見出し画像

【実録】Airbnb Experience 体験ツアー企画申し込みと審査突破のコツ

ども、其田です(Profile取材記事はこちら)。AirbnbExperienceという、体験を提供する地元民と、それを求める旅行者とをマッチングするサービスの審査を通過したのでそのコツを解説します。会社員+副業をするのであれば、かなり手ごろなプラットフォームですし、インバウンド観光という伸びていく領域で語学を使って楽しく仕事ができるのがポイント高いです。最初の一歩としてかなりおすすめ。Airbnb Experience に興味がある、企画の審査や転職などの面接を検討している人に役立つノウハウを説明していきますね。

1.具体的な実績を伝える

まず具体的な実績はとても大切です。なぜ大切かというと

あなたがクライアントから選ばれる理由になるから

です。Airbnbとしても良質で売れるコンテンツをそろえることがUXやサービスブランディングにとても大切なわけです。生き抜くためにはありきたりでコモディティ化されるサービスを大量に抱えても意味がないんですね。なので、具体的に自分の価値や自分が選ばれる理由を書く必要があります。

例えば其田の場合は「写真撮影」が売り込みたい体験になります。

・美しい街並みと一緒に
・現地住人が詳しく
・友達のようにリラックスして
・旅の想い出に
・ストーリーのある写真を

このあたりは鉄板でみんな使います。これだけ書いても審査にはなかなか通りません。其田の場合は実績として

・通訳案内士(全国通訳案内士・京都通訳案内士)
・気象予報士
・国内旅行業務取扱管理者
・海外企業と独立契約
・ブランド企業の広告撮影

があるのでこれをゴリゴリと申請文章に入れていきました。

最近はブログやSNSの活動も審査対象として見られるようになっています。日頃のアウトプットの大切さを感じますね。自分の価値をあげる話は20代が自己投資で自分価値をあげるべき理由に記載していますので読んで見てください。

2.ニッチな存在になる

特に資格や実績を持っていない人は王道なプランではコモディティ化されてしまうので、ニッチな体験を責めましょう。写真撮影で言うと

・夜の伏見稲荷でアートな写真を撮る(撮影技術が必要)
・プライベートな日本庭園で茶道体験とセットで撮る(コネが必要)

みたいな感じ。ひと手間もふた手間も切り口を変えて、王道ではないけれど需要がある領域を開拓していくのがおすすめです。さらに、自分にしかできない技術やつながりのなかでプランニングができると真似される可能性が下がるのでなおよいですね。其田の場合は通訳案内+写真撮影をセットにしています。王道ですが両方をクオリティ高くできる人はそこまで多くないのでパスできた感じですね。

3.文字数ぎりぎりまで情熱的に伝える

最後は気持ちが大切です(人柄ですね)。文字数が1000文字あるのに500文字しか書かない人と、980文字書く人とではどちらをとりたいでしょうか?読み手は毎日大量の申請に目を通しているわけで、人と違うことをしなければ目に留まりません。人間最後は気持ちです。

===

コモディティ化されないための方法

以前、写真撮影は差別化が難しくコモディティ化していくという話を書きました(消耗して生きるのがツライカメラマンはカメラから手を離したほうがいい)。Airbnb Experienceでも同様です。すでに多くのフォトグラファーが参入していて似たりよったり。こうなると価格勝負になります。その中で単価をどう上げていくか。例えば下の写真を見てください。

左の体験はひとりあたま4200円、右の体験は7500円と1.8倍程度価格が違います。異なる点を簡単に列挙すると

左の体験は「日本語と英語」に対応、右は「中国語と英語」に対応
(中国語を話せることで中国人と台湾人が市場になる、パイが大きく競合が少ない)

左の体験は「八坂神社(中心地でアクセスがよい)」、右の体験は「嵐山(中心地から離れてアクセスがちょっと悪い)」
(競合が多く価格競争になりがちな領域からはずす)

左の体験は「写真が微妙(白とび・構図)」、右の体験は「写真がうまい(中華系の人が好きな赤色を背景に色のコントラストやモデルさんの立ち姿が美しい)」
(そもそも写真のクオリティやつくりこみが違う)

