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決意のアコギ
これは先月のことなのですが、御茶ノ水でアコギを買いました。
モーリスW-45っていう、1975年製の中古アコギです。お値段は4万くらいなのでお手ごろ。
この年齢の大人としては大した買い物ではないのですが、僕にとってギターを買うことはかなり感慨深い買い物でした。
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ライブハウスを辞めて営業マンになると決意した年。今からちょうど3年前に、上京してからずっと共に歩んできたアコギを売りました。
10年少し前、地元沖縄から上京。
「アーティストとして生きていくからにはまずは投資だ」と2年ローンで購入した朱色のギブソンJ-45は30万程度の投資。(これまでの人生で一番大きい買い物)「お前と共に心中するぞ」くらいの勢いはあった。憤りもあった。
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けれども、相棒のギブソンJ-45は、営業マンへの決意と決別を胸に売りました。
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("音楽を辞める/辞めないの覚悟"というよりも、いろんな思いと経験の詰まったギターを手放して、新しいものを手にいれるための断捨離の方が近い。)
アップデートがしたかった。
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それから、かれこれ3年が経過。
石の上にも3年経過。
改めて自分ができることを振り返ってみて、再びアコギを買いました。
(実はサイレントギターというやつも1年ほど前に買っているんですが、やはり鳴らすと生のアコギとは響きが違うのです。)
モーリスを買った当日はレインボーブリッジの下の公園で気持ちよくかき鳴らしたりしました。
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ザ・東京ロケーションでガツンと鳴って振動する。感性まで振動して脳が目覚める。
そうだ、アコギのこの感じが好きだったんだ。
HAL=tonny
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