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ずっとこどものままでいれたら、こんなことには

本日はこどもの日。

こどもの日といえば、かしわ餅やらちらし寿司やら、地域によってはちまきを食べるらしい。兜や五月人形の装飾はもちろん、料理でもお祝いするのはとてもあたたかで良い風習だと思う。

しかし、ご時世柄実家に帰って食卓を囲むことはおろか、米津玄師くらいどこにも行けないままでいる。


巷はGW。ところが実態は『ゴールデンウィーク』というより『ごろごろウィーク』といった過ごし方をしては、己の怠惰さまで相まってごろごろの回転率を加速させている。
このままではいけない。なにか料理をしたいところだが、そうもいかない。

なぜなら、私は超のつくほど料理がド下手だからだ。

卵焼きをスクランブルエッグにするのは得意技。見た目を美味しくなさそうに見せるのは常套手段。そんな私の一番失敗した料理の話でもしよう。

ある寒い冬の日、温かいスープを飲みたくなった私はレシピ投稿サイトを眺めていた。すると『オニオンスープ』が目に留まり、その黄金色をした見た目の美しさに惹かれてしまった。次の瞬間には家を出て、玉ねぎとコンソメスープの素を購入してキッチンに転送されていた。
飽き性なのにわざわざ飴色にして、コンソメでグツグツ煮込んでトロトロにした玉ねぎ。あとは塩とコショウで味を整えるだけ。私は塩の入った袋を取り出し、ポトンと小さな塊を鍋に落とした。……ポトン?


ヒント1:もちづきの家の塩はポットに移さず袋に入れっぱなしだよ!

ヒント2:砂糖も袋のまま保存しているよ!

ヒント3:塩も砂糖も白地に赤文字デザインだよ!


お分りいただけただろうか?

塩と砂糖を間違えた。

漫画のヒロインがやっているのでしか見たことないミスをしでかしてしまった。そして溶けきってしまった砂糖の塊。もう戻れないよ(King gnu)。
その後、甘ったるいオニオンスープを涙目ですすったのは言うまでもない。


そんな私だからこそ、簡単に美味しく仕上がる茶漬けを愛してやまないのかもしれない。適材適所、そんな言葉が頭に浮かんだ。


おしながき2

おしながき1

ここで突然の告知タ〜イム!
5月16日(日)、東京流通センター・第一展示場で開催予定の『文学フリマ東京』で販売予定の最新作『レシピ!まいにち茶漬け狂』では、そんな私が簡単茶漬けアレンジレシピ7選をお送りしている。過去作と合わせてよろしければぜひ。
もしご時世的に文フリが中止になったら、バリバリ通販で売っていくつもりなので、都内に行く用事のない方はぜひネットの方でご検討いただきたい。

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