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【20代後半】転職の厳しさや苦労を語る

「20代後半で転職しようと思っているんだけど、うまく転職できるかな…」
「転職できたとしても、入社してからすごく苦労しそうで怖い…」

人によっては、転職活動するも、なかなかうまくいかず、苦労される方もいます。というか、苦労する人の方が多いです。

とはいえ、20代後半の方は、社会人としての経験やスキルを積んできており、体力もあるため、採用市場では優遇されることもあります。

もしも今、転職活動で苦労している方やこれから転職活動を始めたい方は、ぜひ最後までお読みください!


20代後半の転職は厳しいのか?


そもそも20代後半までは「ポテンシャル採用」という採用方法があるほど、人材としての価値が高いです。

なぜ人材としての価値が高いかというと、20代後半の方は、ある程度のスキルや経験が身についている上に体力や真面目さ、成長意欲があるため、伸び代があると評価されるからですね。

ぶっちゃけ、「20代の苦労は買ってでもしろ!」というのは本当です。

たとえ、今の会社の仕事が自分に合わなくても、「ポテンシャル採用!未経験OK!」の会社に転職したいと思ったらチャンスの時期かと。

未経験でも自分の好きな/やりたい業界に転職できた20代後半の方はたくさんいます。

つまりは、20代後半は転職市場で価値が高く、多くの20代後半の人が転職できています。

20代後半の転職の厳しさと苦労

20代後半の転職希望者は、多くの会社が欲しがる人材ですが、他の世代に比べて厳しい面もあります。

その理由としては、転職希望者の性格や伸び代が同じであれば、より若い方が選ばれる傾向があるからですね。

例えば、AさんとBさん、どちらが採用される可能性が高いと思いますか?

Aさん
現在28歳。現職では営業マンとして日々営業をしている。営業マンとしてのスキルはあるものの、自分の将来のことを考えたときに、在宅でも仕事ができるプログラマーとして活躍していきたいと考えている。とはいえ、プログラミングスキルはなし。仕事をしながら勉強しているので苦労している。

Bさん
現在22歳の新卒。大学ではプログラミングを専攻しており、HTML、CSS、Java scriptなどの言語を習得。ゼミではスマホアプリの開発にも注力。これまでの経験を踏まえ、大学卒業はIT業界に就職することを決めている。日々、プログラミングの勉強は怠らない。

同じプログラマーを目指している2人ですが、会社側からの評価とすれば、Bさんの方を採用したいと思うはず。

同じ未経験の場合、新卒や20代前半の方と比較すると、20代後半の方は少し不利になるのです。

ポテンシャルか即戦力か

他にも、「ポテンシャル採用で採用するか」「即戦力採用するか」という面で20代後半の方が不利になるケースもあります。

例えば、「即戦力採用」の求人を出している会社があるとして、20代後半の経験者と40代のベテラン経験者が同時に応募してきた時、会社側としたら40代のベテラン経験者を採用したいはず。

というのも、40代の方のほうが圧倒的に社会人経験があり、スキルや経験で20代の方を上回っているからですね。即戦力として期待されます。

「会社の売上につなげられる人材」という面で見れば、スキルや経験で優っている40代の方が有利になります。

会社が求めているのがポテンシャルなのか、即戦力なのかにもよりますが、30代や40代などの経験者が優遇されるのはしょうがないこと…。

自分が転職したい会社と、会社が求める人材があっていれば、難しいとは限りませんが、転職活動で苦労することがあるということを意識しておきましょう。

20代後半の転職で苦労する人


では、実際に20代後半でどんな人が苦労するのか見ていきます。

もしも自分に当てはまっているものがあれば、転職活動が長期化する可能性があります。

苦労する人①:転職回数が多い

転職回数が多ければ多いほど転職は不利になります。

その理由としては、転職を2回以上、つまり在籍する会社が3社目以上になると、転職成功率は半減するというデータがあるからですね(dodaの調査結果)。

例えば、20代後半の転職者の転職回数について、会社の採用担当者は以下のような印象を受けるそうです。

・転職回数1回:一般的。長く働いてくれそう。スキル、経験に問題なければ採用
・転職回数2回:多めの印象。長く働いてくれるか不安だけど、スキルや経験次第で採用
・転職回数3回以上:多い。すぐに辞める可能性があるので採用は控える

