データと現実の融合とは【感想文】「ゼンリン住宅地図とネット地図の秘密」内田宗治

小説「道をたずねる」が面白かったので、モデルになったゼンリンを描いたノンフィクションへ。刊行当時に読みたいと思ってそのまま放置してしていた本書の存在を思い出したのは、我ながら優秀だ(^^;;ゼンリンの歴史はもちろん、ネット地図・自動運転など現実世界とデジタルデータのインターフェイス融合への取り組みもわかる。刊行からもう7年も経っているから、最先端がどうなってるのか、現況も知りたいところ。そういえばGoogleが契約解除したとの情報から株価が下落したこともあったが、あれからどうなったのか。
本書は筆者もなかなかのヲタク体質らしく、そこは微笑ましい。北九州の「ゼンリン地図の資料館」にも行ってみたい。（21/7/28）