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リンクアンドモチベーションでの仕事

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リンクアンドモチベーションでの仕事をまとめています。
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記事一覧

デジタル推進のラスボスはデジタルではなくアナログな人間の感情である~組織コンサル会社だからこそ提供できるDX研修サービスの紹介~

立ち上げの背景弊社、リンクアンドモチベーションでは、昨年よりDX研修の提供を行っています。 簡単にまとめると、 現場で業務効率化、生産性の向上に向けた課題解決を行える「推進人材」を育成しましょう! というプログラムになります。 もともと、僕は社内に対してDXの推進、生産性向上に向けたツールの作成、現場に対するデジタルリテラシー教育などを行ってきました。 こういった取り組みを社外、お客様に対しても価値として提供したい!という思いから、このサービスにかかわらせていただくことに

要件定義の成功の鍵とは

はじめに私は現在、全社CRMシステムの再構築プロジェクトに携わっています。ユーザーへの要求ヒアリングの開始から1年が経ち、リリースまでさらに約1年を要する長期プロジェクトですが、やっと要件定義が完了したところでの区切りとして振り返りと学びの共有をしたいと思います。 ここでは、私達のチームが想定していたROIを満たす要件定義を納期通りに完了させた成功要因について振り返っていきたいと思います。 要件定義を成功させた要因論点整理の実施 プロジェクトを開始する前に、ステークホルダ

業務改善のためのツール選定と評価のポイント

はじめに私が在籍している株式会社リンクアンドモチベーションでは全社CRMシステムの再構築プロジェクトを進めており、業務省力化のためにクラウドサービスのツール(以下、ツール)の導入を推進する機会がありました。 本ブログではツールを選定する上でのステップとポイントをまとめていきたいと思います。 ツール導入までの流れ業務要件の整理 ツール調査 トライアル検証 評価、意思決定 導入 主な流れとしてはこのようになります。それぞれ詳細にみていきます。 業務要件の整理アウトプ

アワードは熱源であり挑戦者の背中を推す場所!?アワードの意義を語る

こんにちは。 今年7月から異動をし、現在はお客様向けアワードの担当をしています。 4年前もこのイベントを担当をしており、再度担当することになりました。 社内でも聞かれることも多く、 また社外に伝えることもなかったので、 この機会に、このイベントの意義や価値について書いてみようと思います。 アワードって何?リンクアンドモチベーション主催の表彰イベントで、以下2つがあります。 ・「ベストモチベーションカンパニーアワード(企業表彰)」   - 全モチベーションクラウドユーザーの

基幹システム刷新の道のり:1,000名以上の企業での課題と解決策

どんな記事か私は現在、株式会社リンクアンドモチベーションで全社CRMシステムの再構築プロジェクトのPMをやっており、今年10月から要件定義をベンダーと開始しています。 この要件定義開始までこぎつけるのに丸一年(予算獲得7ヶ月、ベンダー選定&開始準備4ヶ月)かかったのですが、 従業員1000名以上の複数の事業体と数社のグループ会社を抱える企業において、基幹システムを刷新するために、どのようなプロセスを辿ってプロジェクト開始に至ったのかをまとめたいと思います。 同じようなプロ

AIで変わるカスタマーサクセス〜データから始まる未来の戦略〜

はじめに2023年は昨年秋のChatGPT登場により、AIがより身近になり、個人的にも組織的にも活用が盛り上がった年でした。いくつか登壇の場もいただきましたが、まとめとしてカスタマーサクセスにAIを取り入れることで、生まれる優位性について書きたいと思います。 本noteは、CS HACK Advent Calendar 2023 12月1日の記事として投稿しています。 AI活用の勝者は独自データを持つ企業であるカスタマーサクセスがAIを活用するにはどうすればいいですか?と

転職者・異動者の活躍を支えるエントリープログラム

はじめにはじめまして。 2023年7月から、リンクアンドモチベーション プロセスデザインユニットの一員として働き始めました、 Yuikaと申します。 お客様の会社に対して組織開発・人材開発等の コンサルティングを行っていた部署から プロダクト開発をミッションとする部署への異動となりました。 異動してきてからの自身の経験もふまえ 転職者・異動者の組織へのオンボーディングの在り方について ポイントと共に整理していきたいと思います。 前提「プロセスデザインユニットって?」まず

