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“Tagebuch geschrieben von einem Lügner”日記

2023年 9月30日 土曜日 の日記


夢日記

僕は中学生。この中学校には給食を食べる食堂がある。真向かいの席に成宮寛貴が来た。今日のゲストらしい。こんな機会は滅多にない。日頃思ってる事を伝えた。
「わ、憧れです!嬉しいなぁ!」
一緒に食べた給食は、白身魚の南蛮漬け。


日常日記

・そんなに時間が無いし大した事もしてないので、今日は嘘をつく。


日常日記(Lüge)

改めて書くことじゃないんだけど、僕には霊体がみえる。これをいつも読んでくれているみんなには当たり前のことだよね。初見さんいらっしゃいの人のために説明しておくと、、箇条書きでいっか。↓↓

・僕には霊体(いわゆる、お化けってやつ)がみえる
・僕にみえるのは子供の霊体だけ(僕も子供だけど 笑)
・僕にみえる霊体は必ず悩み事を持っている

以上。今日も悩みを持つひとりの霊体さんがいたんだ。あ、そうそう。僕は、お人よしなのかもしれないけど、霊体の悩みを聞いて解決してあげるお手伝いをしている。放課後の部活みたいなもんなのかなあ。この日記には、解消された悩みを記録している。もちろん霊体さんには許可貰ってるよ?

あ、そうそう(←二回目 笑)、箇条書き追加するね。

・悩みを解決しても成仏するわけじゃない

じゃあ早速、その解決した悩みの話をするね。
(長いから注意して読んでね!)


僕はまず、人間の男の子からの相談を受けたんだ。男の子は小学生で、彼はいつも友達と遊んでいる時、ひとりでいる女の子をみつけていたんだって。

彼はその女の子の事がずっと気になってて、あるときに友達に相談する事にしたんだ。そして相談した次の日の朝。彼が登校すると、女の子は





日常日記(Lüge zwei)

リンゴを齧ってみたい。

僕が知っているリンゴは、黄色くて白くて甘くてとろとろしていて…

けれど、目の前にあるそれは赤くて丸くて。

僕は赤いリンゴを齧った。

硬くて酸っぱくて苦かった。

二口目は口に運ぶことを躊躇した。

三口目で吐き出した。

四口目を口に運ぶと、今度は甘かった。

五口目を食べると、もう次を食べる気は失せた。

僕は部屋に戻った。

部屋に戻った僕は、お爺ちゃんが遺した日記を読んで時間を潰した。

読んだ本の中には、沢山のことが書いてあった。

生まれてから死ぬまでの色々な事。

鳥や魚、植物や動物の一生。

お爺ちゃんは物知りだったようで、難しい言葉も沢山あったけれど、僕は一生懸命に読み進めた。

お爺ちゃんは生前、神様に仕えていたらしい。

神様は沢山の奇跡を起こしたらしく、人々に慕われていたようだ。

僕はお爺ちゃんが神様に仕えていたことを、誇らしく思った。

だから、僕も神に仕える牧師になろうと思った。

お爺ちゃんの代わりに、人々を導こうと思った。

そう決意した日から、僕は毎日欠かさず聖書を朗読した。

教会へ行くこともしなかったし、祈ることもなかった。

お爺ちゃんの遺してくれた古い本だけを愛読して過ごした。

五年の月日が流れた頃





日常日記(Lüge drei)

私の癖を教えて。あなたは気付いているはずよ。

アリスはまた俺の唇をなぞった。アリスが指を動かすたびに、ぞくぞくとした。俺の唇が震えているのが分かった。

それが悔しかった。けれど、そのぞくりとする瞬間がとても好きだった。

俺はアリスの瞳に目を注いだまま、ゆっくりと口を開けた。アリスの顔が近づいてくるのが分かる。

アリスの息づかいが聞こえる。

アリスの舌が俺の唇にゆっくりと触れた。俺は目を閉じた。

唇が触れ合う瞬間、アリスが言った。とてもとても小さな声で、俺に届くように囁かれた言葉だった。



おやすみなさい。さようなら



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