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【20代無職】わたしに看護師が無理だった理由

今日は
『わたしに看護師が無理だった理由』を
お話してみたいと思います。

高校卒業後
わたしは看護学校に通い、
看護師として5年間働きました。

5年という歳月で
わたしの心身は
じわじわと壊れていきました。

なぜ辞めることになったのか
理由を書く前に、

わたしが看護師を目指した理由を
少しだけお話しさせてください。


・看護師を目指した理由


一言でいうと、
お金の不安を感じて
生きる人生から抜け出したかった
んです。

わたしの父は
アル中・ギャンブル依存・うつ病で
無職でした。

母は働いてくれていましたが
ギャンブルの借金もあり
兄弟も多く、家は貧乏でした。

大学に行く余裕なんてまったくない。

兄弟はみんな高卒で就職しました。

働けど働けど
経済的に楽にならない
兄弟や両親をみていると

『わたしもこれから一生
貧乏から抜け出すことはできないのか…』

悔しさと焦りと
不安で胸がいっぱいになりました。

わたしだけでも
お給料がしっかりいただける
仕事に就かなきゃ!

そう思ったわたしは
看護師になることにしました。

看護学校なら
奨学金を使えば
生活費も学費もすべて
自分でまかなえます。

地頭は良いとは言えませんが、

勉強自体は
おもしろくて好きでした。

ちなみに、
テストや模試の成績は
いつもクラスで上位3位に入ってました。
(ここだけは自慢させて。他はないんで🥹笑)

そして
悪名高き“病院実習”では
看護師に無視されたりして
つらかったけど

ギリギリ合格できてw

国家試験も合格し
晴れて看護師デビュー。

これが
本当の地獄のはじまりであることを
当時の自分はまだ知りませんでした。



では、本題に戻ります。


なぜ
わたしは看護師が無理だったのか、
理由を振り返ってみましょう。

・看護師が無理だった理由

①異常なまでの心の弱さ


いきなりですが
わたしは、メンタルが弱いです。

豆腐メンタルどころか、
おぼろ豆腐。(絹ごしぐらいにはなりたいと思ってる)

周りにとっては
どうでもいいようなことが
わたしには辛かった。

小さなミスで
軽く注意を受けただけで、
ものすごく落ち込みました。

そして
医療現場はとにかく忙しい。

もちろん
優しい人もいますが、
機嫌によってキレたりする人もいます。

目の前の業務を
こなすだけで精一杯なときに

怒鳴られたりなんかしたら
もうパニック。


ある日。

いつも不機嫌で
すぐキレることで有名な医者に、

「なぁっ!これどうなってんの💢
 指示通りなってないやん!なぁっ!?」

と大声で詰められたことがありまして💦

わたしはたまたま、近くにいただけ。

その日は
その患者さんの担当じゃない。

「すぐ担当看護師に確認します」
っていえばいいだけなのに。

手が震えて、
言葉が出なくなり、
完全に思考停止しました。

先輩が来てくれたけど、
その後も
ずっと放心状態で
1日中使い物にならなくなりました(笑)


(笑)なんてつけてますが、
当時のわたしは
生きるか、死ぬかを考えるほど
毎日恐怖と闘っていたのです。

②注射が怖い


わたしは注射業務が
すごく嫌でした。

柔らかい皮膚に
あの金属の針を刺す感覚。

いくらやっても怖い。

採血や点滴は
特別上手いわけでも
下手なわけでもなかったのですが、

血管が細い方だと
ふつうに失敗もするし。

「痛いの苦手だから
1回でやってね?」

なんて言われた時には
余計緊張してミスしてました。

そもそも
針を扱うこと自体
危険を伴うことなので
精神的にものすごく負担になっていました。

これは
看護師あるあるだと思いますが、

夜勤明けの一斉採血とか
地獄ですよね。

前日の夕方から
夜通し働いて、

疲労と眠気はMAXのなか
なんとか迎えられた朝。

そこで採血ですって!?

もうゾンビみたいになりながら
がんばってました。笑

③虚弱で、体力が足りなかった


ニートしてる今でこそ
めちゃくちゃ健康体ですが、

当時の私はひどいもんでした。

人間関係のストレス
・残業の多さ
・夜勤による生活リズムの乱れ
などに

体が耐えられなかったのでしょう。

1年の中で
胃腸炎、風邪、インフルエンザ
のフルコースを味わい。

健診では毎回、
白血球の値があがっていました。。w

食事にも無頓着で、
野菜や肉など
栄養のあるものを食べない上に
運動習慣もないので、

ガリガリに痩せていきました。

動けない患者さんの
体を支える機会が多かったのですが、

圧倒的なパワー不足ですね。

腰痛ベルトなしでは
働けませんでした。

そんな不健康な日々を
送っていたら当然ですが、

毎朝吐き気がとまらず
夜勤前は蕁麻疹がでるようなり。

いよいよ
食事まで食べられなくなりました。

お腹は空いているのに
食べようとしたら吐き気に襲われる。

食べたいのに
食べられないって
本気で命の危機を感じますよね。

最後のほうには
眠れないまでにもなってて

それでも、
自分がストレスを感じてるなんて
当時は一切思ってなかった。


『胃がんにでもなってしまったか!?』

そんな心配をしてました。

近くのクリニックに行き
胃カメラを受けることになりましたが
異常なし。

ストレスによるものだと分かり、
環境を変えた方がいいと言われました。

ショックでした。

同じ環境で働く同僚たちは
元気いっぱいだったので、
わたしが脆弱な人間だったのかもしれません。

でも仕方ないと受け止めてます。

ものの考え方とかもあるけど、
人間、差をもって生まれてきますから。

弱い個体だって当然います。

・まとめ


“人間のすべての悩みは、対人関係にある”

なんてよく言いますが、
わたしの悩みも例外ないです。

退職にいたった
きっかけは別にありますが、
きっかけは、一部に過ぎません。

人間関係。

これにつきます。

つまり、
人間関係さえうまくいけば
多くのことは乗り越えられるんだろうけど、

そこが苦手な人にとって
働くって、鬼ハードル高いよなーと
いつも思っています。


はぁ〜〜〜。

ニート、しあわせだ。


・最後に


夫のもとでニートをしている
超恵まれた人間から

誰かに伝えられることなんて
ないと思っていますが、

今、不安で押し潰されそうな夜を
送っている方がいるのなら、

どうか、自分を大切にしてあげてほしい。

今辛いことを
自覚することすら
難しいかもしれないけど、

自分を責めないでほしい。

甘いスイーツもいいけど
野菜とお肉を食べてね。

だるくても
5分ほど外でお散歩してみて。

「よく分からんけど、なんかしんどい。
だれかに話を聞いてほしい、でも相手がいない」

って方は連絡ください。

返事がない時は爆睡中です。(薄情ものか)

あと、
身体に異常がでているなら
すぐ病院に行ってほしい。

痛みを無視しないであげて。


以上です。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

いつか『看護師を5年続けてよかったこと』
についてもお話できたらと思います!笑

それでは!

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