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ハロウィンでうまくカボチャが使えない

去年は家でハロウィンパーティーをした。子供とオレンジと黒の紙を文房具屋さんで買ってきて、二人でチョキチョキとハサミで切って飾りを作った。

トルコはイスラム教徒なので日本みたいにハロウィンのお祭りはない。けれど、子供がしたいと言ったので仲良くしている友達家族(お友達とその両親の3人)を招待した。

朝から子供とケーキを作り、私は事前にたくさんお菓子を買い込んだ。カボチャを使ったお菓子を希望されたけれど、トルコのカボチャを使ったお菓子はカボチャを食べやすい大きさに切って砂糖で甘〜く煮る、Kabak Tatlısı ・カバク・タトゥルス(Kabakーカボチャ・Tatlısıースイーツ )というのは知っているが他は知らない。たまに近所の人が作ってくれたのを持って来てくれる。私は好きだけど、甘すぎると言って家族はあまり食べない。日本のカボチャとは違うので、お菓子を作っても日本のカボチャの「スイーツ」のイメージで食べてしまうからイマイチ。おかずにもうまく使えず、カボチャはほとんど買わなくなってしまった。

子供がカボチャをくり抜いてジャック・オウ・ランタンを作りたいと言った。けれど、トルコのカボチャは日本のカボチャと違い大きすぎるのでちょっと・・・と申し訳ないけどあきらめてもらった。こちらでは、大きなカボチャを欲しい量を切ってもらい買うシステム。まるまる一個買うと結構大変なことになる。

日本に住んでいるときはハロウィンパーティーなるものはしたことがない。というか、パーティーには全く縁がないし、にぎやかなのは苦手なので興味がない。だから、何をしたらパーティーになるのかわからないままとりあえず準備。

パーティーが始まる。子供たちはいつもよりは気持ち変装。魔女と忍者。でも、そんなことよりもお菓子が欲しくてウズウズ。「トリックオアトリート」「お菓子をくれなきゃイタズラするぞ!」というセリフを言ってお菓子をもらいに来てね、と言ったけど、言ったのは最初だけ。子供たちの希望で、たくさんあるお菓子をもらいに来るたびにちょっとずつあげる。毎回二人は大喜び。また来るっ!!と言っては私たちの手元のお菓子がなくなるまで何度ももらいに来た。その姿がかわいすぎる。

配るお菓子がなくなると、みんなでケーキを食べた。私の子供がおばけの絵を描いたケーキ。子供たちは美味しいと言っておかわり。大人たちは、お茶を飲みながらゆっくりお喋り。普段と少し違うだけのパーティーだったけど、子供たちは喜んでくれた。「来年は僕の家でやろう!!」とお友達は気に入ってくれた様子。

今年はどうするかなと考えていたら、11月1日から中間テスト期間が始まると先生から連絡が来た。今年の9月から新学期が始まり、トルコの小学校(4年制)を卒業して中学校に通い始め、中学5年生(日本では小学5年生)になった私の子供。日本の中学と同じで、各教科ごとに担当教員が授業する。先生が違うから、各先生から宿題がたくさん出されて宿題と格闘している毎日。テスト期間前はテスト勉強も必要そうだ。

全くないのも可愛そうなので、トルコのカボチャを使ってこりずにお菓子を作ってみる?!とも考えているけれど、また仕上がりにがっかりしたくないしなとちょっと迷っているところだ。



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