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モーニング・ページを咀嚼して習慣へ落とし込んだら自分は変われるの?

誰かのモーニングルーティンを見るのが好きだ。
北欧、暮らしの道具店」というお店の公式YouTubeでアップロードされる動画を流しながら朝ごはんを作る休日が好きだった。
でも、「いいな~」と思うだけ。
心のどこかで、この人たちとは何か違う、と思っている自分のことは分かっていた。

30代のころから自己啓発本をよく読むようになった。
片っ端から真似して取り組んでいたけれど、本に書かれているとおりにはならなかった。恋愛に悩んでいたときには復縁の本も読んだ。
結果、復縁はできなかった。

占いも好きだ。占い師に鑑定してもらったことはないが、「運の流れ」みたいなものは大事だといまでも思っている。
私自身が得意な占いジャンルは動物占い。
四柱推命に置き換えることもできるし、相性もパッと分かる。
動物占いには中医学でいう陰陽五行説が取り入れられているから説明も簡単だ。(ちなみにうちの夫婦はお互いに水。川(陽)と雨(陰)なので気分が高まれば洪水のようになるかもしれない……!)

星占い、九星気学で「流れ」を感じ、
人との相性は動物占い(プラス陰陽五行説)で感じる。

だけれど雑誌の星占いは読まない。
「流れ」や「相性」は人それぞれの感じ方で変わるから。
ライターが表現する言葉がその人自身にあてはまるかどうかは自分が決めること。
同じ生年月日に生まれたとしても、後天的な生活環境で感じ方は変わる。
相性にしてもまずは「自分の好き嫌い」のモノサシがないと相性バツグンでも友人関係、恋愛、結婚相手には向かないこともある。

では、どうすれば「自分の好き嫌い」と知ることができるのか。
頭のなかではぼんやりと分かっていても認識できていないこともある。
そこで登場するのが「モーニング・ページ」だ。

最近、新版「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」(ジュリア・キャメロン著/サンマーク出版)を読んでいる。
読書というよりかはワーク作業のようになっている。
まだ1週目ではあるが、すでに自分なりにアレンジをしてしまった。
なぜアレンジをするかと言うと、著者とは生きている環境が違うから。
「モーニング・ページ」をやることで何を得たいのか、それをまず自分自身に問いかけることが大切。

早起きして朝イチにノート3ページ書いて8週間読み返さない。
やり方を簡素化するとそんな感じだ。
いっぱいいろんなこと書いてあるけれど、それで充分だと私は感じている。

習慣の話にも通ずるが、自分のなかに違和感がある新しいことは続かない。
朝起きるのがしんどいならば、朝いちばんに書かなくていいと思うし、
なるべく朝のうちに書ければよし。
3ページ書くのが辛ければ、まず半ページを埋めてみるのもいいかもしれない。
「モーニング・ページ」をやることで自分が得たい目的を必ず忘れないように続ければそれで充分なのだ。

noteを1か月続けただけでは何者にもなれない。
婚活パーティーに行くだけでは結婚できない。
派遣の登録をしても思い通りの職に就けない。

そう感じている方々に足りないのは、自分のなりたい姿や譲れない条件をきっちりと自分のなかに落とし込んで行動を起こす勇気かもしれない。

「モーニング・ページ」で得られるものはなに?

頭のなかに渦巻いている思考のアレコレをノートへぶちまけ、自分との対話を通じて「ずっとやりたかったこと」を見つける。
そのやりたかったことに対して自分自身が行動を起こさなければ、得られるものはゼロかもしれない。

自己啓発本は他人の成功例の参考書だ。
読んだら咀嚼して自分の栄養にする。
そして自分で新しい道を切り開き、なりたい姿へと向かうところまでが大切なのだろう。


最後まで記事を読んでくださってありがとうございます。 読んでくださった方の心に少しでも響いていたら幸いです。