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第三帝国ナチスドイツ時代のタイプライターを落札した話

今回は戦利品の紹介です。アンティークを好きになったきっかけがタイプライターだったのですが、どうしてもほしくてやっと購入した話です。

タイプライターは何よりもカッコいい

タイプライターの魅力はと言うと、なによりもそのゴツい見た目。お馴染みのチーンと言う音(そろそろ改行しないと打てなくなりますの合図)も可愛いらしい。印刷機械がなくてもどこでも使えるのも逆に今考えると便利です。

それまでタイプライターはクラシック音楽にある有名な音楽や洋画にチラッと出てくる程度で興味もなかったのですが、気になったことの発端はドイツ映画『U・ボート』の先任がタイプライターを使っているのを観たことでした。先任がタイプライターを使っているのは2シーン(TVシリーズ版含む)あります。

タイプライターの魅力として人差し指で叩いてもカッコいいところ。ぜひ使ってみたいと思い、タイプライターを探すことにしました。が、時代も時代でタイプライターは今はほぼ売っていません。私は昔のドイツ製のタイプライターがほしかったので、オークションサイトで買うことにしました。条件ぴったりの商品を見つけ、購入。10万円ほどで、状態も良く機能するし綺麗だったので満足しています。落札してから発送、スタッフによる検査から国内、自宅に届くまでちょうど2週間でした。今回のタイプライターはイギリス人から購入しましたが、発送の手配もすぐしてくれたようで、そこも好感が持てました。ありがとうございます^ ^

ドイツ製タイプライター『Triumph』

購入したタイプライターは、ドイツ製のTriumph-Werkeというメーカーのものです。このタイプライターは1940年代ニュルンベルクで製造されました。Triumphは「勝利、成功、征服」を表すドイツ語です。このブランド名を見た時、ぱっと頭に浮かんだのはヒトラーでした。Triumphと言えば、1934年にレニ・リーフェンシュタール監督によって製作されたナチス党大会の記録映画「意志の勝利」ですが、このドイツ語のタイトルは「Triumph des Willens」なのです。ヒトラーはレニに撮影内容も費用も任せていましたが、タイトルだけは自分で決めました。

Triumph-Werkeは1886年に創立した自転車・オートバイ会社ですが、1920年台にタイプライターの販売を始め、1930年代半ばには大量生産するなど生産を拡大した企業です。ヒトラーと関係はないですが、文字通り勝利の作品と言う意味になるのでかなり強そうなのですが、実際、第一次世界大戦、第二次世界大戦、二つの世界大戦を生き抜いた会社になります。

私は、タイプライター本体もキーもどちらも絶対黒がいいと思っていたので、改めて見た時その美しさに喜びました。インクリボンも交換されていて掃除をしてすぐに使うことができました。それまでタイプライターの動画は何度も観ていましたが、いざ自分で使ってみると感動するものです。これを前に使っていた人はどんな人だったかしらと考えるのも楽しいです。それがアンティークの良さです。

色々タイプミスしてますが、こんな感じに文字が打てます。周りにタイプライターを見せると、フォントのことをあれこれ言っていて、確かにフォントも可愛いと思いました。

最後に

タイプライターも買ったことですし、別の記事で紹介したシーリングスタンプと合わせて手紙を書いてみても良いかもです。タイプライターが気になる人はぜひ、手に入れてみてください。とても素晴らしい体験ができます。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

白狼(はくおう)ちとせ🐺

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