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子供でも大人になりたい

なんか、気分転換でドライブしたくなった昨晩。

「気分転換」よりかは「現実逃避」という言葉を選択するべきかもしれない。

晩ご飯もお風呂も全て済ませて、特に何もすることがなくて、寝る寝ないの葛藤が頭で繰り返されて

でもかと言って22時とかに寝てしまうのは勿体無い気がするからドライブ。

たまたまLINEしてみた人が「連れ回してくれていい」なんて言ってくれるもんだから、遠慮なく夜の街を走りました。

どうやら私たちは、大人になりつつあるらしい。

自分は子供じゃないって否定したいだけかもしれないけど、大人になりつつある気がする

「炭酸を飲みたくならなくなった」

「少し走っただけでバテる」

まあこれは歳取ったなって感じだけど

「夜景見にきた悪いことしてる感じ」

なんて会話が出たり

大学生なんだもの、車もあるし門限もないし春休みは長いし、大人になった気分を少し味わったっていいじゃないか





いや、そういうことではなくて。
大人になるって、確かにそれも紛れもない事実なんですけど






ふと小学校の隣を通る時があった
そのまま小学校の時何してたって話になったんですけど

お父さんのソフトボールについて行って、ただひたすら終わるまでその場の遊具で遊んでたとか

遊ぶ時はどこでもサッカーボール持参、とにかくサッカーしてたとか(サッカー少年ではないです)

今は何か行動する度に、その目的はなんだとか考えてしまうけど、その頃は本当に何も考えてなくて、無邪気でただひたすら自転車を漕いで

今なら出来ないかもって事が沢山

「少し大人になったかも」なんて。

何が大人になったっていう定義だとか基準になるか分からないけど

とりあえず少しずつ心は大人になってるんだろうって思う。

小6の時に自覚できる程度の反抗期を迎えた。

先生には歯向かうことも多々あったし、黒と金の服が周りでやたら流行ってたからそれに乗ってみたし、

自転車のハンドルを上げることも普通だった。

これらは全部今では全くない。

恋愛においても、LINEが続いただけで異性に対してこれは恋なのかって錯覚することもないし

顔がいいだけで内面考慮しないで相手を選ぶこともなくなった。

勉強も、その頃に比べたら格段にできるようになったし、することの意義もそれなりに感じるようになった

食事も、楽しめるようになった。昔から楽しんでなかった訳ではないけど、ピーマンもナスも、ゴーヤも食べれるようになってた。

お金も自分で稼ぐことを知って、貯金することを覚えた。昔は財布の中が数十円とかになる程ゲームセンターに寄付してたけど、今はそんなことない。

でも、大人になってマイナスになったこともある気がする。

楽観的に何事も考えすぎていて、絵を描いたり作品を作ったり、創造性に長けていた幼い頃の自分はもういない。

何かに対して深掘りしすぎて、深く考えすぎて変な衝動に駆られたり自分をコントロールできない時がある。

なにより変わったのが、アウトドアからインドアになった事、決して良い事ではないよなあ…
良いように考えれば、落ち着きが出たんだろうけど

「大人になったね」って言葉は良いように聞こえるけど、そればっかりではないんだろう



夜景はこんな綺麗に感じるようになったのに

大人になるってなんか、複雑だ。

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