こんな感じ。

20代で転職2回は多い方だけど転職すべき理由

2回の転職でも「多い」と思われてしまうことで、転職成功率が下がり、苦労してしまうことがあります。

やりたいことや好きなことがあればすぐに転職してもOK。

とはいえ「自分のやりたいことや目標」があるなら、その業界や会社に転職すべきかと。

「転職活動をしたい!」「自分のやりたいことをしたい!」と感じたならすぐに行動。理想の生活を実現するための第一歩となります。

転職活動は大変ですが、自分に合う会社に転職できれば理想の生活を実現するができます。

苦労する人②:20代後半までフリーター・派遣社員

正社員として働いたことがない20代後半の方も、転職に苦労することがあります。

その理由としては、会社の採用担当者が「この人はなぜ、今まで正社員として働いてこなかったか?」が疑問になり、不信感を抱きやすくなるからです。

例えば、これまでフリーターとして働いてきた20代後半の方が、正社員として転職活動をする時、採用担当者からさまざまな質問を受けます。

フリーター→正社員への転職面接で聞かれる質問

フリーター→正社員への転職面接で聞かれる質問の例として、

・なぜ、これまで正社員として働いてこなかったか?
・フリーターとして働く傍ら、何か自分のやりたいことをしていたのか?
・フリーターとしての仕事は、会社でどう活かすことができるか?

など、聞かれることがあります。

質問によっては、あまり聞かれたくないことや答えたくない質問も多いでしょう。

私も大学卒業後、派遣社員として働き、その後、転職活動をしましたが、上記のような質問をされました。

とはいえ、こういった質問に対して、素直に答えることで、面接官からの印象も変わってきます。

自分の経験の棚卸しや書類作成、面接準備をしっかり行えば、転職成功率もグンと上がります。

苦労する人③:結婚・出産を考える女性

20代後半の女性の方であれば、近い将来、結婚や出産を考える時期です。

結婚をしたり、子供を出産することは、とても素晴らしいことですが、それと同時に、会社側は「会社を退職する可能性」があることも考えなければなりません。

つまりは、20代後半の女性が入社した際、すぐに産休や育休を付与する可能性を考える必要があるのです。

うーむ、しょうがないことではありますが、ちょっと差別的な雰囲気もありますよね。カワイソウ…。

ただ、産休や育休が整っている会社であれば、女性の復職率も上がります。

このような会社も増えてきているので、産休や育休が整っている会社に応募するのも良いでしょう。

【28歳】転職2回の私の体験談

現在、私は23歳の時に1回目の転職、27歳の時に2回目の転職をしています。

すでに転職を2回しているのですが、どちらも約1ヶ月ほどで転職活動を完了させています。

ぶっちゃけ、めちゃくちゃ苦労した、というわけではなく、割と戦略的に転職活動した結果、短期間で転職に成功できたと考えています。

(とはいえ、たくさんエントリーシートを書きましたし、転職エージェントの方と毎日電話で相談していました)

正直なところ、1回目の転職活動の際に、志望理由を書いたり、職務経歴書を書いたり、慣れないことをして疲弊してしまった経験があったため、あまり長引かせたくなく、短期集中で転職活動をしていました。

そして、転職した会社はどちらも自分に合うとても素晴らしい会社でした。

ここでは私の転職体験談も踏まえ、20代後半の転職で成功するために、注意したいポイントを見ていきます。

【20代後半の転職】転職活動は慎重に考えるべき

結論、タイトルの通りです。

というのも、転職は自分の人生を左右することだからですね。

例えば、周りの友人が転職に向けて動き出すことを知って「自分も転職しなければ!」と思い、最初に内定をもらった会社に転職したらブラック企業だった…ということはたくさんあります。

