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【試合】のときの目標

この度はご覧いただきありがとうございます。メンタルコーチ箱﨑でございます。全アスリートが最大の力を発揮できる世界を目指し、日々活動しております。何卒よろしくお願い申し上げます。

今回は、【試合】のときの目標についてお話をさせていただきます。

あなたは試合に臨む際、どんな目標を持って臨みますか?『勝つ』『最高の活躍をする』『ミスはしない』『ベストを尽くす』などなど。おそらく、多くの方は何かしらの目標を持って試合に臨むと思います。

このように、目標を持って臨むことはとても大切です。なぜなら、目標を持った方がやる気が出るからです。そして、せっかく目標を持って臨むのであれば、ぜひ知っていただきたい大切なことが2つあります。今回は、そのことについてお話させていただきます。

1つ目に大切なことは、

【具体的な行動目標】です。

上述の『勝つ』などは、いわゆる結果です。結果は正直誰にもわかりません。そのため、結果を出すためには〔結果が出る確率を高める〕必要があるのです。そこで大切なのが、【具体的な行動目標】です。どんな状態であれば、『勝つ』確率が高いのか、そこを考える必要があります。

たとえば野球のピッチャーであれば、『6回を3失点以内に抑える』『独り相撲しない』ことが『勝つ』確率が高まるとします。そうすると、【具体的な行動目標】は『6回を3失点以内』と『独り相撲しない』となります。『勝つ』という結果目標ではなく、『6回を3失点以内』『独り相撲しない』という【具体的な行動目標】を持つことで、より試合中にやるべき行動に意識することができます。

なぜなら、『6回を3失点以内』とすると、≪完投しなくて良いので初回から飛ばしていく≫≪3失点できるのでピンチのときこそ強気≫という具体的な行動が、『独り相撲しない』とすると≪アウトカウントの確認を自分から行う≫≪ベンチ内では自分からキャッチャーに声掛けする≫という具体的な行動が明確になるからです。

そうすると、試合中に意識することは当初の『勝つ』ではなく、上述の具体的な行動(ピンチのときこそ強気、自分からキャッチャーに声掛けなど)になるのです。試合中にやるべき行動が具体的になればなるほど、集中して試合に臨めます。ぜひ、試合に臨む際は、結果目標だけでなく、【具体的な行動目標】も持ってみてください。


2つ目に大切なことは、

目標を達成したい【理由】です。

目標を持つことはとても大切です。しかし、その【理由】がワクワクするものであれば良いのですが、「いわゆる絶対に避けたいもの」などネガティブなものであった場合、その目標に囚われてしまうことになります。

たとえば『ミスをしない』という目標であった場合、その【理由】を考えてみてください。おそらく、≪監督に怒られたくない≫とか≪スタメンを死守したい≫などネガティブな要素が含まれていると思います。そうすると、試合中はそのネガティブな目標に囚われてしまい、本来の力を発揮できなくなる可能性があります。

もし【理由】が≪スタメンを死守したい≫であれば、『スタメンを死守』するためにはどうすれば良いかを考えてみるのです。そうすると、目標は『ミスをしない』ではなく『ミスを恐れず全力プレー』『ミスした後の切り替え』と変わるはずです。目標がポジティブなモノに変わると、それに囚われることはなくなります。そうすれば、1つ目の大切でお伝えしたとおり、〔結果が出る確率を高める〕ためには何をすべきかを考え、その行動に集中すれば良いだけとなります。

多くのスポーツが、これから試合の始まる季節となります。ぜひ、試合に臨む際には結果目標と、その結果が出る確率を高められる行動目標を持って臨んでください。

全アスリートが最大の力を発揮できる世界をつくる

プロメンタルコーチ箱﨑


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