見出し画像

長い一日が続く・夏は夜からが本番?!

もうすぐ23時半になる。外で通りを歩く子供たちの声が聞こえている。お祭りががあったわけではない。夏の普通の日常である。

トルコに来た頃、0時過ぎても子供たちの声が聞こえていることに耳を疑った。小さな子供たちの声や赤ちゃんの泣き声もする。一日、二日のことではなく、夏の間はしょっちゅうだった。道で遊んでいる姿も見える。

私の子供が小学生になり、夏は19時頃でも公園に遊びに行こうとお誘いがあったら行くようになった。今までは、公園でたまたま子供の友達に会ったりしたら20時過ぎになることもあったが、19時頃には家に帰っていた。特別な日ではないのに、遅くまで子供を外で遊ばすのは良くない事のように感じていたからだ。子供の健康のために、規則正しい生活をと。

考え方が違うのだろう。暑い昼間に外で子供たちを遊ばせなくても、夕方以降涼しくなってから遊ばせたら良いじゃないか。そんな感じだろうか?もちろん夜なので、子供たちに大人は付き合わなくてはいけない。でも、『付き合わなくてはいけないから一緒に行く』のではなくて、どちらかというと、子供が大人の散歩に付き合っているのではないかとも思う。大人たちが涼しい時間帯に散歩に出てチャイ(紅茶)を飲んでいる間、子供たちは遊んでいる。カフェだったり、公園だったり。

子供たちにとっては夏の夜は楽しい時間のようだ。私の子供も夜に出掛けることを希望する。「いつもと違って楽しいから!」と言う。私が早く寝たいのであまり遅くまでは出掛けないが、いつもと違う時間帯、学校があるときはもう寝ないといけない時間に遊んでいられる。

夏休みが終わるころにはお母さんたちが、「学校が始まるから、そろそろ夜は早く寝かさないと。」と言っているが、そんなに簡単に早く寝られるようにはならない。そして学校が始まり、眠い目をこすりながら授業を受けている子供たちが毎年のようにいる。

ご近所さんがベランダで座っておしゃべりしている。まだまだ一日は終わらないようだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?