①

          浜シルク活用プロジェクトに関わる3事業者の3番目がいよいよ登場。 これまで沈黙していたチームがいよいよ走り出しました! トップ画像 仕立屋と職人のワタナベユカリさん(左)、石井挙之さん、そしてタケツネ6代目となる武田規与枝さん。チームはこの3人を軸とし、タケツネの未来を見つめるミーティングを繰り返し行ってきた。奥で作業するのは会長(先々代ながら現役)                       タケツネwebはこちら                       仕立屋と職人

          タケツネ×仕立屋と職人の歩み その①

          2チームの試作品のゆくえ

          吉正織物工場× 福川登紀子(Fukulier)チームによる「広幅」化。 南久ちりめん×岡田倫子(滋賀東北部工業技術研究所)による「交織」化。 前へ進み始めた各チームのプロジェクトをレポートします。 両チームとも第一段階の目標として、9月開催の東京インターナショナル・ギフト・ショー(*1)、10月の求評会(*2)で、取り組みを紹介することに。 *1 総出展社数約4000社、「衣食住遊」全ての商材が勢揃いする見本市 *2 浜ちりめん協同組合が京都で主催する和装業者向けの展示会

          2チームの試作品のゆくえ

          南久ちりめん×滋賀県東北部工業技術センター岡田倫子チームの歩み①

          (デニム生地の試作を織る長谷健次さん)                 長谷健次さんについてはこちら                 岡田倫子さんについてはこちら デニム生地へのチャレンジ 机の上に並ぶ3種の巻き糸。紺色に染まっているのがシルク、そしてラミーとウールです。 「経糸(たていと)にシルク、緯糸(よこいと)は3種すべてを使い、その配合割合を変えながら試作となる生地を織ります」 南久ちりめんの長谷健次さんが説明します。 (左からシルク、ラミー、ウール)

          南久ちりめん×滋賀県東北部工業技術センター岡田倫子チームの歩み①

          吉正織物工場×Fukulierチームの歩み①

                              吉正織物工場公式Webはこちら                        Fukulierについてはこちら (Fukulier 福川登紀子さんと吉正織物工場 吉田和生社長(右)。双方の拠点が離れているため、対面での打ち合わせは貴重な時間。中央は事務局の長浜商工会議所吉井康治さん) ルーツをたどると約300年前にまでさかのぼる、長浜の絹織物製造。 「浜ちりめん」ブランドの名で京友禅や加賀友禅の下地に用いられる白生地として、最高級の

          吉正織物工場×Fukulierチームの歩み①

          「長浜シルクの現在とこれまでを語る」第二回委員会開催

          こんにちは! 浜シルク活用プロジェクト、プロジェクトマネージャーの中山です。 夏の暑さに負けず、プロジェクトの第二回委員会が開催されたので、その模様を簡単にご紹介します。 「浜シルク活用プロジェクト」は、滋賀県長浜市を舞台に、長浜を代表する伝統産業「浜ちりめん」と「輪奈ビロード」を題材として、絹織物の機屋さん、機屋さんとタッグを組むパートナー専門家、事務局を担う長浜商工会議所などが協働して実施するプロジェクトです。 プロジェクトの詳細は、第一回のノートに詳しくまとめています

          「長浜シルクの現在とこれまでを語る」第二回委員会開催

          伝統産業の新たな道をつくる、「長濱シルクプロジェクト」始動します

          みなさん、はじめまして! 長濱シルクプロジェクト、プロジェクトマネージャーの中山と申します。 「長濱シルクプロジェクト」は、滋賀県長浜市を舞台に、長浜を代表する伝統産業「浜ちりめん」と「輪奈ビロード」を題材として、絹織物の機屋さん、機屋さんとタッグを組むパートナー専門家、事務局を担う長浜商工会議所などが協働して実施するプロジェクトです。 本年度のプロジェクトでは、これから約8ヶ月の時間をかけて、新たな商品開発を行っていきます。 noteでは、各機屋さんとパートナーがタッグ

          伝統産業の新たな道をつくる、「長濱シルクプロジェクト」始動します