競合分析と市場動向を超えた成功の鍵〜新規商品・サービス開発 序章〜

はじめに実は最近、新しい商品サービスの開発をしていました(今もやってます)。 取り組み始めた理由は2つです。1つは、私のこれまでの経験、特にカスタマーサクセスや社内DX推進の知見を他社様にも提供できると感じたからです。私の願望というのもありますが、実は教えてほしいなどのお声がかかる機会も増えてきたのです。 2つ目は、社長含め役員陣から、新しい挑戦を推奨する声があったことです。イノベーションというと大袈裟な感じがしますが、要は、既存のサービス・プロダクトにとらわれず、お客様に求

ChatGPTで要件定義書のチェックツールを作成し、開発未経験者でも自己レビューができるようにしたお話し

みなさんこんにちは。 リンクアンドモチベーションのタカオと申します。 プログラマーとシステムエンジニアを10年、 ウェブ関連の業務に17年間従事してまいりました。 現在は他部署から寄せられる様々なDX課題の対応を行なっております。 課題に対する技術検討、実現可能な要件の整理、エンジニアへの要件説明や整理、開発実装後の納品/検収対応をしております。 今回はそのDX課題対応における「ChatGPTを使用した要件定義書チェックツールの開発についての振り返り」をさせていただきま

デジタルトランスフォーメーションのために時間を確保する方法

はじめに 2022年に新卒でリンクアンドモチベーションに入社し、以来、デジタルトランスフォーメーション(以下、DX)推進チームの一員として活動してきました。約1年間、DX化の進展の象徴的な事例を紹介させていただきます。 今回の投稿で「社内のDX推進をしてツールを納品したはいいけど、納品先からの問い合わせが多すぎる」「ステークホルダーとのコミュニケーションに苦労している」とお感じの方々のお力になれることを願っております。 DXとは? DXには、3段階のステップがあると

目指せ”組織のDX”!DXコミュニティを3か月運営して感じたこと

DX推進に立ちはだかる壁あるあるこんにちは。株式会社リンクアンドモチベーションでDX推進を担当している我妻と申します。 DX推進チームの一員として、Google Apps Scriptを使い、現場業務を自動化するなどの業務改革を担当しています。 この記事を読んでくださっている方の中には、私たちと同じように、DXを推進する立場の方もいらっしゃるのではないでしょうか。 近年では、様々なITツールが手ごろな価格で試せますし、ChatGPTのような誰もが簡単に操作することのできる

週に1時間の会議をなくしたら、開発もチームも崩れかけた話

リンクアンドモチベーションでUXデザイナーをしている辻井です。所属している開発チームのとある会議が、想像以上にいろんな効果を生んでいた、というお話です。 どんな会議だったのか それは週次のKPT会議でした。(Keep / Problem / Tryの観点で、成果・課題を棚卸しするミーティング) 会議は週に1回、1時間 全職種から全員が参加 Miroで、「今週やったこと」「来週やること」を書き出す 他メンバーの振り返りを見て、「感謝コメント」を記入する チームや開

OBインタビュー | 株式会社リンクアンドモチベーション CS Opsからのキャリアパス ~OBのリアルな声から学ぶ~

株式会社リンクアンドモチベーションのCS Opsがどのような仕事をしているか、私が所属するプロダクトデザイン室プロセスデザインユニットの各担当者にnoteを通じて発信してもらっています。 今回は、OBからリアルな転職のその後を聞くことで、キャリアパスについてもイメージいただき、ぜひCS Opsの魅力を知っていただきたいなと思っています。 プロダクトデザイン室のOB 泉さんのプロフィール 2009年4月に株式会社リンクアンドモチベーションに新卒で入社。 採用領域のコンサルタ

入社4年目。初めてメンバーのマネジメントをした話

前提の説明弊社の新人研修には、「自社インターンシップに学生を動員する」というものがあります。 次年度の採用に向けて、インターンシップに学生を呼び、弊社を知ってもらいます。 新入社員のみんなは、「○人の学生に自分経由でインターンシップ説明会に参加してもらう」ことを目標とし、およそ1か月間、知り合いを当たったり、紹介してもらったりしながら学生と面談。信頼を築き、魅力を伝え、インターンシップの紹介をしていきます。 この研修はチーム制で行われ、4~6人の新入社員を1チームとし、2年