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オシゴト―ク Vol.9 サステナブル・ブランド事業部の仕事をご紹介します!|社内報 HAKUTEN COLOR

オシゴト―クの第9回は、サステナブル・ブランド(SB)事業部です!
SBと言えば、年に1回の国際会議の活動が思い浮かびますが、その他にも様々なコミュニティ活動を推進しているのをご存知ですか?
今回は、メンバーの松浦さん、大野さん、榊原さんに、知られざるSBの活動についてお聞きしました!(取材・ライティング:村松)

サステナブル・ブランド(SB)事業部 メンバー構成
※CSuOは、Chief Sustainability Officer(最高サステナビリティ責任者)の略

<トークメンバープロフィール>
松浦(まつうら)
:2014年入社。入社から4年間、人事部で新卒採用・育成を担当。その後2年間、展示会・プロモーションイベントの営業、ディレクションを経験したのち、SB事業部に異動。現在は 次世代育成プログラム、SB-Jのメディアの広告企画・運営等を担当。趣味は、登山・スノボ・キャンプ・ダイビングのガチアウトドア派。マリマリマリーというYoutubeにハマってます。

大野(おおの):2015年中途採用で入社。IMC部(Integrated Marketing Communicationの略)に配属後、サステナブル・ブランド ジャパンの活動スタート以降は、SB初期メンバーとしてSB事業に従事。途中、産休・育休期間を挟みつつも、現在は「地方創生、次世代育成」のプログラムを主に担当。プライベートでは、4歳の娘のバイリンガル育児に奮闘中。

榊原(さかきばら):2022年4月に入社。大学を卒業してから20数年、出版社、WEBメディア企業で編集執筆をしてきて、「SB-J」のメディア編集として入社。これまで以上にメディアが社内およびに世間に認知されるため、さらなるブランディングの強化のため、まだ不慣れな中、日々奮闘中。入社したばかりで社内の方たちのことを全然知らないので、いろいろお話したいと切望してます。

1.1.3万人のグローバル・コミュニティ「サステナブル・ブランド」とは?

ーーそれでは、改めてSBについて教えてください。

松浦)”サステナブル・ブランド(SB)”とは、2006年に米国で生まれた「サステナビリティ(持続可能性)」をビジネスに取り入れ、自社の競争力とブランド価値を高める活動を推進するグローバル・コミュニティです。現在では、12か国13,000人を超えるコミュニティとなっています(2022年)。

松浦)2015年に現・執行役員 CSuO(最高サステナビリティ責任者)の鈴木さんが、本国サンディエゴのSB国際会議に参加したことがきっかけで、日本でこのコミュニティ活動を展開することになりました。
2015年といえば、国連でSDGsが採択された年でしたが、まだまだ日本ではその認知がない中、今後日本でも「サステナビリティの波が来る」と思ったそうです。

ーーまさに今、その波が来ていますね…!

2.SB-Jは企業と生活者の橋渡し。社会を動かす役割とは?

ーーそれでは、榊原さんから仕事内容について教えてもらえますか?

榊原)私と松浦さんは、デジタルコンテンツプラットフォームのSB-Jを担当しています。その中でも、私は「編集局」で、松浦さんは「PR局」を担っています。

Sustainable Brands Japan(SB-J)メディア・サイトとは>
経営戦略の大きな課題となっている「サステナブル(持続可能性)」をテーマとした、日本のビジネスパーソン向けの情報サイト。国内外のESG情報をニュースとして配信するとともに、これからのビジネスや企業のあり方への提言を様々な角度から発信している。

榊原)私はSB-Jのミッションは主に2つあると考えていて、1つめは、国内外のサステナビリティの情報を発信することで、企業の経営戦略等にインパクトを与え、それが生活者に伝わり、社会に好循環を生み出すということ。
2つめは、”SBの他のコミュニティ活動の下支え”で、SB事業部が行っている他の活動の認知度がサイトを通じて更にあがっていくことで、事業部や博展のブランド力が増すだけでなく、国内にサステナビリティの潮流がより生まれると考えています。

ーーメディアとしての役割の重要性をとても感じますね。榊原さんは、これまで様々なメディアに携わられていましたが、以前からSB-Jについて知っていたんですか?

榊原)実は博展に応募する前は、SB-Jサイトを知らなかったんですよね…。
これまでは直接的に生活者に向けた情報を発信するメディアを担当していました。ただ、”企業が変わらないと生活者の意識も変わらない”と感じるようになって、企業と生活者の橋渡しをできるようなメディアがないかと探していて、ちょうどSB-Jを見つけたんです。SB-Jメディアの強みはそこにあると感じています。

ーー企業のサステナビリティにおける役割は大きいですよね。松浦さんは、SB-Jでは、どんな仕事をしているんですか?

