見出し画像

バセドウ眼症による眼球突出を活かしたメイク

前回の眼球突出緩和メイクに関する投稿からかなり時間が経ってしまいました。もし、続きが気になっていた方がいたら申し訳ありません。
この記事では、眼球突出さえ味方につけたメイクについてまとめていきたいと思います。病歴や緩和メイクが気になる方は前述の記事をご覧いただけると嬉しいです。
※ 記事内にリンクを貼っていますがいずれもPRやアフィリエイトではありません。

Before After

まず「発症前」「発症後、発症前と同じメイク」、「眼球突出緩和メイク」、「眼球突出を活かしたメイク」の4パターンをご覧ください。

①発症前

②発症後、発症前と同じメイク

③眼球突出緩和メイク

④眼球突出を活かしたメイク

全てを比較するとこんな感じ。角度が揃ってなくてすみません。

①〜③については前回詳しく書いたので今回は割愛しますが、④については少し補足を。発症前の①と比べると目が大きく華やかな雰囲気になっていることが分かっていただけると思います。かといって、②のように締まりがなくぼやけた印象ではなく③と同様メリハリのある顔に見えます。

※「発症後のメイクの方が好き」とは思ったとしても言わないでくださいね…🥺30年近く元の顔で生きてきて愛着があり、元に戻すことを目指していることには変わりないので🥺

眼球突出を活かしたメイクのやり方

眉毛

活かしたメイクの写真選びが悪かったです。全然眉毛が見えない。
私は大体前髪を作っているので眉毛はほとんど見えないのですが、風で髪の毛がなびいたときなどに意外と雰囲気を左右するので大事です。
活かすメイクでは目と眉を近づけることは気にせず、自眉に沿って目の丸みを強調するイメージでナチュラルなカーブを描きます。
緩和メイクに比べると目と眉の距離が離れていることが伝わるでしょうか。

上まぶた

アイシャドウはベージュをアイホール全体に、二重幅にイエローゴールドを入れています。私はパーソナルカラー的に暖色系が得意なのでこの色を選んでいますが、ブルベの方はもう少し白みや青みの強い色でも良いと思います。
アイラインは私はカーキを使っています。もともとの顔立ちが子供っぽいのと、パーソナルカラー的に黒がとても似合わないんです。でも茶色では締める効果が薄い。色々試した結果、カーキは顔に馴染みつつ存在感を出してくれました。黒のアイラインを引いても違和感のない方は全然黒でOKですが、イエベで子供顔の方にはカーキがおすすめ。私はUZUの「オープニングカラーライナー」を使っています。吊り目を緩和するなら少し長めにタレ目ラインを引くのも良いと思います。
上まぶたメイクのポイントは繊細なラメかパールでさりげなく盛ってアイラインで締めること。華やかさを足してくれるギラギララメは眼球突出にはtoo muchなのでご注意。

下まぶた

眼球突出を活かして華やかさを足すには下まぶたを盛るのが最適解だと思っています。上まぶたはすでに立体感があるから、そこに負けない涙袋を作っていきます。

涙袋
私はオレンジ系のアイシャドウを涙袋全体に塗った上からザクザク系のラメをチョンチョンと重ねています。ラメライナーとかを重ねるのもかわいいです。
涙袋の影は、アイブロウパウダーなどで目尻側だけ少し描き足しています。
私の場合は目頭側はスッピンでも影があるので描き足していませんが、バランスを見ながら目頭側の影も足すのはアリだと思います。

目尻
黒目の終わりから上まぶたのアイラインの終点までアイラインを引いて
吊り目を緩和させます。実際の目尻と上下のアイラインでできた三角ゾーンは本当にうっすらとブラウン系のシャドウを置くと目が大きく見えます。濃いとすぐケバくなるので注意してください😇

目頭
目頭から鼻側に触っていくと目を囲むようにある骨にぶつかると思うのですが、その骨に沿ってハイライトを乗せています。
これによってクマの始点が光で飛んで目立ちにくくなる気がしています。
※ 眼球突出と同じくらいクマに悩んでいるので、クマ殲滅メイクの研究もしてまとめたい…

まつ毛

まつ毛は画像加工せず比較した方が分かりやすいと思うのでそのまま比較します。
緩和メイクでは存在感を消していましたが、活かすメイクでは見て分かるとおりクリンクリンにしています。

ビューラー→マスカラ下地→ホットビューラー→マスカラ→ホットビューラーという工程を踏んでいます。このやり方をすると「まつパしてる?」「まつエクしてる?」と聞かれることがしばしばなので本当におすすめ。こだわりポイントなので一つ一つ工程をお伝えさせてください。

ビューラー
無印の「携帯用アイラッシュカーラー」を使っています。根元を3秒ほど挟んだままにしてグッとするだけ。私は不器用なので色んな箇所を挟むとガタガタになるのでこうしています。でも最近のビューラーは優秀なので十分綺麗に立ち上がります。

マスカラ下地
キャンメイクの「クイックラッシュカーラーセパレート」のクリアを使っています。色は他にもブラックとブラウンがあるようですが、私はカラーマスカラを使うのでクリアを選んでいます。
コーム部分に液だまりができるので、使う時は軽くティッシュオフしてからまつ毛に塗るとダマになりにくく綺麗に仕上がります。私は上まつ毛だけ塗っています。

ホットビューラー
ニトリの「ミニホットアイラッシュカーラー」を使っています。もう4,5年使っているけど壊れない。しかも599円。お値段以上すぎる。
使うタイミングは下地を塗って乾いた頃合い。まつ毛の根元にホットビューラーを数秒当ててから毛先までスルンと滑らせます。

マスカラ
フーミーの「ロング&カラーマスカラ」を使っています。このマスカラを選んでいるのは「色が可愛いから」なので、カラーマスカラが別に好きじゃないよ〜という方には特別に推したいものではありません。色以外良くないという意味では決してないですが。
マスカラの塗り方も決して特別なことはしておらず、ティッシュで液を軽くぬぐってから根元から丁寧に塗ります。束感を作りたい場合は二度塗りをするときにマスカラを縦にして横に動かすといい感じになります。下まつ毛は繊細に細く塗っていくとぷっくりとした涙袋との相性が良いと思います。
最後にまたホットビューラーをしたら完成です。

最後に

バセドウ眼症は英語で「Disfiguring Proptosis(眼球突出による”醜形”)」と表現されますが、メイクならそれに抗えると思っています。
もちろん根本的な解決にはならないけれど、それでも今日も明日もこの顔と一緒に生きていくしかない。さまざまな事情ですぐに治療を受けられない方もたくさんいる。元の顔を目指して治療をすることと、自分の今の顔を好きになることは矛盾なく両立できます。

この記事を読んだ方がそう思える一助となっていたらすごく嬉しいです。


この記事が参加している募集

#QOLあげてみた

6,150件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?