いな。

循環する暮らし 自然に沿った暮らし

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円 調和 宇宙

すべては繋がっているという、ぼんやりとした感覚はあった。 自分の中でずっと持っていた根源的な問い。 この夏、長い年月をかけ、色々な人に導かれながら、幾つもの扉を抜け、 身体が素粒子まで解けたような気がした。 自分で勝手に意味付けしてしまっているのだろう。 人の数だけ答えがあるのだろう。 でも何だか嬉しくて、誰かに聞いて欲しくなって。 きっかけは幾つもあり、色んな事がはっきりと、 少しずつ、次々に、繋がっていく。 きっと多くの人が伝えたかったこと。 ある人に教

    • 半夏生

      前を走るトラックが 小さな草原を乗せて走っていた 風の通り道が 様々な模様を素早く描き 弾けるような光を放って 波打っていた 暖かな沼に沈み 根を張った小さな命は 水始涸 黄金の草原を 作るだろう 私たちの一部となり 光の道を作るだろう

      • またね

        涙が溢れてきた どうやって向き合うんだっけ 最初は信じられなくて 遠くに居ても揃ってまた会えるって思ってた二人 色んな思い出が蘇ってきて  出会ったのは商工会議所の起業セミナー 色んなテーマで一緒にディスカッションしたりして 同志だなぁって いなだまのロゴマーク デザインしてくれた お二人で我が家に遊びにきてくれたり 彼と彼女のお店オープンの日には オープン記念に配るお菓子を注文してくれたり 私がやたら作ってたビスコッティを持って 押しかけたり 素敵

        • いけのぬしとほしのはな

          最近の散歩の楽しみのひとつは いけのぬしに会いに行くこと (本当は用水路だけど、池の主って言いたい🤣) 最近まで気がついていなかったのか 急にいけのぬしの存在感が大きくなってきたのか わからないけれど いけのぬしはいつも元気よく鳴いている 思わず笑顔になってしまうような間抜けな声で (失礼🙏😅) そして到底スマートな泳ぎ方とは思えないような 水音を響かせている ばしゃーん ドボン バシャバシャー って😂 子どもが遊んでるみたいなんだよね 鳴き声

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        円 調和 宇宙

        マガジン

        • まとめられない長いお話を短編で
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          きじがはじめてなくころ

          きじがはじめてなくころ 東の空から 北斗七星の階段を駆け降りる 冷たい風をきって進むと 不要なものは飛んで身軽になり 少し寂しく懐かしい 暖かな場所へ辿り着く

          きじがはじめてなくころ

          海空

          今日の空は 雲の薄いベールがかかっていた 足元の キラキラと光る水をかき分けて歩く しばらく歩いていると 光る宝石を見つけた 手で掬ってみようとしたが 触れられない どこから光が出ているのだろうか そのまま歩いていると光は私に付いてきた どこまでも  優しい光で私を照らす 気が付かなかった ずっと 側にいてくれたんだね 触れられなくても 目を閉じても 瞳の上に

          暗闇は 私の友達 私をすっぽりと包んでくれる 闇の中に居ると安心するの 少しずつ 感覚が研ぎ澄まされていく 耳を澄ませば聴こえてくる 木々のささやき 優しい あなたの声 草花の息遣い 虫の歌 命の芽吹きと発酵 より 空気が澄んでいく そして きらきらと光る輝きを見つける

          魂が震えること

          二つの名前。 一つは本名で、もう一つは自分で付けた名前。 4年前に自分で付けた名前が、こんなに浸透するとは思っていなかったし、 もっと良い名前を思いついたら変えようと思っていた。 でも未だにこれ以外のものが全く思い付かず、 すっかり自分のものになってしまった。 迷いそうな時も、自分が在りたい姿、自分の原点、 進むべき方向を指し示してくれている。 誰かに説明する時も、気持ちが熱くなるし、 自分を生きていると感じる。 でも 魂が震えるという感覚ではない。 本名。 氏

          魂が震えること

          夏のある夜、私は空を見上げながらベランダに座って 県外に住む母に電話をかけた。 昼間は鬱陶しい夏の空気も、夜になるとひんやりとした風が吹き 心地よいと感じる時期。 私にはどうしても伝えなければならないことがあり、 その時を逃したらそれはまたいつになるか分からなかった。 母が電話に出たことが、私には奇跡のように感じて嬉しくなる。 どう切り出して良いのか少しだけ迷ったが、単刀直入に伝えた。 急にどうしたの? そう聞かれて、私は説明しようとした。 その瞬間、声が震え、涙

          父と宇宙物理学

          父は 宇宙が好きなのだろう。 大学は物理学科へ進み、母と出会い結婚した。 仕事も研究者の道を選んだ。 家の2階の父の部屋は、 カラーボックスで部屋が仕切られていた。 北側の静かな空間。 カラーボックスには、ぎっしりと本が詰まっており、本が壁を作っていた。 宇宙物理の本、相対性理論の本、小説は宇宙の旅シリーズなど、同じような題名の本や科学雑誌が並ぶ。 それに負けず劣らず母も沢山の本を持っていた。 父の好みとは異なり、文学小説が多かった。 私は沢山の本に囲まれて過ごし

          父と宇宙物理学

          私の祖父と般若心経

          私の祖父はお寺の和尚さんだった。 私が生まれた時、私の鼻の形が祖父の鼻の形とそっくりだと、 誰もが思ったそうだ。 元々 両親は『ひろみ』という名前を考えていたらしいが、 和尚さんの尚を名前にもらうこととなった。 祖父は私をとても可愛がってくれた。 週末は車で20分程かけて、お寺に行くのがお決まりだった。 小さな頃は祖父とよく指相撲をして遊んだ。 私は指相撲が得意だったので、大抵私が勝った。 「尚子は、ほんに指相撲が強い」 と言って、負けた祖父は嬉しそうに笑うのだった。

          私の祖父と般若心経

          見えている世界 共有したい思い

          最近 夜はいつも曇り空 今日は 久しぶりに晴れて星がよく見えた そんな日は想像する 地から足を浮かせてみて 空高く 宇宙から見た地球は とても輝いている そこに在る小さな命達 どの命も 色んな色で輝いているね どこから来たのかな 時間を遡っていく 地球上に暮らす 生き物全ては  38億年前に誕生した たった一つの細胞へ 私は地球から生まれました 私達は地球の子ども 私達は地球そのもの 一人ではないよ 私達はたくさんの命の集合体 繰り返される生と死 全

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