2024/3/15リリース、P_hlsk「甘露の法雨、注ぐ＿。」について
ご無沙汰しております。
3/15に個人リリースいたしましたP_hlsk「甘露の法雨、注ぐ＿。」につきまして、宣伝も告知も下手で諸々初めてでしたが想像していた以上にたくさんの方々にご視聴いただき、ご購入もいただいたり感謝ばかりです。本当にありがとうございました。
ベースを始めてからEPは出してみたいと思っていましたが、今回はかなり短スパンで唐突に「出そう」となったきっかけが今年のお正月でした。
能登半島を中心に大きな地震があり、とても驚き又自身も東日本大震災で実は結構トラウマを抱えており、自分が怖かった思いを経験したからなのかいてもたってもいられず、今自分が頑張っていることで何かできないか…すごく考えました。
それで「ビートメイクで何かしよう」となりました。
初めて出すし…売れるかもわからないし、そもそも売れることを一番の目的とはしていないし。なら幸い収益を得られたら義援金にしよう、ってパッと思いました。
話変わって、ではどういうビートアルバムにしようか考えるところから始まりました。それが1月末くらいからです。その時は自分らしいのって何かとか、やっぱり一番自分が好きだった時代である90年代を出したいとか、子供の頃から好きなものとか思い出したりしながら単語などを紙のメモにまとめていました。その時に書いていた単語はSF、宇宙人、魚とか。
無論、ベースも練習しに行って。
ある日、ベースの練習をしにスタジオに行き、講師と話をしながら学んでレッスンが終わった後に急に無性に銭湯に行きたくなりベースを背負って東中野まで銭湯へ行きました。そこでぬるめの炭酸湯に浸かっていたら銭湯特有のリバーブ感とか桶のカコンッて音を聞いたりジェットバブルのぶくぶく音で「これだ！！！！！」ってなり、その日は入浴後にすぐ家に帰ってまずLocal Visionsさんの新地域のライブを観てからずっと風呂の底や水の絵を描いてアイディアを練りました。
90年代感は遠くにシンセをGarageBandを使ってめっちゃ小さいMIDIキーボードで練っていました。他、今の自分には弾いたりできないものはサンプルを有償のもので購入し、又GarageBandのエフェクターで編集してリバーブを強めにして銭湯感を出そうとやっていました。ベースは自分で弾いたもののみ。あとは自宅にある水槽のぶくぶくをとったり、皿洗いの時に音を録ったり、2月後半に雪が東京にも降り出したのでその音をベランダでタバコを吸いながら先生という大事なぬいぐるみを持って録っていました。シューゲイズも少し取り入れたかったので今ある環境でなんとかエフェクターで再現しつつ、奥行きを出そうと作っていました。仕上げはいつもLaunchpadをサンプラー代わりにしていて、それで完成にしました。今自分ができるのはここまでだなあ、と思いました。まだまだ成長したいけど。ちょっと悔しさも感じましたが、今現在の自分も今だけだからと今回をだいじにしようと思いました。大切な過程。
他、1アルバムに関連性や流れを作りたかったのでイントロとアウトロを作成。イントロの波の音は神戸の須磨で録ったものです。
アートワークはギリギリで、3/15に絶対出すと決めていたので仕上がったのは3/14の夕方。90年代の思い出、銭湯、お風呂のアヒル…で固めました。
因みにシンセですごく参考に今回聴いたのが意外にも以下アイマスのキャラソン。「あ、この感じあった！」と気付くかもしれません。ぜひ聴いてみてください！
何から何まで初めてなので不慣れではありましたが、なんとかBandcampで個人リリースし、本当にありがたいことに9,900円集まりました。毎月1,000円義援金を1月後半から個人で義援金を払っておりましたが、1人より多い方がいいし少しでも力になれることが嬉しかったです。又、私は本当に自己肯定感が低く自信がないのですがこのように聞いていただきびっくりでした。自信持てるよう今後も地道に背伸びせずマイペースに頑張って行きたいです。そう思えた良い経験となりました。
実はこのアルバムを作る前から色々ありがたい声がかかっていたりしていたのですが、今回は自分の利益ではなくどうしても今自分より生活が大変になってしまった方々に軸を置きたいとお断りをしてしまいました。。その節は申し訳ない気持ちでいっぱいですが、自身は今回はこの決断に納得しています。又もっと練習し研究して作っていくので、前向きに感謝して色々参加できるように精進いたします（とはいえ本業忙しや。。。）
今回の売上に自身も上乗せして8/16に振り込もうと思います。またその際にTwitterメインで報告いたします。
本当にありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。ワー
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