松浦)私は「PR局」を担当していて、メディアガイドを作って、企業に広告枠の販売を行ったりしています。
ここ数年で企業のサステナビリティ活動が進んできていますが、やってはいるけれど生活者に内容が伝わっていないという課題があるように思います。なかなか企業のホームページって、直接見に行ったりしませんよね。その代わりに、SB-Jのプラットフォームを活用して、企業の活動を発信してもらえればと思っています。
あとは、SB国際会議などのイベントとSB-Jのメディアをうまく使い分けてもらいたいです。イベントは出会いの場としてより深く、サイトはより広く伝えるというように。

榊原)そう、圧倒的にサイトの方がイベントに比べて接触する機会が多いチャネルなのでは?と考えています。サステナビリティに関して、何も興味を持ってくれなかった人でも、サイトやSNSであればアクセスしてもらえる可能性がアップするのではないでしょうか。

松浦)メルマガ配信もやっているんですが、SB-Jの読者はサステナビリティに関心が高い層が多くて、開封率が平均30%程度という驚異的な数字があります。
お客さんからも、SB-Jのメルマガでセミナーの案内をしたところ、1通で100名の申し込みがあり、費用対効果が高いメディアとして捉えてもらったりしていますね。

3.注力テーマ、地方創生・次世代育成プログラムとは?

ーーそれでは、次に大野さんは、どんなお仕事をメインでされていますか?

大野)私は主に、”地方創生関連”のプログラムを担当していて、未来まちづくりフォーラム」というSB国際会議と同時開催しているイベントの事務局をしています。以前は、別の団体がこのイベントを実施していて、2019年に縁あってSBが引き継ぎました。

<未来まちづくりフォーラムとは>
SDGs未来都市などの自治体や企業、アカデミック、各種団体などがSDGsにより関係者が協働して価値を生み出すプラットフォーム。持続可能なまちづくりに向けた新たな連携・協業を生み出すマッチングの機会の創出を支援しています。

実行委員長の笹谷秀光氏(昨年度開催「第3回未来まちづくりフォーラム」会場)

大野)仕事内容は、協賛営業、企画、セッションのコーディネート、当日の運営など行っています。このイベントは実行委員会形式で、博展は事務局としてサポートしています。
内閣府や各省庁等から後援も頂いていたり、自治体長などのVIPの方も登壇するため、通常のイベントに比べて、運営やロジスティクス周りの確認にとても気を使います…。

また、同じような「全国SDGs未来都市ブランド会議」という地方創生関連のイベントが「未来まちづくりフォーラム」の前日にやっているのですが、そちらも担当しています。

ーー地方創生関連は大野さん!という感じですね。あとは、他の企業ともよくコラボしてイベントを実施していますよね?

大野)はい、大手旅行代理店さんやディベロッパーさんと各地域での小中規模のシンポジウムを共催したりしています。私たちは、SB国際会議を過去6回実施している中、様々な登壇者の方々とのネットワークが積み重なっていることで、集客力のあるコンテンツ・メイキングができると思ってもらっています。

ーーSBのコンテンツ力、他にはない強みですね。あとは、SBでは、”地方創生”以外にも、”次世代育成”に対しても、積極的にテーマとして取り組んでいますよね?

松浦)はい、次世代育成をテーマに「SB Student Ambassador(SA)」というシンポジウムを行っていて、私が担当しています。
元々は、SB国際会議の中で、高校生招待プログラムをスタートしたのがきっかけでした。ただ、当初は招待者が50名程度と小規模だったので、もっと全国的に高校生に学びの機会を提供することを目的に、2年前から地域別ブロック大会を開催することになりました。地域ブロック大会に参加してもらったあとに、論文選考を経て、2月のSB国際会議に招待するという流れになっています。
そして、昨年の4大会から拡大して、今年はなんと9大会で開催します!
”誰ひとり取り残さない”というSDGsのコンセプトに沿っていますが、運営側は毎週地方を巡る予定で、今からどきどきしています(笑)。

第3回 SB Student Ambassador ブロック大会の開催地

ーー9月末~11月中旬の間に全国9大会!?それだけ、各地域で需要があるということですね。

松浦)2年前からこのプログラムを実施してみて、参加する高校生がとても純粋で、熱心だなと感じます。
コロナ禍でのスタートだったので、参加者からは、他校と繋がれる貴重な場になったり、堂々とSDGsに関してディスカッションできるというのがよかったという声がありました。スポンサー企業さんからも、次世代育成の観点や高校生とのつながりができる機会が中々ないので、大変好評いただいています。