転職を「ゴール」にすると入社後、すごくツライことに…。こういう人を何人も見てきました。

20代はまだ若いけど慎重に転職活動をする


そうなると、精神的、身体的に疲弊し、毎日がつまらない。

自分の趣味で気を紛らわそうとしても、仕事のことが頭から離れなくなり、全く休めない…ついにはうつ病に…。

こんなことはよくある話です。

なので、周りに影響されて、焦って転職しないよう、慎重に考えてください。

将来的に転職することを考えつつ、今の会社でスキルや経験を積んで、実績を作ってから良い条件での転職を目指すのもありです。

転職は自分の人生を変えるイベントなので、なるべく慎重に行うようにしましょう。

苦労しないために自分に合う会社を見つける

転職活動では、自分に合う会社を見つけることが大事です。

これは当たり前の話ですが、自分に合う会社を見つける前に転職活動を完了させてしまう方も多く見られます。

転職は自分の人生の方向性を決める大切な決断。慎重にやるべきです。

先ほどの「焦って転職活動を始める話」にも似ているところですが、本当にその会社は自分に合う会社なのかを判断し、入社後に苦労することが無いよう気を付けるべきです。

求人情報に書いてる内容をそのままうのみにせずに、実際にインターンで働いてみたり、職場の方と交流したりして、会社の雰囲気をつかむことが重要です。

転職の軸を決めて徹底的に準備をする


また、転職活動では、「転職の軸」を定めることも大切。

例えば、

・どの業界に転職したいか
・どんな仕事をしたいか
・それは自分の性格に合っているか
・転職基準は年収が良いか、仕事内容が良いか
・その会社で自分の目標や夢は叶えられそうか
・ 年功序列が良いか、成果主義が良いか

これらを考えることで自分の軸がわかり、自分に合う会社を見つけることができます。

事実、私もこの転職の軸を定めたことで、自分に合う会社を見つけ、転職することができました。

自分の想像通りの素晴らしい会社だったので、しっかり準備しておいてよかったと感じています。

転職の軸を意識しつつ、準備できるとOKかと。

結論、自分の「転職の軸」を見つけ、なるべく慎重に転職活動を行うことで自分に合う会社を見つけることができます。

20代で苦労することは良いこと

ここまで、「20代後半での転職の厳しさや苦労」に語ってきました。

今回は「転職」をテーマにして解説してきましたが、最後にもう少しだけ話の幅を広げます。

私自身、思っていることは、「20代で苦労することは良い」ということです。

「苦労する」というのは、一見、悪いイメージがあるように感じますが、苦労して報われることもたくさんありますよね。

例えば、

・仕事を頑張って苦労した結果、収入がアップした
・資格の勉強を頑張って苦労した結果、めでたく合格した

などなど。

これは、すごく効果的な苦労の仕方ではないかと思います。

人生を無駄にしないような苦労の仕方は素晴らしい経験かと。20代後半でも、失敗しても問題なしです。

特に20代のうちに何かしらのスキルを身につけておけば、その後の人生はだいぶ楽になります。

「20代はまだまだ遊べる年齢だから」

「20代は楽しまないと損」

「20代はいろいろ経験した方が良いよ」

こういった声があることもなんとなく理解できますし、苦労して学べることもたくさんあります。

20代のうちに何かしらのスキルを掘り下げておけば、人生の選択肢が生まれてくるので、20代で苦労することは良いことだと思います。

私も20代に入ってから、就職・転職のキャリアステージで、かなり苦労しました。

とはいえ、今では全く問題なし。逆にこの苦労した経験が今に生きています。

まとめ:20代後半で苦労することもあるけど問題なし


今回の記事では、20代後半の転職の厳しい部分や苦労する部分、転職を成功させるために重要なことを解説しました。

まとめると、

・20代後半は「ポテンシャル採用」という採用方法があるほど、人材としての価値が高い
・自分より若い未経験者や転職回数が多い人は転職が不利になることがある
・「転職の軸」を見つけ、なるべく慎重に転職活動を行うことで自分に合う会社を見つけられる

ぶっちゃけ、20代後半の転職活動には難しい部分や苦労する部分が多いです。

とはいえ、上記のポイントを踏まえたうえで転職活動すれば、自分に合った会社に転職できると思います。

転職活動は大変なこともたくさんありますが、自分の今後の人生を決める大切な選択になるので、じっくりと考えていきましょう!

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