あなたが生まれて来た理由はね、

このnoteはなんだか恥ずかしてくすぐったくて下書きに眠らせてましたが、思い切って公開します。

今、夫と子どもたちは義実家に帰省中で、私は家に一人きり、ダイニングテーブルに座ってキーボードを鳴らしている。

一人きりで住むには広いリビングで束の間の独身気分を味わいながら、一人分の洗濯物を干しているときにふと、

「今この瞬間に私が感じていることを、今の私にしか書けない言葉で残しておきたい」って急に思い立ったから。

今の私の感じている思いを、苦悩を、喜びを、いつか自分の子どもたちが大きくなったときに向けて書き残しておきたい。

だから今日は、いつか私の子どもたちが「ぼくが(わたしが)生まれて来た理由って何だろう？」って思ったとき、読んでほしいと思って書き残します。

あなたが生まれて来た理由はね、

あなたが生まれた来た理由、それはね、「ママとパパが愛し合っていたから」。

「それって親の都合じゃん」と思うでしょ、でもこれは紛れもない事実です。

ママは30歳近くなってやっと、「人生って悪くないな」って思えるようになって来たんだけど、それまでは何度も「もうやめたいな」って思うときがあった。

でも「私が生まれて来た理由は、きっとこのためだ」って思える瞬間を、30歳近くなってやっと、何度か感じられるようになった。そしてこれからも、そんな瞬間を迎えられる時が来るって、信じられるようにもなった。

それはパパや大切な友人との出会いだったり、あなたを授かって出産して、出会えた瞬間だったりね。他にも日常の中で、本当に些細なふとした瞬間。

そうやって、人はだんだんと自分なりの「生まれて来た理由」を見つけていく。

だけど、その理由が見つかる前にどうしようもなく、「もうやめたいな」って思う瞬間が訪れることがある。中には本当にやめてしまう人だっているの。

この文章をあなたが見るとき、もしかしたらあなたの目の前に困難があるかもしれないし、自分の生まれた来た理由なんて何もないんじゃないかって思っているかもしれないね。

自分が生まれて来た理由を、うんと若いうちから見つけられる人もいるのかもしれないけど、きっと少数派だとママは思うよ。

だからね、もう一回言うね。

あなたが生まれた来た理由は、ママとパパが愛し合っていたからなんだよ。

ママが大好きな「RADWIMPS」というバンドの歌で、こんな歌詞がある。

「私の命は二人の愛の証　そこには一つだって嘘はない　そうでしょう？そうだと言ってよ」「二人に愛はもうないと言うなら私の命は全て嘘にかわり…「時」に嘘をつかせないで」

ママとパパの間には、あなたがこの文章を読むときにも愛があるとママは信じてる。

だけどもし、そうじゃなかったとしても、あなたを授かった瞬間、そこには愛があったし、二人の間に新しい命を授かりたいと思ったから、あなたを迎えることができた。そこに嘘は何もないよ。

「諸行無常」という言葉があるように、常なるものは何もない。だけど、無くなってしまったものは始めから存在しなかったわけではない。確かに存在していた事実があって、そこに嘘は何もない。

そして、ママとあなた、パパとあなたの間にはすでに愛がある。そこにだって嘘はない。

あなたが生まれて来てくれたから、ママも「私が生まれて来た理由は、きっとこのためだ」って思える瞬間を味わうことができたの。

あなたの命がママやパパの生まれて来た理由、生きる理由になってくれてるんだよ。

だから、これはママからの提案です。

あなたが自分で「生まれて来た理由はこれだったんだ」って感じられる瞬間を迎えるまで、暫定的に「ママとパパが愛し合っていたから生まれて来た」って理由をおいておくのはどうかな？

自分の生まれて来た理由を自分で見つけるって、大人になったって難しいこと。20歳で成人、大人だなんて言われるけれど、ママは30歳近くになるまでわからなかったから。

せっかく縁あってママと家族になってくれたあなただから、「生まれて来た理由はこれだったんだ」って感じられる瞬間を味わって欲しいと、ママは思う。

これで、あなたの疑問の答えになっているだろうか。結局、「あなたにただ生きていて欲しい」という親のエゴを押し付けてしまっているかもしれない。

だけどあなたの命はあなただけのものではないと、あなたがわかってくれたらママはそれだけでいい。

そしていつかあなたが自分で「生まれて来た理由はこれだったんだ」って感じられる瞬間を迎えることができたなら、ママにも教えて欲しいな。

話すのは恥ずかしいかもしれないけど、ママは茶化したりしないよ。その瞬間にまたママは「生まれて来てよかったな」って感じるんだろうな。もし話を聴きながら、嬉しくて泣いちゃったら、ごめんね。

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娘が夕方に出掛けたときから少しぐったりしていて、帰宅したら39度の発熱。
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— はる👨‍👩‍👧‍👦とあるワーママのつぶやき (@harumama_wm) February 16, 2020