自分に合った暗記方法を探してほしいという話
自分に合った暗記の方法をしたら確実に実力が上がっていくよ、と誰かが背中を押してくれたら受験勉強もあんなに苦じゃなかったのに。
誰かが自分に合う学習方法を一緒に考えてくれればよかったのに。
過去の自分に伝えたい勉強の仕方について、いつか発信したいと思っていたので、長くなるだろうが気合を入れて書いてみたいと思う。
とても読みやすく、納得のいく記事だったので、活用させてもらいたいとして、コメントでお願いをしてみた。快諾いただいたので、失礼のない範囲で引用させていただく。
成績を上げる=暗記です。
おおむねその通りだと思う。
わたしは進学を希望する生徒の集まる高校に通っていたのだが、高校2年生のある日、「暗記が苦手なこと」を明確に自覚した。
それは本当に、受験勉強においては弱点なのだ。
人なんの意味もない『名称』や『文字の羅列』を覚えるのが苦手でした。
abekoさん(かしこそうなお医者さん)もそうであるという。もっと重症かもしれないが、私も本当に無意味な字の羅列が苦手であった。
世界史が特に苦手で、「ラーマーヤナ」と「マハーバーラタ」しか、今も出てこない。(それも、すごく時間をかけて勉強したにもかかわらず)
■覚え方の3つのコツ
1.参考書は好きなものを、好きな数だけ使う
2.1回目はさらーっと全部読みましょう
3.参考書がなくても、何も見ずに、書いてあったことを思い出す
最強の暗記術は
何も見ずに、勉強することである。
昨日覚えたことを何も見ずにすべて思い出すこと。
そうであろう。私も高校時代に同じように教えてもらった。
「俺は日本史の一問一答を何度も繰り返し取り組んだよ。できたのを塗りつぶして、参考書が使えなくなるくらいまでして覚えたよ。」
(早稲田大在住予備校のチューター)
「日本史は、同じ参考書を7回くらい読んだよ。とりあえず目を通す。もうそれだけ。」
(東大を目指していたけど、センターで失敗して同じ大学に来ていた大学生で、自分と比べてとても点数は高かった)
「これと決めた参考書を繰り返し読む」
「完全に覚える」
かしこい人はみんなそういった。これが真理なのだと思う。今も昔も。
しかし、わたしはこの繰り返し読む学習方法が合わなかった、と思う。
そこで私は悩んでいる過去の自分にいってあげようと思う。
「苦手な教科は、自分で勉強の仕方を工夫するしかないんだよ。自分自身と向き合ってできる方法を探るの。自信をもって進めて。」
なんて抽象的なと思うが、少し説明していく。
日本史がとにかく覚えられなかったわたしは、ネットで調べて「石川日本史B講義の実況中継」全4巻(くらいだったと思う)を購入して読んだ。ストーリーが語られており、流れが頭に入りやすいのだという。用語暗記と縦のつながりが苦手だった私は、これを読めば日本史がわかってくるだろうと期待を込めて買った。
4周目だったと思う。高校三年生の大事な時期に読み続けていた。しかし点数に繋がらず、このまま読んでいても、きっとできるようにならないという思いが日々明確になっていった。
その後も迷走して、一問一答にチャレンジし、バカ高映像授業も両親にお願いして受講させてもらい、結局試験直前にはとっても薄い問題集の左側のまとめを丸暗記した。(よく考えたら、これが私に合う参考書だったって同じ結論かな。)
苦手な単語暗記や縦のつながりは、参考書を読むだけでは頭に入らなかった。でも得意な学習方法とは、だいたい自然に見付けているものなのだ。過去のうまくいった学習方法を振り返ると、そこに答えはある。
結果的に
単語は、「語呂合わせで覚える。単語と語呂を繋げるイメージを絵にかいて絵ごと覚える。」
縦のつながりは「要素を少なくして図を丸暗記する。」
これが一番有効だった。
私は、ワーキングメモリ(作業記憶)が低めである。(おそらく)
だから一気にたくさんのことを覚えるのは困難なのだ。
新しい文字の羅列も、つながりも。
だから、苦手なものは繰り返し読んでもひっかからなかったのだ。
イラストや語呂といった手掛かりや要素を少なくすることによって、時間をかけて頭に入れていく工程を大事にしなければいけなかった。
それが私に合った学習方法であった。
こういう試行錯誤があり
「苦手な教科は、自分で勉強の仕方を工夫するしかないんだよ。自分自身と向き合ってできる方法を探るの。自信をもって進めて。」
と思うのだ。
塾の講師時代から含めてプライベートで何人かに「自分に合った学習方法を一緒に考える」というお手伝いをしたことがある。救われたという子と会ったときには、私も生きていてよかったと思ったものである。
こんなタイムリーな記事もあった。
わたしが信じているインフルエンサーの一人で、noteの入り口はここなのだ。お金がかかるけど、良かったら読んでみてほしい。面白かった。
手書きの文字が記憶に残りやすい
これは私もそうなのである。手掛かりの一つになるのだろうか。
だから、私は今でも覚えておきたい本の内容は手書きで、さらに絵を付けてまとめる。すごく手間も時間もかかるけど、そうするとより正確に脳内に閉まっておくことができる。
最後にabekoさんの言葉に戻る。
どのページから始めてもいい。
参考書はどこから始めてもいいという。この言葉については、勇気づけられた。本を開けたとき、つい最初から読もうとしてしまうけれど、大事なところを見付けてまとめることが私にとっては効率のいい読み方だったりする。
早速明日のインプット作業から実行してみようと思う。
(もしわたしの考えについても意見があれば教えてほしい。)
おまけ 最近の記事。これを読んでさらにファンに。これからも先生の文章を読んでいきたいと思った。よかったらこちらも。(勝手に宣伝)
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