どうせクズなら

自分のことを『クズ』だとは自覚している。
しょっちゅう寝坊するし、すべきことでも後回しにして寝ちゃうし、なぜだか金は貯まらないし。
しかし、これでも良くなった方なのだ。信じてほしい。

1番ひどかったのは怠惰に怠惰を重ねていたのは、間違いなく大学生時代だったと思う。
私は当時、授業に対するひどいサボり癖がついていた。

そもそも、90分間もじっと座っていられるほど勉強が好きではない。
面白くもない教授のトークライブなんて聞いていられないのだ。
そんなひねくれた精神から、私は授業中90分ぶっ続けで眠るという暴挙にちょくちょく出ていた。(特に眠気がひどい1限と3限)
何が起こったかわからないまま授業が終わったり、気がついたら次の授業が始まっていたりすることも時にあった。

それもめんどくさくなってくると、そもそも授業に出なくなった。
1限は布団から出ることを断念。ただし、こうなるともはや2限に出ることも面倒になるので、『午前自主休講』を強行することもしばしばあった。
たまに1限に出ようと意気込むも、電車が遅延していたりすると途中駅でドロップアウト。
大学の最寄駅に着いても、そこから乗らなければいけないバスに連なる行列を一目見た瞬間、駅に引き返して逆方面の電車に乗った。

昼食後の3限は、睡魔に襲われるし、出なければ遊びに行けるから自主休講。
ちなみに、3限における今まででいちばんひどい自主休講理由は、『天気が良いから』である。「こんなに外はいい天気なのに、どうして今から屋内の教室にこもらないといけないんだ!」と謎イチャモンをつけて、同じ講義を受講していた友人に「天気が良いので帰ります」とメッセージを入れた。

こんなことばかりしているから、当然成績が振るわない。
大学の評価基準にGPAというものがある。5までの数値でその生徒の優秀さを評価するものだ。一般的な生徒は2.5〜3、成績優秀者は3.5以上あった。
私の最終GPAは、「1.0」だった。
視力の間違いだと信じたい。

誰かが言った。
「どうせクズなら星屑がよかった」
私も銀河で輝く星屑でありたかった。
でも、現実は甘くない。私は『ゴミクズ』であるようだ。

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