【2024年1月1日能登半島大地震について】
2024年1月1日の元旦、16:10頃に石川県能登半島に震度7の大地震がありました。
元旦にこんなニュースになったのは本当に悲しい。被災された方々には心からお見舞い申し上げるとともに、復興に尽力されている皆様には安全に留意されご活躍されることをお祈りいたします。
【インターネットの弊害】
現在2024年1月4日。地震について、情報が不透明なためここではあえて触れません。
触れないといったものの、インターネットを見ているとそのリテラシーの低さに落胆した。
こういった緊急事態や自然災害があった時にこんなにも人はパニックになり、こんなにも錯乱するんだと思い知った。
まず、X(旧Twitter)やInstagramでのみんなの動きで一気に失望した。
我先にと、被災地へ向かう一般人。デマ情報やソース元もない情報に踊らされたむやみに拡散する人。それに反論する人。などなど。
普段、インターネットに触れているはずの若い世代も全てみんな踊らされ過ぎている。
これはかなり危険だ。
ソース元を確認していないのに詐欺師だ!不審な車だ!とナンバー付きで拡散されている。
いや、待て。
もしも善意で救助に向かっていたらどうする?そのまま不審だと騒ぎ、襲撃事件にも発展したらどうする?当事者は本当に助けたい一心だったのに不確かな情報だけで命が狙われる可能性があるのだ。
これは危険すぎる。
ネットリテラシーがない人間の拡散ほど怖いものはない。
責任も取れないのになぜ平気で拡散できるか理解ができない。
SNS時代だからこそ、慎重に情報を取り扱う必要がある。
また、被災地に向かう人間や物資支援など個人でやっているものにも拡散され、渋滞の原因になっていたり。救える命が救えなくなる可能性もある。
こういった自然災害や緊急事態の時こそ冷静さが必要だ。
本人は善意のためだろう。その気持ちはすごく良くわかる。
早く助けたい気持ちも痛いほど良くわかる。
しかし、こんな時こそ俯瞰で考える必要がある。
大規模な災害の時、人間1人にできることは限られている。
無知やリテラシーのないものの善意ほど足枷になるものはない。
【教育が重要】
やはり、ヒューマンエラーではなくこのシステムのエラーであると考えるべきである。
こうなった時は必ず揃いも揃って、人を叩いてしまうのが世の常だ。(自分含め)
人を恨んでもしょうがない。善意を恨んでもしょうがない。
バカを恨んでもしょうがない。(言葉が悪いのはご容赦いただきたい)
こうなる根本の原因は「教育」にある。
インターネットがやってきてから全国の隅々まで行き渡るほどの教育が浸透できていないのと、それを教える者のリテラシーがそもそも高くないのが原因だ。
インターネットがやってきてから急速に全てが発展した。
しかし、このままでは取扱説明書もよく読まず、おもちゃを壊してしまう子どもと一緒だ。
それをあとから返品だ!返金だ!おかしい!と目くじら立てても、企業側は丁寧に取扱説明書に記載している。まぁそれも読みづらいようにしているのが問題点でもあるが。
この取扱説明書も、完全ではない状態で商品を流通させてしまっている状況と言える。
だからこそ、義務教育レベルでもっとインターネットの正しい使い方を教える必要がある。
それにプラスして、現代の「大人こそ」が再教育していく必要があると言える。
30代以降の我々世代は、インターネットについてしっかりと勉強していない世代なのだ。大人になってからやってきたインターネットに「大人」がついていけていないのだ。
企業レベルなのか個人レベルなのかはさておき、もう一度インターネットの取り扱いについて勉強する必要がある。
そして、親世代の我々が子どもに伝えていく必要がある。
正しく情報を取り扱えば一級品。一歩間違えれば危険なインターネットの教育には大人こそが重要といえる。
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