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リテラシーの限界

 ふとしたきっかけからWebサービスNotionを知り、導入のために関連本を借りるなどしてきた。

 結論から書けば、どうも本格導入にはなりそうもない。

 最大の要因は懸念したとおりにこのサービスのハードルの高さだ。

 「プロジェクトごとのタスク管理」「日々の記録」「読書記録」「noteネタ帳」などをNotionに一元化することを夢想してみたが、カッコをつけても仕方がないから正直に書くと、やっぱり自分には難しいのだ。

 現在これらの作業はEvernoteやiPhoneメモやToodledoに分散しているわけだが、すでに“定着”していているためにストレスは感じていない。苦労してまでNotionに一元化することにそれほど意味が感じられない。

 タスク管理アプリTooledoについては、これまでフォルダ分けなしにすべてを投げ込む“闇鍋状態”だったが、タスクをプロジェクトごとにフォルダ指定できることに気づいた。通常はall表示にしておき、そのプロジェクトに集中したい際にはそのフォルダだけを見ればいいことになる。こんな簡単なことでいいならNotionでデータベース化する必要はない。

 プライベート書類の格納先についても、Googleドライブにフォルダアップすればいいだけだと気づいた。これによって、いまは会社のOneDriveにいる書類たちが迷子になる心配も解消だ。

 それでも、図らずもNotion導入検討はこれらのサービスの自分なりの使い方の再検証になった。これは貴重な経験になったのである。

 すぐに導入はしなかったNotionではあるが、関連本が提唱する“Notionによって実現する素晴らしいビジネス環境”はなかなか魅力的に映る。しばらくは視界の隅でとらえておくことにしよう。

 ま、トシを取れば導入のハードルはますます上がり続けるから、結局手につかなくなるのだけれど。
(24/3/23)


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