推しを追いかけたら夏の冒険になった話
11月2日に推しのニューシングル発売が決まって一気に秋の気分になった箱推しちゃんです。
忘れる前に夏の思い出をまとめておこうかなと。
推しを応援していたら滋賀県まで行ってしまった
元々はわりとやる気なく音楽を消費しているタイプの人間でして、ライブも開演直前に会場入りして適当に端でビール片手に見てるタイプです。野外フェスも暑そうだし立ちっぱなしだしな…と当然見送り勢だったのですが、今年はついにハードで有名なイナズマロックフェスまで参戦してしまいました。
しかも翌日大阪に移動して、LIVESTANDに参戦ですよ。
やる気もそうだけど、自分の体力にびっくりした。
(ただ、今年は滋賀県を観光しきれずに終わってしまったので、来年はもっと琵琶湖を楽しみ尽くしたいと思っています。ジップライン乗りたい…)
推しを応援していたら新しいジャンルの扉を開いてしまった
ロックフェス参戦もそうですが、お笑いライブにも数多く参加したのが今年の夏でした。
普段、できるだけ先入観を持たずに色々なものを吸収しようと意識してはいるのですが、とはいえ好きなものを優先的に選ぶので、かすらないジャンルというのがあるじゃないですか。
推しを通じてお笑いの扉を開き、最終的には推しが出てないバンビーノさんのステージまで見に行ったのですが、涙が出るくらい大笑いするということのエンタメ性を初めて知ったんですよね。すごく面白かったですし、色々勉強にもなりました。
あと、なんといっても黒フェスで初めて生で拝見した藤あや子さんの美しさね。立ち姿、指先までスキなく美しくて、こんな美しい人が世の中には実在するんだなと思ってびっくりしました。
舞台に妖精が立ってるのかと思った。
演歌の扉も開けてしまったかもしれない…
エンタメ、カルチャーを守る人たちとの出会いがあった
黒フェスやイナズマロックフェスで感じたのは、松崎しげるさんや西川貴教さんといった大御所の皆さんが、音楽をする場所を守ろう、次の世代につなげていこうという強い思いでした。
災害が起きるたび、エンタメ不要論(少なくとも今じゃない、という不要不急論も含めて)が取り上げられます。
2020年には状況の悪化を受けて、エイベックスのライブ部門で大規模なリストラが行われるといった事態も起こりました。
でも、音楽もエンタメも、全然不要不急じゃないですよ。
この二年間、世界中の人が未知の状況に手探りで不安定な中にいて、みんなどこかしら、歯を食いしばって自分の足で立ち続けてきたと思います。そこに寄り添い、心を守ってくれたのが音楽であり、笑いであり、様々なカルチャーだったと思うんです。
そして、アーティストが歯を食いしばって音楽カルチャーを残そうとしていた傍らには、当然それを支えたファンの姿もあったんですよね。参加した様々なフェスで、アーティストを応援するだけでなく、その場に参加しているすべての人が気持ちよく過ごせるよう、心を砕いたファンの人たちがいました。
中でも印象的だったのが、ももいろクローバーZのファンのモノノフの皆さんと、西川貴教さんのファンの皆さん。
せっかく確保した最前列を他のアーティストのファンに快く譲ったり、楽しく盛り上がれるようにサイリウムを配ったり、中にはごみを拾って会場をきれいに保っている人がいたり。
お客さんといっても、ただ消費するだけじゃなくて、ともに楽しむ、カルチャーを盛り上げることもできるんだな、と。
今年再開したイナズマロックフェスの開会のあいさつの時には、アーティストとファン双方が、二年間頑張ってきたことをたたえあうような素敵な空気がありました。
応援していたはずが、得たもののほうがずっと多かった
夏の初めには、OWVの対外試合を応援せねば!みたいな気持ちでいたんですが、参戦していくにつれて、いや、得難い体験をさせてもらっているのはこちらのほうだな、と思うようになりました。
夏の初めの自分はなんと上から目線だったことか。はずかしい。
今後も推しを応援しつつ、どんどん新しいことを体験して、吸収していければと思います。
でね、推しのニューシングルの先行配信が始まったんですけど
秋らしい、素敵なバラードなので、ぜひ聞いてください!