ーーSB国際会議の当日も感じましたが、大学生・高校生の熱量は本当にすごいですよね。
 
松浦)昨年は東京・大阪・岡山のみがリアル開催だったんですが、東京の高校生が日程が合わなかったので、わざわざ岡山まで参加しにきてくれたりして、びっくりしました。登壇者へも質問の行列ができるぐらいで、本当にモチベーションが高いですね。

前回の開催の様子

大野)そして、初めてSAメンバーとして参加した高校生が現在大学生になって、単発のイベントだけではない、継続的なコミュニティ活動をしたいということで、そのメンバーが中心となって、SB Japan Youth Community「nest」を自主的に発足をしたり、この活動の裾野がどんどん広がっています。

4.仕事への想い、やりがいとは?

ーーそれでは、みなさんの仕事への想いやこだわりについて教えてもらえますか?

榊原)私は「地球上のすべての人が幸せになれたらいい」という壮大なテーマを持っています。
DE&Iやジェンダー問題、障がい者、LGBTQの課題など、みんなが幸せになるための情報をどうやって伝えられるかということを考えながら仕事をしています。
記事の企画のたて方次第で、メッセージが伝わる相手が変わってくると思っていて、誰にどう伝わるかに気を付けながら企画をしています。

ーー編集のお仕事は、博展の社内でも携わっている人がほとんどいないので、とても興味深いです。

榊原)編集は「誰かと誰かの想いを繋げられる」仕事だと思っていて、自分が入ることで、その人の思いが伝わっていき、社会を動かしていける。きっかけは些細でも、形のないものが形になって広がっていく。それが、この仕事の面白さかなと思っています。そういうことが好きで、20年ほどこの仕事をやってきました。
あとは、人見知りだけれど、人の話を聞くのがとにかく好きで、楽しいですね(笑)。

大野)私は、元々博展に入ったのが、新卒で入ったイベント業と似ていたことがきっかけです。イベントって、現場まではすごく大変だけれど、現場での成果が見えやすい。やった達成感が見えやすいのが、いいですよね。
ずっとPCと向き合う仕事とちがって、海外の色々な場所にも以前は行かせてもらって、とても楽しかったです。

松浦)私は、スポンサーさんや参加者の方からの反応がアンケートなどで分かるときに、企画をやってよかったと感じます。自分の苦労が報われたなと。
あとは、博展にはSBチームができる前からいますが、元々、学生のときからサステナビリティに関心があって、個人的にはSBが仕事として一番興味を持てることでした。
業務としてやるだけではなく、伝えたいことをサステナビリティの文脈で発信できるのはやりがいを感じます。

5.今後の展望 他部署との連携、そして社会へ!

ーーそれでは、今後トライしていきたいことについて教えてください。

榊原)まだ、博展に入ってどこにも出張に行ったことないので、どこかに行きたいと思いました。そういう取材企画をつくろうかな(笑)。

松浦)私は博展の営業の人が、SBの協賛や広告についてあまり知らないので、ちゃんと販売の仕方を知ってもらえるようにしたいですね。他の部署の人が、お客さんにサステナビリティに関する提案をしているときに、SBとの連携ができていないのがもったいないなと思うことも。

榊原)そうだね…。SB-Jのサイトが、社内でもあまり知られていないので、社内的なインパクトを大きくして、世の中へのインパクトを出していきたいね…がんばろう。

松浦)あとは、現在のSB国際会議だと、大手企業の活動にフィーチャーされがちですが、小さい活動や仕事にも目を向けられるようにしていきたいですね。

大野)SB-Jをメディアとしてもっと大きくしていきたい中で、若年層が「エシカル就活」に目を向けているので、そういう観点でいい情報が提供できるのではと思ってます。
イベントに関しては、サステナビリティに感度が高い人だけではなくて、その周辺の人たちも入ってきやすいようなイベントにしていきたいですね。

榊原)ライト層にも、分かりやすい記事も増やしていきたいですね。

松浦)そして、”未来は明るい”と思ってもらえるようなコンテンツを発信していきたいです! 

ーー最後に読者の方にメッセージをお願いします!

榊原)サステナビリティ周り、何でも取材するので、何かあったらお知らせください!facebookTwitterもオープンにしています。

松浦)SBと各事業の連携をぜひしていきたいです!現場のことが分からなくなっているので、ぜひ交流しましょう。

大野)気軽にお声がけください!

ーー本日は、ありがとうございました!

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