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【20代前半:無職】既卒の就職は厳しいのか?

「既卒の就職は厳しいって聞くけど、正社員になれるのかな…?」
「正社員として就職するためのポイントは?どんな求人に応募すべき?」

既卒とは「学校をすでに卒業していて、正社員としての職歴がない人」のこと指します。

職歴がない状態なので「既卒から正社員に就職するのは厳しい…」というイメージがある人も多いでしょう。

とはいえ、実際は既卒でもしっかり就職活動をすれば、正社員になれる可能性は十分にあります。

今回の記事では「既卒」「1年間ニート」「職歴なし」「実績なし」「派遣社員を3ヶ月で退職」という厳しい条件で就職に成功した私の体験談を踏まえ「【20代前半:無職】既卒の就職は厳しいのか?」を解説します。

正社員に就職するためのポイントも詳しく解説します。既卒の就活でなかなか内定がもらえてない人も、諦めずに挑戦していきましょう!


既卒の就職が厳しいと言われる理由

既卒の就職が厳しい理由として、「新卒至上主義」の企業が多いことが挙げられます。

というのも、新卒採用は「同時に大人数を採用し教育できること」や「優秀なポテンシャルを持った人材をゲットできる」といったメリットが企業側にあるからですね。

ぶっちゃけ、大手企業は新卒至上主義の傾向が強く、既卒は就職で不利になりやすいのが現状…。

企業の採用では「中途>新卒>既卒」という序列となり、既卒での就職が厳しいのです。

企業側の既卒者のイメージ

企業側が思う既卒者のイメージは、下記のようなことが考えられます。

・就労意欲が低いのではないか
→大学卒業後に就職しなかったことが不信感になる

・社会性や協調性に欠けている
→社会で働くことに疑問があったのではないかと思われる

・自分のレベルを把握していない
→就職できていないことから自己分析ができていないかと思われる

既卒にマイナスイメージを持つ企業は、上記のように考えています。

早期離職は企業にとって大打撃

また、採用担当者は、既卒に懸念点をいくつか持っています。

なぜなら、大学を卒業したのに就職していない若者をいきなり「私を信頼しして採用してください!」と言われても不可能だからです。

たとえ、既卒者を採用しても、早期離職されると採用コストが無駄になりますよね。

もちろん、企業側も「書類審査」「面接」「説明会の開催」など、採用にかなりの「時間」と「コスト」をかけていますから…。

また、社会性・協調性に欠けていては、社会人として働くことができません。

少し悲しい現実ですが、高望みして自分の身の丈を分かっていない人は、企業から「過去の反省ができていない人」と思われてしまうのです。

既卒が就職活動で発揮できる3つの強み

しかし、既卒だからこその強みがあり、上手にアピールできれば正社員への就職は十分に可能です。

既卒が就職活動で発揮できる3つの強みがあります。

①:すぐに入社できる
②:新卒と変わらない若さがある
③:他社の文化に染まっていない

最近だと、既卒者の「スキル」「ポテンシャル」を評価する企業も多くなってきました。

実際に私も「スキルなし」「実績なし」「未経験」の既卒から正社員として就職することができました。

既卒が就職活動で発揮できる強みを活かして、就職活動をしましょう!

①:すぐに入社できる

既卒を募集対象にしている企業は「若者不足 or 人手不足」という課題があります。

既卒は、中途採用者のように「すぐに活躍できる即戦力」にはなれませんが、例えば先輩社員のサポートをして役に立つことはできますよね。

「1日でも早く仕事を覚えて活躍してほしい!」と考えている企業なら、既卒でもすぐに正社員として就職することが可能でしょう。

【20代前半:無職】既卒が2週間で就職できた話

私自身も既卒でコンサルティング会社に正社員として入社できました。

当時は人手不足だったためか、面接から2週間ほどで内定をいただきました。

さらに「すぐに入社できる!」という状態だったため、実家から東京へ上京。

フットワークの軽さを強みに、すぐに就職できました。

②:新卒と変わらない若さがある

既卒の定義は「学校をすでに卒業していて、正社員としての職歴がない人」であり、多くは20代です。

つまり、新卒社員と年齢差がそこまでなく、若手が少ない企業にとっては貴重な若い人材になります。

「若さ」は、就職において「強力な武器」。

既卒とはいえ、ポテンシャルのある方も多いです。仕事や企業を選びすぎなければ、既卒でも厳しいと感じることなく、正社員に就職することができます。

③:他社の文化に染まっていない

企業は「前職ではこんなやり方だった…」と嘆く既卒・中途採用者を嫌います。

なぜなら、全く違う企業文化を自社に持ち込まれても業務に支障が出てしまい、困るからですね。チームにも迷惑がかかります。

しかし、既卒は職歴がないので、あまり心配することもなく採用することができます。

他社の文化に染まっていない人材は貴重です。

欲しがる企業は多く、そういった企業を見つけることができたら、正社員への就職も容易にできるでしょう。

既卒が就職を成功させる2つのポイント

既卒が就職を成功させる2つのポイントは下記の通りです。

①:「既卒歓迎!」の求人に応募する
②:自己分析や業界・企業研究を徹底する

大学時に行っていた就職活動では通用しません。今までのやり方を見直しつつ、書類制作、面接対策をするべきですね。

①:「既卒歓迎!」の求人に応募する

既卒の就活を成功させるためにも、必ず「既卒歓迎」の求人を探して応募しましょう。

「既卒歓迎の記載がある企業=既卒を欲しがっている企業」であるとすぐ分かります。

✔︎未経験OKの求人

✔︎未経験OKの求人

✔︎経験よりも人柄重視の求人

つまり、他の求人に比べて採用確率がグンっと上がるわけです。

②:自己分析や業界・企業研究を徹底する

「自己分析・業界研究・企業研究」は、新卒・既卒・中途採用などに関係なく必要です。

既卒での就活は「過去の失敗経験から何を学び、どう改善のための行動をしてきたか」を語れるようにするのがポイントになります。

というのも、失敗経験からどう挽回したのかを企業は見ているからですね。その姿勢が「仕事への態度」にも通じます。

失敗体験を補う自己PR

たとえば、過去の失敗体験を補うような自己PRはこんな感じ。

✔︎就職しなかった理由
→「大学の授業・卒論が忙しかった。とはいえ、結果的には最高評価を得ることができた」

✔︎大学卒業後の空白期間
→「〇〇という資格(スキル)取得のために勉強していた。結果、〇〇の資格(スキル)取得できた」

上記の2つは既卒時代に就職活動をしていた私の体験談です。

「就職しなかった理由」「大学卒業後の空白期間」は必ず聞かれるので、なるべく「ポジティブな話」になるように回答例を考えていました。

「自分の想い」と「企業の求めること」に一貫性を持たせることができれば、既卒でも正社員になることはできますよ!

まとめ:既卒の就活は厳しいが、正社員になるチャンスはある


既卒でも正社員になれますが、あなた自身の考え方・就職活動への姿勢によっては、結果が大きく変わります。

自信のない状態で採用選考を受けても不採用になりますし、思い上がって身の丈に合わない行動をしても厳しいです。

「正社員として就職したら、どう活躍していきたいか」までイメージし、既卒の就活を乗り越えていきましょう!