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心配ごとを書き出すこと

 どこで仕入れたのかはもう忘れてしまったが、励行しているライフハックのひとつが「定期的に心配ごとを書き出す」というもの。

 精神的にも肉体的にもストレスをほとんど感じない職場にいるが、それでもモヤモヤした不快感と不安は心のどこかにいつも沈殿しているもの。それを「10日に1回」というタイミングでノートに書き出すのだ。

 たとえ僅かな時間でも、仕事や読書の手を止めて「今の自分は果たして何にモヤモヤしているのか」を見つめ直し、それを文字にする。「ああ、こういうことが心配なのだね」と可視化することは意外に「効く」のである。

 コツがある。

 ・同じノートに継続して書く
 「バレットジャーナル」という考え方を使って、毎日のタスク管理や仕事のメモや重要連絡先一覧などを一元管理しているが、そこに「心配ごとを書く」というページを作っている。10日ごとに新たに記載する際は過去の記載分が目に入ることになり、「ああ、これはもう解決したね」「いつもこれを心配しているけど、特に悪化もしていないな」「やっぱりこれが今の最大の懸案だな」と俯瞰することになる。

 ・記載タイミングをto doで管理する
 せっかくの試みも継続しなくては意味がない。私はネットのto doサービスの「くり返し機能」を活用している。「10日ごとに実施」としておけば、次回のタイミングを逃すことはない。

 to doシステムのいいところは「未来の自分へのタイムカプセル・伝言メモ」であるところ。ちょっとした仕事のリミット、図書館本の返却日、毎週・毎月・半期ごとにやらねばならないルーティン、とにかくなんでもポンポンと放り込んでおけば「安心する」ことができて、ストレスにならない。この考え方のベースは「GTD」というライフハックだ。

 こう考えてみると、サラリーマンとして自分なりのバッティングスタイルを工夫してきたことがわかる。

 偉いぞ、俺。
(23/6/4)

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