世の中は安かろう悪かろうです。安いものには安い理由がありますし、高いものには高い理由があります。安い仕事は利益が薄いのでたくさん仕事をしなければいけないですし、クライアントの質もそれなりです。高い仕事をする人は利益が大きいので案件数は少なくて済みますし、そのぶんひとつの仕事に対して労力を割くことができます。どちらの領域に行くかは自分がどう生きたいか次第ですね。

リアルなお金のイメージがしやすいように、簡単に収入の計算をしてみましょう。

一件あたり2人参加すると仮定し、1年で400万円稼ぎたいとすると

左の体験=4000000/(5373*2)≒372回(月31回)
右の体験=4000000/(21382*2)≒95回(月8回)

という計算です。安いほうが案件はたくさんありますが、ちょっと毎日働くのはしんどいですよね (;´Д`) 過去其田は安く大量に仕事をして体とメンタルを壊したので、高単価で少数案件にシフトしました。頭の中ではどうやって考えて動いてきたかというと

1・安くて大量な仕事は難しい
2・高単価で高品質な仕事をしたい
3・これから伸びる市場で自分が得意な領域はインバウンドである
4・カメラのみではコモディティ化する
5・そのためにクライアントが価値として感じるであろうスキルを取得
5・大学の専攻の気象学と通訳案内を組み合わせて桜や紅葉、天気を予測しながらガイドして写真を撮ることで差別化しよう(気象予報士の取得、通訳案内士の取得)

という順番です。コモディティ化されないためには

・競合の少ない領域でやる
・競合の少ない技術を持つ
(組み合わせで多能工化)
・柔軟に変化していく

この3つが大切だと考えます。

其田自身、安いものも高いものも両方やってきて思うのは、圧倒的にコモディティ化をさけた高単価のプランのほうが幸福度は高いということ。世界の高単価の撮影体験を見るとやっぱり写真がうまいんですよね。こういう人たちはAirbnbを本業にしているわけではなく、ほかにも広告撮影や講師業などの写真業をやりつつ、サイドビジネスとしてインバウンド観光の撮影をしている人が多いように思います。その分心にもゆとりがある。自分にゆとりがないのに人を幸福にはできません。さらに、1~2時間といった短時間働いて4~5万稼げたら、空いた時間で新しい挑戦が出来たり、大切な人を大切にするなど、人生の選択肢が広がりますよね。

なにか新しい一歩を踏み出したい、少しでも所得を増やしたいという其田のような普通の会社員にとって、AirbnbExperienceはとても優秀なサービスです。最初の一歩としてやってみてはいかがでしょうか?

Airbnb Experience 

関連記事です。

生活水準をあげずに自分の価値をあげ、年収を増やしていくのが20代の基本戦略です。給与から年間200万円を貯金し続けているその方法を解説しました。

楽天カードを使えばポイントを使って元本0円から投資をすることができます。景気後退が近いのではないかと噂されている昨今ですが、不安な人は楽天カードのポイントで0円投資をはじめてみるのがおすすめです。

複業カメラマンをしていると時間が無くなってきます。そういうときは、データバックアップの自動化や生活の効率化をまずしておくのが必須です。身銭を切って購入したおすすめ自動化アイテムを紹介します。

それではきょうはこのへんで。ご質問はお気軽に質問箱TwitterのDMまでお送りください。

追記:ここだけの話を言うと

個人の体験からもう少し踏み込んだ話をします。

ここからはワンコインマガジンを購読の方のみ閲覧可能です。

ここから先は

719字
ワンコインで400本以上のバックナンバーを無料で見れるお得なマガジンです。累計購読者が100人を突破したので過去記事を少しずつ有料化しています。追加費用なく過去記事が見たい人はおはやめに:)※ 初月無料廃止しました

ワンコインで400本以上のバックナンバーを無料で見れるお得なマガジンです。累計購読者100人を突破したので過去記事を少しずつ有料化していま…

この記事が参加している募集

お金について考える

「❤️」をおすと季節の写真をプレゼントするよ!押してみてね!