見出し画像

トルコで引っ越しのために家探し・7・決断しました

*シリーズで書いています。1はこちら ↓

結論から言うと、賃貸の4階の家を借りることにした。

いろいろと悩んでモヤモヤもたくさんあったが、アパートの場所が家族にとって便利な場所だということが借りる大きな決め手となった。

新しい貸主さんと会う。
貸主さんは、夫婦で契約の話をするために車で一時間くらい離れた街からやって来てくれた。物静かな感じの40代(?)の夫婦。

奥さん側の親戚が共同で家を共有しており、家賃は4組の家族で分けている、基本的な連絡は奥さんにしたらよいとのこと。家に問題があるところがあれば相談して改善していける、などとカフェでお茶を飲みながら話を進めていく。

新しく住む家は小綺麗な感じの家だが、古いため多少ガタがきていた。洗面所の蛇口を直したり、ベランダの扉を直したり、網戸がなかったので網戸を付けてもらったりする。入居してからしばらくして、洋式トイレの調子が悪くなり、こちらも修理しなくてはならなかった。

最初のうちは、あちこち直してと希望ばかり出していたが、新しい貸主さんは、「修理費は次の家賃から引いておいて。」というだけで、急いで修理しなくてよいことに対しても、特には嫌がらずに対応してくれた。

引っ越した家は、サロン、台所、バスルーム(シャワー、洗面所、洋式トイレ)、個室のトルコ式トイレ、それから大・中・小の部屋が3つ、小振りなベランダが2つ。

アパートの前には細めの道路があり、向かいにはアパートが建っている。3階から下は、向かいのアパートが西日をさえぎる影を作ってくれていたが、私たちの4階の家は、真夏は午後からは長い時間、西日があたり、サロンは残念ながら暑かった。

しかし、家の中ではサロンが好きだ。部屋が広いので家族がサロンに集まって各自好きなことができる。広い分、一画をカフェスペースとしても楽しめるし、読書スペースもある。でも結局はみんな中心のソファ―の所に集まって来てくつろいでいるのだけど。

子供も自分の部屋からおもちゃを持って来てサロンで遊ぶ。時には椅子と布を使ってテントを作り、中に布団を持ち込んで本を読んだりゲームをしたりして遊んでいる。まぁまぁ大きなテントを作るので若干掃除をしたりするのに邪魔だが飽きるまでしばらくそのままに。たまに、友達が遊びに来たときは何やらテントの中でモソモソと一緒に遊んでいて微笑ましい。

私たちの借りた家は両隣、他の家に隣接していたが、中サイズの部屋だけ他の家に隣接していない壁があり、住み始めてからその事に気付く。隣がないので真冬は部屋の中が寒い。逆に、夏は過ごしやすい部屋のため夏は活躍している。

真夏や真冬になると、3階の家が良かったなと思うときもあるが、それはそれで気持ちの整理はついた。

知人たちが住んでいる家も、話を聞いていると最上階でなくても、何らかの問題を抱えている。ちなみに3階の家は夏になると騒音問題があるらしい。隣の住人がベランダで過ごすことが多くなり、毎日話し声や音楽がうるさいようだ。

完璧な家を見つけるのはなかなか難しい。過ごしやすい良い家は、そもそも賃貸にならずに持ち主が自分で住むだろう。

家探しはなんて難しいのか。

問題は日々出てくるが、日本と違い、「Burası Türkiye(ここはトルコだ)」と言って、一つ一つ解決していくしかない。



おしまいに、

「トルコで引っ越しのために家探し」にお付き合いいただいてありがとうございました。
その後の管理人のおじさんとの関係は、「トルコで引っ越しのために家探し・番外編」で書きたいと思います。


*続きはこちらです ↓







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?