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[my camera] OLYMPUS XA

こんばんは、薄明です。少し久しぶりですが、手持ちのフィルムカメラの簡単な紹介と、そのカメラで撮った写真を何枚かあげていきます。これはその第5弾です、と言いたいところですが、似たような投稿をシリーズに加えたため、通算で言うと第7弾です。過去のシリーズはマガジンから辿れますのでよろしければどうぞ。

今回はOLYMPUS XAを紹介します。

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OLYMPUS XA

現在私が持っているコンパクトサイズに類するフィルムカメラというのは、先日紹介したKonica C35、そしてピッカリコニカのKonica C35EF、RICOH AUTOHALF SE2、OLYMPUS Pen-S、OLYMPUS μ-ZOOM135、OLYMPUS XA2、そしてOLYMPUS XAがあります。(2020年3月末)

その中で最も携帯性に優れていると感じるのはOLYMPUS XAとXA2です。速写性も含めて言えば、XA2が最もそれに適うと感じています。あくまで主観ですが。

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並べてみてのサイズ感。上からKonica C35、XA、RICOH GR-DIGITAL(初代)です。

XAはOLYMPUSの開発者といえばこの人、の米谷美久氏が1979年に生み出した製品のひとつです。レンズキャップもケースも存在しない、その本体がレンズバリア機構を有し、それゆえの利便性・携帯性(機動性)がステータスとしてぶっちぎりに高いだけでなく、レンズについても妥協なくF.Zuiko 35mm F2.8(5群6枚)という使いやすいスペックです。このあとXA1やXA2とシリーズを重ねていきますが、無印XAのみがレンジファインダーカメラとなっています。この先一般的な利便性などを重視して改良を重ねていかれるとはいえ、シリーズの原型が持つ超小型レンジファインダーカメラとしての性質は、どうにも私の心をとらえて離しません。

露出は絞り優先オートで、シャッタースピードは10秒~1/500秒となっています。電池はSR44×2個かもしくはLR44×2個と調達しやすいものです。ほか、機構的なものについてはいろんな方が書かれているのでそこは省略します。PEN-Sなども小さくて良いのですが、XAはプラスティックボディゆえか大変軽く、ポケットに入れていても変に下に引っ張られないのが気楽でした。

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シャッターについてはこれはかなり独特です。フェザータッチでかちっと撮れます。ほとんど外に音は漏れないのではないかというくらい静かな音です。そしてふいに触っただけで切れてしまいます。もっともレンズ部分を開口していないとシャッターは切れないので、そのあたりのフォローもしっかりしているカメラです。シャッターの感触を楽しむ、ということは私はあまりこのカメラには求めていません。(私の好みはそこそこ手ごたえを求めるためです) スナップショットの際には躊躇なく切りやすいメリットが大きい気がします。

私がこれに出会ったのはいつも現像をお願いしているカメラ屋さん。その直前だかに、ネットでみたXAのフォルムがどうも気にはなっていたのですが、現像を撮りに行ったときにちょうど点検前のXAが1台置いてあったのでした。思わず反応して取り置きをお願いしてしまったのは、かなり勢いだけでいってしまったことで若干思い直すべきかとも思ったのですが、初代XAはあまり見かけず、フラッシュ部が欠品だということでそこそこのお値段で買うことができました。後継機だともう少しお安いのですが、二重像もはっきり見えて使いやすそうだったので価格的にも問題なし。購入したのは2019年3月30日です。そのほんの少し前にNikon S2を購入しており、さらにこの翌日には知人の方からCanon EOS Kissを有料で引き取ったりもしていましたので、新機材戦国時代でした。(もっともEOS Kissは私的な事情によるものでしたが)

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さて、ではあとはXAで撮った写真を上げていきたいと思います。XA2もほとんど記事としては変わらないことになるかとは思うのですが、今回はXAだけにしたいと思います。

最初はKodak GOLD200です。ちょうど桜の季節にもかかり、持ち歩きにも楽でした。ただ、年間で通したフィルムは3本と少なめ。何故かというとかなり立ち位置の近いXA2との兼ね合いがあって、できるだけ交互に詰めていった結果です。といってもあちらも3本なので合計6本ですが。

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ここまでがGOLD200、次からはフジ業務用100です。

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ここまでがフジ業務用100で、次からはlomography earlgrey100です。かなり濃ゆいコントラスト高めのモノクロになりました。

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ちょっと少ないかと思うのでまたGOLD200あたりから。

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こんな感じです。コンパクト系は特にハーフカメラがあるためか、持ち出しのセレクトが激戦区です。XAは今後もっと持ち出したいと思っているカメラなので、どのフィルムを詰めるか楽しく悩んでいます。ロモのモノクロはちょっと癖が強かったので、旧ACROSあたりを早めに詰めてみようか、あるいは鮮やかに色を出してくれるレンズを期待して、ほかのカラーネガを入れてみるか…。

この記事を昨夜書いて、一晩寝かせてからアップしようとしていたら、Twitterでも繋がっているざかみさんがちょうど今日、XAについての素敵なnote「OLYMPUS XAが見る世界」を書かれていました。ぜひそちらもご覧になってください。あまりの偶然にびっくりしてしまいました笑

それでは、よき写真生活を。

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