【続報:逆王手2回双裸玉】19.09.10. (x3_ヽ)_
7月に初めて玉方からの逆王手が2回出現する双裸玉(下掲)が見つかったことを報告しました。
しかし残念なことに、そのNOTEに書いています通り、詰め手順中19手目に▲3五桂/▲1五桂の非限定がありました。香・角・飛を離した場所から打ち(いわゆる以遠打)、その後の詰み手順に影響を与えない場合であれば問題は無いのですが、桂を左右のどちらかから打つという手は盤の中央に行くほどその後の手順に影響を与えやすい性質を持っています。上図の場合、たまたま桂の打ち場所が違っていても他の詰み手順(余詰)が発生しなかっただけであり、個人的には余詰と言われても仕方がないほどのキズだと捉えています。そういう背景がありまして、完全作か、あるいはキズが軽微な逆王手が2回出現する双裸玉の探索を続けていました。今回はその続報となります。
見つかった図は、全25手中の22手目に変同が1ヶ所ある図でした。上のように同じ駒(香)が2回とも逆王手するものではなく、2種類の駒を使った逆王手が繰り出されるため、双裸玉としてはおそらく史上初めての発見になるだろうと思われます。更なる探索研究のために、投げ銭をいただければ以下の非表示となっている配置と解説をセットでご覧いただけます。この酔狂に興味がある方はどうぞ。
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