見出し画像

「きっちり」もいいけど「いい加減」もいい

一概には言えず例外もあるが、大きく分けると、日本の人は「きっちりしすぎ」。トルコの人は「いい加減すぎ」。足して二で割ると、ちょうど良い感じ。トルコにいると、良い意味で「いい加減さ」に救われるときもある。その反対もあり。日本のような「きっちり」と丁寧な対応をしてくれたら良いのにと思うときもある。

例えば・・・

夏休みの先生の仕事

トルコの公立の小学校で夏休み中の登校日はない。夏休みに入ったら新学期が始まるまで学校に行くことがない。

「登校日までこれだけの宿題を済ませてください」と言う先生の指示もなく、そもそも今年は担任の先生から夏休みの宿題も出されなかった。宿題があると夏休みでも勉強している感があり親も安心だ。そして、「夏休みの宿題はした?」と声をかければいい。できていなければ、「早くしなさ~い!!」と怒る。読書感想文に夏休みの工作、自由研究と盛りだくさんの宿題。

「夏休みはこのように過ごしましょう」のような一覧表ももらわない。早寝、早起きしよう。ラジオ体操に行こう。お手伝いしよう。遊びに出掛けたら何時までに帰りましょう。地域の行事が〇月〇日にあるので参加しよう・・・等々。日本の先生はお知らせ作りにもあり大変だ。

ビックリの直前連絡

学校の保護者会などの集まりは事前に連絡があり、日時等も予定通り行われるが、その事前連絡が早くて二、三日前に来る。遅くて前日。日本のように一ヶ月前からお知らせが来ない。そのため、仕事を途中で抜けてくる人、仕事が休めず来れない人が出てくる。それでもかまわない。

前の日に急に、担任の先生から「明日は~を持って来てください」と連絡が入ることもある。すぐに準備できる物なら良いが、そうでないもの物もある。しかし、当日、指定された物がなくても構わないし、代用品でも構わない。授業で必要な物を言われているので良いことはないと思うのだが、用意できなかった子供はその授業に参加できずにボーと過ごしていたりする。担任の先生がさぼっているのではなく、周りでも聞くことなので普通のよう???私は当日にちゃんと準備しなくては!!と思ってしまうので右往左往しながら準備する。

そして、変化していく私

「~はこうしなければならない」と言う気持ちが強い性格の私にとっては中々ストレスな毎日です。しかしその性格も少しずつ緩和されてきているように思います。多分・・・。

「きっちり」計画的には大事ですが、時には「いい加減」も必要。案外、何か困ったことが起きたとき、「いい加減」に慣れていると、その都度考えて対応していかないといけないのでトラブルや急な変更に強くなる?!、かも。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?